叔父さん、作家さんだから調べ物も完璧。ルプス島の波の強弱を利用して、天候が悪くなった時に、船から波にさらわれたふりして、ロウィナと3人で飛び込んで、反対側の洞窟まで逃げるつもりなんだ。危ないかけだけれど、キリアン・デボンシャはロウィナが考えてるよりはるかに危険人物だから、これが彼から逃げる唯一の機会。もし、これで逃げられなかったら、一生ロウィナは彼の操り人形、でも、ダミアンにはそうなってほしくない、と覚悟を決めた。でも、本当に大丈夫?そんなに泳ぐのうまいようにはみえないけど、この3人。ロウィナは婚約式のドレス姿だろうし。
5年前の原稿、メリサまだ持ってて、しかも叔父さんに見せたんだ。その小説を売り込もうとしてた不状況を浮気疑惑に使われたけれど、小説を書いてる時間は大切だったんだね。
記事で婚約を知ったおじさん。ロウィナが望んでいようでいまいが関係なく婚約を発表されたけれど、それを利用して、夏にルプス島へ行き、婚約式用の花を弔花にする覚悟で。
叔父さんとボール遊びをするのを待ってるダミアン。乳母さんがどこかへ行った隙にキリアンやってきた。この人、ずっとダミアン見張ってるの?
ボール遊び、したこともなければ、今もしない、ってキリアン、何しに来た。
ロウィナが誰でも一つくらい弱点を持ってるし、絶対に傷つけちゃいけない大切な人がいる、って言ったって聞いて、キリアン、まさか、大切な人、自分だと思ってないでしょうね。
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愛人は逃げる
039話
愛人は逃げる(39)