5.0
壬氏が猫猫の部屋を訪ねて来ても、気まずくて出れずにいたら「開けたくないなら、開けなくてもいい。」と壬氏に言われたときの猫猫の表情!拒絶してるとは思われたくないってことだよな。
扉を挟んでだけど、背中合わせで話してる姿…グッと来るね…グッと来た。(2回言ってしまった。笑)
猫猫がね、自分からね、背中合わせにね…(皆さん同じもの読んでるんだから知っとるわな。笑)成長したし、素直になってきた。もー泣きそう。
「実際、たまがあるかないかの違いだ。」「別に見るわけじゃないし。」と思っている猫猫。(いや、見るかもしれんやろ!てか見るよ?きっと!!あ。そうじゃなくて、)壬氏が牛黄を渡そうと扉を開けたら珍しく猫猫がビクついてる。ほら、意識しちゃってるやんか。もう『壬氏=宦官=男じゃない=安全』ではないとわかってる。今までの自分への態度が単なるからかいじゃなかったってことも。
ただ、「私にとって、壬氏さまは壬氏さまです」という猫猫のことばは壬氏にはこの上ないことばだったやろなぁ。身分でも容姿でもなく自分という人間を受け入れてくれる相手がいるというのは人生で最も幸せなことなのかもしれない。
そのうち、牛黄やら熊胆やら冬虫夏草がなくても、興味本位でもなく「壬氏のため」に自発的に色んなことやりたくなるんじゃないかなー。
猫猫、壬氏は本当に色んな意味で男前だねぇ。あの状況で指先が触れてもそれ以上何もせんとか…まぁまだ何か言いたいことがあったみたいやったもんな。でも猫猫聞いちゃいねえ!聞いたれよ!笑
ふたりなら上手く補完しあえそうやし、頼むから幸せになってくれー!
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薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳
122話
第五十三話 月の君 -1