5.0
紙の単行本だと第1巻に
ゆまの話、ハルタの事故の話まで収録。
区切りのいいところで終わる。
瑞希の話、あいの話へと続く第2巻を読むと
「じつは、全部の話がつながってること」に
気付きやすいと思うのですが、
(梶間くん、真山やカンナも再登場するし…)
電子書籍だと
話の区切り方がまたちがうので、
「じつは全部の話がつながってること」を
実感できるまで、少しかかるかもです。
第1巻を読んだ段階では2つの短編という印象。
第2巻を読むと「あっ続きモノだ」という感じになると思います。
短編集として読んでも
もちろん面白いですが、
続きモノとして読んでいくと
さらに面白いです。
話の時系列がランダムに出てくる点は
たまに混乱させられるけど…!
でもだいたい話が分かってくると
「次は誰の話がくるか」と楽しみになる。
どの話も最終的には
みんな前を向く終わり方なので
後味がいい。
男女とも異性にモテモテ同士が
最終的にくっついちゃったのは
何か微妙にモヤッとするモノはあった…。
2人とも他に想いを寄せてくれる人たちが常にいたにも関わらず、そっちにはいこうとしなかったからかも。
でもいい終わり方だったし、いい話です。
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潔く柔く