5.0
リアルな描写
浮気され、離婚を考える妻は多いと思います。
自分の気持ちに整理がつかない人には、大きなヒントをもたらしてくれる作品です。
かつ、オシャレでスタイリッシュなイラストのような絵なので、フィクションとしても、ノンフィクションとしても楽しめます。
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浮気され、離婚を考える妻は多いと思います。
自分の気持ちに整理がつかない人には、大きなヒントをもたらしてくれる作品です。
かつ、オシャレでスタイリッシュなイラストのような絵なので、フィクションとしても、ノンフィクションとしても楽しめます。
作者のサバサバした感性と、ポップで可愛い絵柄で、カジュアルな心霊体験を読む事ができました。
いわゆるドロドロした怨念と言うよりも、人間くさい日常の延長線上に、それぞれの異世界の住人が存在しているのが興味深いです。
また、作者の人の良さや、人間性にも好感が持てるため、特殊能力があっても選民思想のような鼻につく奢りはありません。
作者自身が「ヘッポコ霊感」と名乗るようなシロウトっぽさがカジュアル路線を固定しているような気がします。
霊能力がある主人公が、心霊現象を解決するストーリーと思いきや、連続殺○人事件の真犯人捜しもからみ、二転三転する展開にハラハラし通しで、あっと言う間に全話を読了してしまいました。
警察捜査の設定が、少し詰めが甘いかも知れませんが、高校生カップルが主人公ならこれでも充分面白いです。
襲われた女の子が、ご都合主義で立ち直れない描写は、作者が女性のせいかリアルで共感がわきました。
人生の終わりがたまたま孤独なだけで、遺体が腐ったり溶けたりしてしまう事があります。
様々な人生や様々な事情に、特殊清掃で関わる主人公の目線は人間味があります。
悲惨な最期であっても、彼のような人に清掃と言うかたちでも関わってもらえ、悼んでもらえる事で、救われたような気がしました。
いつどこで、どんな人生になるかは、本人にもわかりません。
少子高齢化社会に生きる私たちに、この作品に登場する死者に未来の境遇を重ねる人も、多いのではないでしょうか?
様々な問題を考えさせられるも、作者のユーモアや温かさに笑ったり、救われたりする良い作品でした。
『空気読んでこ』が作品最初の頃の凪の合言葉。
軽薄な同僚、不公平な職場、本来なら当然抗議してしかるべき状況や待遇でも、周囲とうまくやるべきとの義務感から自分の内心の声を押し殺している。
本当の自分を押し殺しているうちに、恋人と思っていた慎二や、友人と思っていた同僚の自分を、悪しざまに言う言葉やLINEを期せずして聞いたり見たりしてしまう!
前半の主人公の過剰適応ぶりと
すべてを捨てて、生まれ変わろうとする努力にすごく共感しました!
まだ八話までしか読んでいませんが、続きを早く読みたいです!!!
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捨てられ女の処方せん