サム子さんの投稿一覧

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作品レビュー
投稿 47件 / いいね獲得 33件
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投稿 81件 / いいね獲得 26件
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11 - 20件目/全38件

  1. 評価:4.000 4.0

    弓さんのように、家族の内で孤立するのは寂しいだろうなと思います。大家族で暮らすことが多かった時代は、たくさんの兄弟姉妹がいて誰かしら気にかけてくれたり世話してくれたのだろうけれど、今は基本的に核家族だからその辺はいっぱいいっぱいで頑張らないといけない人が多い。自由の代償といえばそれまでだけど、都市部では地域の絆もどんどん失われていっているのだから、各家庭はますます孤立するばかり。こういう子のことを何とか掬い上げる制度を国や地方公共団体単位で考えられないものか、と思いました。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    古典に題材を取った物語です。母親違いの兄妹である男女が入れ替わる話で、こんな設定の物語が平安時代に成立していたとは驚きでした。
    お互いの立場と性を取り替えた男女それぞれが宮廷に仕えて話が展開して行きます。二人とも優秀であるがゆえそれなりに成功の道を歩くのですが、結局は破綻して本来の自分の立場へと再び入れ替わって行きます。
    心の動きや場面の説明が丁寧に描かれていて物語に引き込まれます。原典に見られる深い人間心理も取り入れて話に深みが生まれ、読み応えのある内容になっていました。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    ほのぼの、しみじみ。

    高齢出産の話は周囲にも多く最高で54歳で初産された方を知っているけれど、正直なところ70才で出産はあり得ないと思って読む気がしませんでした。評価が高いことを知って試し読みをしてみたら読んで良かったと思うほど面白いです。
    命の大切さや思いやりのある人間関係の温かさ、人にはそれぞれの事情があり色々な人生があって各々が尊いこと。そんなふうなことを感じさせてくれる漫画です。

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    初めての歴史ものということで野心作であることは間違い無いと思います。でも…ゴメンなさい歴史好きの目からはかなり物足りないです。

    史実に対する新しい観点として上杉謙信女性説を採用したのは面白かったし景虎周囲の人間模様も丁寧に描けていて良かったけれど、長尾家武将の面々や小島弥太郎があまりにも可愛すぎて…弱肉強食の血で血を洗う戦国時代、取り巻く状況もやっている事も極道並みの闇世界なのにその闇も人間臭さも全然感じられないところにリアリティの薄さがまずありました。

    武田を描くにしても資料の読み込みが甘いなーと…信玄の貴族然としたルックスは新鮮だったものの信義に篤く内政に軍事に辣腕を振るったカリスマ武将の魅力を描いていないところが謎だし、山本勘助があんな小ちゃい虚弱そうな男なのは何故…馬場信春とか高坂弾正を登場させた意味?典厩信繁始め討ち死にシーンに感情移入全く出来ず、温泉で何度も出くわすのも不自然。
    Wikiから貼ってるだけの部分もバレバレで、やっぱり歴史に対する造詣の浅さが現れてしまっています…
    (細かいですが、信玄の弔いで皆黒装束だったけど黒を着るのは明治以降の新しい習慣なので戦国時代に黒装束って凄い違和感です。)
    足利義輝が折角登場したのに設定が雑で突然ナレ死ししてしまったのも残念。

    女性漫画家の歴史ものは古いところで池田理代子「ベルサイユのばら」大和和紀「源氏物語」山岸涼子「日出処の天子」などが有名で、竹宮恵子も「吾妻鏡」を描いていますが全て歴史観が確立された名作揃いです。その辺りと比較してしまうので酷ではありますが、今回の東村先生には少し力の不足を感じざるを得なかったです。

    • 1
  5. 評価:3.000 3.0

    がんとは関係の無い話が多い

    大腸がんを患った作者の体験記ということで、身近にがん患者がいるため興味を持って読んでみました。

    何話か読むとがんについての話だけでなくて作者の家族や知り合い・仕事についてなどの話題も多く、「がんまんが」と銘打った作品にしてはやや中身が薄い印象を持ちました。

    他にも気になったことがいくつかあります。特定の人物の行動について、後に作者を煩わせることになる言動に「フラグが立つ」という表現で紹介する箇所が散見されましたが、取り立ててあげつらう程の事でもないのに一々大袈裟だと感じました。

    また過去に関わった人物のことを悪く言ったりするどうでもいいような場面が多いので、そういった内容が気に障るかたにはお勧めできません。

    抗癌剤の影響で感覚器に現れた異常の描写など参考になる部分も確かにありますが、作者の生活や仕事のうち病気とは無関係の個人的な事柄には全く興味がないので、途中で読むのをやめました。

    • 1
  6. 評価:3.000 3.0

    産科の色々な話がわかる

    ネタバレ レビューを表示する

    エピソードを読み進むにつれて、産婦人科の色々な事情が分かるようになります。難点は、主人公が産科医とピアニストを兼業しているところに荒唐無稽な印象を受けてしまうこと。養護施設出身という環境でプロとして通用するレベルまでピアノを習得することができるかといえば残念ながら難しいと考えざるを得ない。その上、激務で知られる産科の医師という職業とピアニストを両立できてしまっている設定には無理がある。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    介護って大変だ。自分の娘に見てもらえて幸せだと思いきや、実の親子だから遠慮がなくわがままな自分を曝け出してしまう。実の親子だから不満や不安をぶつけ合ってしまう。大切な存在だから心安らかにいて欲しいから無理してしまう。義母を看取った私は一歩引いた立場だったから、まだ客観的に自分を見ることができたのかもと、サブ介護者の作者の視点から描かれたこの作品を読んで感じました。

    • 0
  8. 評価:2.000 2.0

    まず、虎杖君の戦うための動機がより良い死だというところがよくわかりませんでした、ごめんなさい。ゲーム感覚で死生観を考えている人ならしっくりくるのかも知れないけれど、人間関係や感情の描写・いわゆるキャラ設定が甘くてどこかで見た気がする…と思いました。両面宿儺といえば20年くらい前の「カルラ舞う」という漫画を読んだことがありますが、本格的な呪詛戦闘もので登場人物の背景もリアルに描かれて段違いに読み応えがあります。人が簡単に沢山死ぬ漫画は飽きられるのも早いと思います。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    酪農業の現実を認識できる

    北海道の農業高校の物語。酪農中心に農業実習特に経済動物やばんえい競馬の馬などの世話といった農業高校での授業内容および学生生活が描かれる。合わせて酪農業の厳しい現実、それを打破する方策や可能性についても紹介される。食糧生産という第一次産業の重要をギャグタッチの人間模様を楽しみながら認識できる興味深い内容の漫画だと思う。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    いろいろなあやかし(妖怪)が次から次へと出てきます。作家さんの想像力に感心しつつも、人の想念のこもるところには何かしらの力が宿り、そしてそれは蔑ろにしてはいけないものだという日本古来の自然観や宗教観が表れているような気がして面白いです。
    戦いなどややハードな描写がある一方で、読み終わると何故か絵本を読んでいたかのように癒されているのも不思議です。

    • 0
全ての内容:全ての評価 11 - 20件目/全38件

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