4.0
ただただスゴい、と思って読んでます。
この漫画、月刊誌の掲載時にリアルタイムで読んでました。
その時はなんだろ…自分もアラフォーだったと思うけど未婚独身で相手もしばらくいない時期だったので、家庭も子どもも考えるような状況じゃなかったからか
へえ~面白いな、くらいの…ちょっとひとごとな距離感でごく軽めの感想だったような記憶です。
で、時が過ぎアラフィフのいま、めちゃコミで見かけて再読してみたら…
すごっ!!!!
40代でこんなハードな節約して、地道~に足りないものをうめようとしてるし
ミライちゃんに自分のでき得る限りで最大限ののものを与えようとしてる感じがするし
アラフォーの体力で漫画家の仕事と幼児の子育て…
いや自分はもうアラフィフで、それと比べたらアラフォーなんてまだ体力あったほうだとは思うけど
それでもこの生活はすごいよ!!!
と…。
なんか体力の衰えを感じるお年頃のいま、以前より『もし自分だったら…』と自分に引き寄せて読む感覚になったみたいで
アラフォーの気力体力で、子どもに対してこれだけ愛情持てて子どものためならここまで出来るって、すげーな…!と。
リアルタイムで読んでた頃よりただただスゴいと、感心しきりで読んでしまってます。
自分なんか、ナナオさんよりもっと欲しいものもはっきりしてなくて計画性もなくて、子どもという存在に対する思いもそこまではなくて
まあそれは思春期、性格もちょっとこじらせてて両親の険悪な雰囲気になる喧嘩も見て
結婚にも家庭にも子どもにも全く夢が持てなかったという
そこからのスタートだったからというのも理由として挙げられるかも知れませんが
どちらにしても、もう少し年齢を重ねて好きな人ができたりしてからは結婚や家庭や子どもを漠然と想像して夢見ることもありましたが
付き合ってもそこに至ることはできず
結局、自分の家庭・子どもを持つことに対しての熱量というか…思いも足りなかったんだろうなと思います。
リミットに間に合わすことはできませんでした。
子どもを持たないって、人としていちばん大事な仕事をできなかったかなっていうような…
なんだろう、そういう『だめだった』感が自分にはあるのですが
ナナオさんはちゃんと愛を持って子どもを育てたいと願って、そうできている。
計画性がなかったとしても、ナナオさんとミライちゃん二人でも、自分はとてもいい家庭だと思うのです。
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おひとりさま母さん