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森田って少し前まではカタギで底辺だったのに、裏の社会で黒幕をしている銀王様が考えた警戒とほぼ同じ思考が出来ているんですよね。
生まれながらの体が何かしらの鍵との事で声を掛けたみたいだけど、中身がどう育つかは別問題な上に現在進行形で生命の危機に直面しているなら現状の打破すら織り込み済みかもしれないのでヤクザ者の世界って怖いと考えてしまいます。
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森田って少し前まではカタギで底辺だったのに、裏の社会で黒幕をしている銀王様が考えた警戒とほぼ同じ思考が出来ているんですよね。
生まれながらの体が何かしらの鍵との事で声を掛けたみたいだけど、中身がどう育つかは別問題な上に現在進行形で生命の危機に直面しているなら現状の打破すら織り込み済みかもしれないのでヤクザ者の世界って怖いと考えてしまいます。
なんで待たずに無量分が70話という半端な位置なのかと思ったら、もしかして「煽動」(どうしてか変換が出来なかったので代用)と「拿捕」に「邁進」は福本伸行先生が他に描いた作品を知ってるとニヤリとくるからなのだろうか。
まあ私にとって単行本の3巻はカイジが勝ちたがりになっていく片鱗を見せてくる、この回が収録されている本という印象が強かったけれども。
小狡いが服を着て歩いてそうな村岡に対して「何言ってんだこの人……」と思っていたら、その数コマ後に伊藤開司も「何言ってる‥‥‥⁉︎」となっていて、つい吹いてしまいました。
それはともかく、こっからが本番な状況に間に合ってよかったね坊ちゃん。
鷲巣麻雀のガラス牌とは私達みたいな一般人からしたらともかく、ちゃんと雀力のある人達みたいな視点だと要するにガラス牌による三味線をしたりされたりが容易い雀牌なのが良く分かる回となっております。
てっきり銀王様が当事者かと思いましたが、どうやら私の杞憂だった様子で安心しました。
変に気を揉んでしまった分、ちゃんと森田がヤクザ者の世界でどんな事をするのかを見た方が良い気がしてきます。
歳下だってのに、どういう訳かさん付けで呼びたくなる人ですね零さん。
今までは常に眩しくにこやかなイケメンでこう言っちゃなんだけど腹の中が黒そう、という偏見で彼を見ていたのが恥ずかしいです。
銀王様が「そういう真似」ではなく「あんな真似」という言い回しをしているのが、何故か引っかかってしまいます。
具体的な説明を森田には出来ない段階である以上ただの考え過ぎだったら良いのですが、その時分ですら不可思議な生々しさが纏わりついてくる契約の内容が気になる所ですね。
後に「ワシズ 閻魔の闘牌」で判明する事なのですが魔物を退治するには同じ力を持つ魔物しかいない、という考えの下にとある特殊なルールの麻雀を強いるご老体に対して全財産を片手に挑戦をした過去があるんですよね。
同類とアカギが断じる(とはいえ原恵一郎先生のぶっ飛んだ作風のお陰で、二匹目の泥鰌とはならないのが凄い所)のも、あちらを読んでみればつい納得してしまいます。
どうしてあんなホラーじみている遺体になったのかがある意味で最大の謎と言えますが、どうやらスカパー版によると持ち運びが雑だったせいで奇怪な死後硬直となったみたいですね。
咄嗟にあんな真似が出来るだけでも、十分に上等な人間だと思うけれどもね私みたいな平々凡々からしてみれば。
銀と金
018話
銀と金18