5.0
素晴らしい漫画
戦争未亡人で京都の料亭の長女のいち日は34歳、大阪のやり手投資家山口の三男周は多分京都大学に通っている19歳。料亭の立て直しというていで乗っ取ろうとする山口から送られた婿という設定。内容は料亭と他の料亭、山口長男の縁、次男栄の婿入り先の東京の川島、その周辺の人間模様が、とうとうと流れる川のように(大河ではないけれど)次々と進んでいく。
その底には、いち日の飾らない美しさやシャイだけれど内心は人や料理に対する情熱が溢れて、それがどんどん周りに良い影響を及ぼしながら料亭が建て直され、周との関係がドキドキする素敵なものに変わっていく。最初の夫との思い出話や戦後引揚者からのエピソードなど、とても丁寧に1950年代を描いていて、本当に素晴らしく、金額を忘れて全て読んでしまった。この先も本当に楽しみ。
絵も細かい人間模様や性格をきちんとかき分けており、ストーリーとよくあっている。素晴らしい作品だと思った。
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ながたんと青と-いちかの料理帖-