レモンケーキ好きさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全15件
  1. 評価:5.000 5.0

    嫁と姑の戦い

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    よくある「嫁と姑の確執」をこれでもかと、一話目から描写されています。

    優しい男性との結婚、海外での挙式、家族の祝福、やりがいのある仕事と、幸せの絶頂にいたヒロインが

    悪魔のような姑によって不幸のどん底に落とされます。

    しかし、この作品ではまるでゲームのように一回目の不幸な人生を、二回目としてやり直しできる設定になっているのです!

    もちろん、現実の世界ではこんなローリングプレイのような「失敗した人生での記憶」を学習した上での「同じシチュエーションでの人生やり直し」なんて、とても無理ですが。

    ヒロインの反撃を読むのが、とても楽しみです!

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    裏切りにつぐ裏切り

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    優しい旦那さま、かわいい赤ちゃん。
    世界で一番幸せだと思っていたヒロインはが夫に不倫相手がいると知る。

    泣いてばかりいられないと証拠を集めて弁護士に依頼し、集めた証拠を「すごい」と誉められる。

    開き直る夫、義母からの我慢しろ攻撃、愛人からの罵倒・・・。

    ここまでは、アメーバブログやYouTubeでもよくある「サレ妻」の反撃パターンです。

    この漫画はこれでは終わりません。
    まず、メンヘラ気味の愛人が妊娠します。親友に相談して、愛人の嘘を破る協力者をGETします。
    しかし「ヒロイン側の人間性で裏切り者がいる」と、愛人本人から連絡が来ます。

    次から次へと目まぐるしく変わる展開に、メガ離せません。

    • 5
  3. 評価:5.000 5.0

    リアルな会話

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    地方都市で育った従姉妹同士。

    法事では、男の子の従兄弟は遊んでいるのに、女の子は台所仕事でこき使われる。
    封建的な狭い地域社会の息苦しさが、リアルに描かれていた。

    親が娘の進路を当然のように決め、生活圏も否応なしに狭められる。
    亡くなった従姉妹は、地域社会を脱出できないままだった。
    主人公は、県外の大学に進学してそのまま帰郷はせず、自活している。

    二人の人生がどのように交差していたのか、また主人公はどのような未来を選ぶのか。

    「地方都市あるある」の光景をリアルにドラマにすることで、従姉妹の死が息を飲むようなサスペンスもののように感じられた。

    続きがとても気になります。

    • 60
  4. 評価:5.000 5.0

    単なる嫁いびり物語ではなく

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    一見、上品で優しそうなお姑さんが、素直な嫁をいびるよくある物語かと思ったら、そうではありませんでした。

    川東(かわつと)、川南(かーなみ)との地域を支配するご新造様と言う肥大化した自我の化け物のような「悪の姑」の権化のような人物が登場します。
    主人公の姑は、単なる意地悪な姑「川東一番のおこんじょう(意地悪)」ではありませんでした!

    なんと主人公へのいびりすら、巨悪であるご新造様と対決するための布石だったのです。

    現代の日本ではあり得ない設定や、壮大なストーリー展開に驚愕します。

    人名、地名は日本風ですし、ガラケーとは言え携帯電話も出てきますので、一応パラレルワールドとしての日本が舞台と考えると良いかも知れません。

    一話ごとに「次はどうなるのだろう?」との場面で終わりますから、読み進めるのがとても楽しみでした。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    三つ子妊娠の壮絶さ

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    三つ子の妊娠がハイリスクだとは、何となく知ってはいました。
    しかし妊娠がわかった途端、妊婦自身の両親や夫の両親にも話をして、協力を求めるなど具体的な状況に改めてびっくりしました。
    出産がハイリスクであること、出産後も家族の協力体制が必要であるとは、知識としてはわかっていましたが直面した人の気持ちは初めて知りました。
    我が子である妊婦を死なせてはなるまいと、三つ子の出産に反対し、中絶してくれと言う実母を説得するなど、壮絶さが伝わってきました。
    また早産を防ぐため、頚管を縛る手術の描写は、内臓を引っ張られる気持ち悪さと違和感、水すら飲めない不自由さ辛さの描写がリアルでした。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    惹きつけられる展開

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    よくいるカップル
    よくいる占い師

    の光景から始まりますが
    のっけから主要キャラが死んでしまうという展開は余りありません。
    キャラも可愛いし、絵柄も好みなので、早く続きを読みたいです。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    対照的な二人のバツイチ女性

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    不倫されて、証拠を集めて、弁護士に駆け込み、慰謝料を取って離婚した主人公の女性と、その友人が出てきます。
    友人も元夫に不倫されて離婚するのですが、慰謝料もなくあっさり離婚します。

    いつまでも恨みが晴れずに引きずる主人公と、さあ次の恋愛を!と前向きな友人の違いが対照的で面白いです。

    可愛いギャグタッチな絵ですが、登場人物の心理が丁寧に表現されていて、読み応えがありました。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    責められる母親のつらさ

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    子どもが睡眠障害と言う、れっきとした病気なのに、その知識のない医者や保育士から「努力不足」として、責められる母親の辛さに心から共感しました。
    この努力不足と言う誤解や呪いは、様々な場面で母子を追い詰めます。

    寝ない子や発達障害を持つ子どもの保護の方は、ぜひこの作品を読むと辛さが少しでも和らぐと思いました。

    同時に、周囲の方が一人でも多くこの作品を読んで、睡眠障害や発達障害の知識を身につけてほしいです。

    育てやすい健常児しか育てた事がないのに、この作品の主人公のお母さんを責めるような事だけはして欲しくないからです。

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    人間関係のリアルさ

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    結婚するまでの過去の描写や設定作りが丁寧で、それだけで一つの作品のようでした。

    しかし、結婚と言うハッピーエンドで終わらないのが人生です。

    ゴールインした二人が、一見しあわせそうな日常生活は続いているのに、心が離れていく描写もリアルでした。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    骨太のギャグ

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    大盛のぞみさんの作品を初めて見たのはInstagramでした。
    きわどい、えぐいと言われそうな、女子刑務所や風俗店勤務での出来事を、日常生活として淡々と描いていて衝撃的でした。
    人間的でおおらかな作風で、きれい事では済まない辛さも、まるで農村での生活のように牧歌的に表現されていました。

    こちらの作品も同じく、題材はInstagramの作品よりマイルドではあるものの、一般人には充分衝撃的な仕事を淡々と語り、ものすごーく面白い話にまで料理されています。
    正に骨太のギャグと言う言葉がぴったりでした。

    読むと面白いだけでなく、社会勉強をした気持ちにもなれる素晴らしい作品です!

    作者のたくましさに脱帽するとともに、生きる勇気をもらえます!

    凄まじい逆境でも、まったく悲壮感なく、料理の腕や才覚で乗り越えていく作者の人間力は圧巻です。

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