2.0
名は体を表すとは言うね
5話まで読んで、って起承転結の起さえ終わってないとは思うが…… 被害者の僕と加害者の君+僕に惚れている君と君と関わりたくない僕(本気で避けはしない)、しかも複数人って不均衡がなんともつらい。
タイトルそのままじゃないか、と言われれば確かにその通りではあるんだが。
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20691位 ?
5話まで読んで、って起承転結の起さえ終わってないとは思うが…… 被害者の僕と加害者の君+僕に惚れている君と君と関わりたくない僕(本気で避けはしない)、しかも複数人って不均衡がなんともつらい。
タイトルそのままじゃないか、と言われれば確かにその通りではあるんだが。
まず「舐め腐った王国のやつら全員コロす」は変えられないとして、自分と協力者の力では手段を選べないからでもなく、そこまでやらずにはいられないくらい憎悪に駆られている様にも見えず、単に主人公が正しいから、のように話が進むのに引っかかる。
例の中盤の事件でも淡々と結果を眺めているし……
そこは喜びを爆発させたり逆に自分の行いを噛みしめつつ再び復讐を誓ったり、事の次第を聞いた協力者がうろたえたり新たに野心を隠し持ちはじめたりと大きい見せ場になるだろうに。
あとはよくある、帝国が聞き分けが良すぎる+王国が無能すぎるので主人公にいいようにあしらわれる点。国情が悪い程度しか読者はわからんのにサクサクと自害すんな王様。
アクションに力が入っている点、主人公が卑屈ながらも常識人の点を除くと他と変わらんというのが正直な感想。ヒロイン枠なんて一人か二人で十分、いっそいなくてもいい気がするが。
主人公の自信のなさも気になる。「確かに試合なら負けないが、実戦を知らない自分が騎士団で師範を勤めるのは力不足。とはいえ訓練場に呼んでいただけるのなら喜んでお相手いたしましょう」とか言ってほしい。
シンプルに最強が悪いやつをブッ飛ばす話。
周りを小馬鹿にしているフシのある敬語丁寧語使わない主人公、そんな主人公にとことん卑劣な憎まれ役を充てて正当化する流れもシンプル。
41話3巻終了でサクッと完結、タイムリミットを横目にラストまで突っ走れ!
このへんの話でありがちな、敵役がバカ過ぎ問題も「ゴール前日まで順調に進んでりゃもう勝ち確定ルートでしょ」と油断するのも分かるし、敵役の欲深さだって知ってるゲームの展開そのままだと知れば「せっかくだから一番難度の高いエンド狙う」、のもありそうな話。まあ皇太子は最後までバカっぽいけど。
気になるところをあげるなら、「二人目って早くね?」とか「3年間療養ってもはやそれは」とかVIP指揮下の大敗潰走から反転大勝利とか、後日譚のタイムラインの甘さですかねぇ。加えて手紙も謎が多いけど、ここは差出人を匂わせる以上は蛇足な気も。
28話まで読、いいところは出てくるキャラが自分から見た視点しか持てない点。「そんなの綺麗事じゃねーか」という視点が数多あるからこそ、受け入れ乗り越えようとする主役二人が光る。
97話まで読、冒険者=暴力で全てを解決しようとするチンピラ、の世界観の中でも人間らしさ、心の弱さを捨てられない主人公が熱くてカッコいい。「敵なんだから殺したって何も思わない」「勝ったやつが正しい、だから勝つためなら何したっていい」なんて一瞬で割り切れる奴は立派なイカレポンチだろう。
無料21話まで読。正直なところ、このヒロイン関わりたくないタイプです。正論を語って「間違ったこと言ってますか? 意見があるなら言ってください」とか人前でもやってきそうで。そして聖女候補から降ろされた途端に自信喪失ってのもなんか覚悟足らなくない?
聖女の力は知識や技術だと知ってるじゃないかアンタは。
ここからは想像というか妄想。先代の聖女が大きい権限を持っていたところを見るとこの国は王権と聖女=神殿の二重権力だったりしないか? で、ヒロインの両親は王室派で、牽制のはずのヒロインが先代の聖女に心酔しているのを見て王子と折衝、代わりの妹を輿入れすること+多分聖女派のハノーバーにヒロインを結婚というメダル付きの追放で手打ちとしたと。まぁこれだと両親も王子もヒーローもみんな繋がっていて、ヒロインだけが振り回された扱いになるんですけどね。
無料20話まで読。とりあえず裏切った仲間達はどぎついセリフで煽ってはくるんだが…… なんか主人公が9999lvになっただけの小物っぽいんですよねこれ。身内であっても「僕から復讐を奪うのか?」とか威圧しちゃうし、復讐相手には「えっこの程度なのぉ?」とかからかっちゃうし、となにかと「最強の僕カッコいい!」してくるアンタも大概だぞ。んで、言われ尽くしてるだろう無限に打てるガチャで最強ハーレム、は率直ツラい。どいつもこいつも「主人公ステキ!」なんだもの。一応ゴールドさんという豪胆鷹揚年上男? もいるけどな。
何より主人公がガチャ配下達をどう思っているのか、がわからない。例えば、ガチャ配下の忠誠心は揺るぎないものの反応は画一的で機械と話しているようだ、だから道具以上に思えないとか。そうすりゃ途中で関わる駆け出し達に変に肩入れしたり、その上で配下に「合理的ではない」とかダメ出しされてイラつくとか揺らぎを作れるんではないかな?
無料30話辺りまで読、原野を切り拓いてサバイバルするぜ、自体はそこまで文句はない。万能農具に同居モンスターのクロにザブトンとveryeasyだけど。
問題は、作中で「ヤりました」の意の文字はよく書かれる割に、シーンはもちろん相手との関係や感情が省かれてるところ。そこはみんなの妄想力に期待、ってそれは手抜きっていうんだぜ? 「俺も嫁が欲しい」って言い出した途端かわいい吸血鬼が現れて、血を提供してすぐに「ケダモノから性獣、今は旦那様と呼ばれている」って端折り過ぎ。(吸血鬼ルーにとっては隠れ家付きの便利な宿主なので、遊び相手になってやってもいいと思っても変な話ではないか?) そこからルーを追ってきた天使、故郷を失ったエルフ娘、鬼人に獣人と続々と女の子が増えて、「いやー身体が保ちませんわー」って彼女たちの第一印象くらい言いなよ主人公。
エロって情緒的なもんなんだからさ、単語だけ並べても小中生風の下品なギャグにしかならないでしょ。
例えば、真っ最中の表情が見たい、と相手の顎に手を伸ばしたら首を振って外されて「繁殖動物が余計なマネするなってことか」と傷つくとか、ベッドから降りようとする相手に、もう少し一緒にいて欲しい、と甘えたら「しょーがないなー」と応じてくれてなんか泣きそうになる、とかさ。
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俺にトラウマを与えた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです