5.0
知っておくべき現実
こういうことって、知る機会がなければ知らないで済んでしまうこと。きっかけがなければ知らないまま。この作品を通して広がればいいと思う。
私は知人の家族が精神疾患で、やはり、もう死んでくれていい、帰ってこなくていいと言っていたけど、それってきっと誰にでも言えることではなくて。この作品にあるように、家族も苦しんでいる。患者に寄り添ってあげてくださいって言われるらしいけど、健康な人が病むほど苦労する必要があるのか。家族って何なのか。愛があればできるかもしれないけど、家族だから愛してるわけでもない。憎しみの対象になってもおかしくないのは誰にでも理解できる。なのに、愛さなかったら責められるのか。愛する人に尽くして幸せって人もいるかもしれないけど、そうじゃない人もいます。自分の子ならまだしも、配偶者なんて他人。ただの法律で出来上がった関係。法的な義務とか理解はできるけど、縛られる苦しさ、逃れられない苦しさはある。何が正しいのか永遠にわからないかもしれません。
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「子供を殺してください」という親たち