いろいろ突っ込みたいが…
読み手には壬氏=皇子で、母親は阿多だと察しがついているし、本人たちも知ってて言わない感じだよね。
ならば、猫猫の養父の羅門は、この母子の犠牲になって膝を壊され後宮を追われたわけだ、罪人として。
いくら可能な限りの最善の手とは言え、壬氏、どのツラ下げて彼を呼び戻すことができるんだ?
どのツラ下げて助けを求められるんだ?
一応切れ者であるはずの壬氏が、羅門の過去を完全スルー?確か調べてたよねぇ?
それとも自分が皇子なのに皇弟のポジションにいることと、自分の誕生と同時に後宮を追われた医者とは、全く何の関係もないとか思ってるわけ?
しかも、母親を替え玉として呼び込む?いつも通り「皇弟は病気」でバックれればいいだけなのに、政治の場にまで関わらせて。
それに、阿多が太皇太后、もしかしたら現皇帝にも、全く遺恨を持っていないと言える?まだ全容が分からないとは言え、彼女が今までの不審死の真の黒幕ではないという確証は?
そうやすやすと、朝議の場に入れていいと思ってるの?
あまりに軽率な行動ばかりなので、いずれ納得のいく説明があるといいんだけどな。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~
139話
第六十一話 狐と狸の化かし合い -2