ルミとマヤとその周辺
- タップ
- スクロール
あらすじ
誰の心にもあるはずの、思い出という、たからもの。おさない姉妹の、かわいく、やさしく、じんわりする、ノスタルジックな物語。――小さな姉妹・ルミとマヤ。北国の町に住んでいます。お父さんはいません。音楽家のお母さんは忙しいのでいつも二人ぼっちです。でも、淋しくなんてありません。ノスタルジックな昭和のストーリー!
入荷お知らせ設定
?機能について入荷お知らせをONにした作品の続話/作家の新着入荷をお知らせする便利な機能です。ご利用にはログインが必要です。
みんなのレビュー
-
ヤマザキマリさんは蕪村言うところの「しほからい(涙の味)」が、作品の深い深いところで、地下水のように流れている作家さんだ。それが最もよくあらわされているのが、本作品であろう。瞳の奥に軽やかな翼で羽ばたく夢を持ちながら、その上に重くのしかかる諦めの色を宿した、高校生の主人公。自分の生き方を貫き通すため、子どもたちに寂しい思いをさせてしまう母親。毎日2人で遊びながら母親の遅い帰りを待つ姉妹。姉妹を見守り、そして心配する人々。誰が良いとか悪いとかでは、無いのだ。皆最善を尽くして日々を精一杯に生きている。時折涙が出てしまうのは、彼らが報われないからではない。それはいつ報われるのか、どんな形でなのか、今はそれが誰にもわからなくて、不安になってしまうからだ。優しくて、そして寂しい風が吹く野原で遊ぶ子どもたちがとても美しい。
by 赤い雲- 1
-
3.0
可愛い子供たち
音楽家の母親が仕事で幼い姉妹に留守番をさせて働いている。
周りの大人タチは、不規則な音楽家ではなく日中の仕事にすれば良いのに、子供達が可哀想と口々に言うが、、
主人公の高校生は上の階に住んでいて幼い姉妹と仲良し。その2人は母親が遅くても母を大好きでのびのび育っていて、主人公は自分の夢と家族の生活の狭間で揺れている‥。
なんだかありそうでなかったヒューマンストーリー!!by 蜂が飛ぶん- 0
-
5.0
泣けます
ヤマザキマリさんの作品は、テルマエ・ロマエ、イタリア家族…と読みましたが、ルミとマヤが一番好きです。
ヤマザキさんの子供時代が元になっているお話で、どれも素朴で懐かしい昭和の暖かみがあります。
私はどの話も涙無しには読めませんでした。
ほっこりしたい方におすすめです。by YUNA9- 3
-
5.0
素敵なおはなし
高校生の進路のお話?と思ったら
たくましーいちっちゃな姉妹のお話でした。
現代にも通じる温かいけど苦しくて、いろんなおうちの想いが切なくつのってきます。
ヤマザキマリさんのお話なんですね。テルマエロマエの映画で知っている作家さんですが、漫画は初めて読みました。好きな世界観です。浸れます。by pontaro- 0
-
5.0
外からは見えない幸せ
無料分を泣きながら読みました。主人公の姉妹の周りのいろいろな家族の、厳しい現実とそれぞれの幸せの形が描かれ、結末では心に明かりが灯るような物語です。街並みの絵が昭和生まれには懐かしい。子どもたちが中心になる物語なので、子どもにも読みやすいと思います。
by 狸提灯- 0
同じ作家の作品
Loading
関連する作品
Loading
みんなが読んでるおすすめコミック
最近チェックした作品
>Loading
5.0