ドウンは10歳の時から今の屋敷にいて、一緒に来た乳母も2年前に逝って、生米かじってたって、なんで大人になってから女をあてがって、米も炊けなかった頃には、誰も世話する人を着けなかったんだろう。
今より乳母といた頃の方が食事が疎かだったのに、エナは無邪気にお気の毒、とか言われておもしろいわけがない。
貧しい食事を少しでも良くするためには、下ごしらえあって忙しいのに、お姫さまは使用人に怒鳴らせて足を揉めだと?身分をわきまえ、自分の男に手を出すな、だと?ドウンの前ではしおらしい女を演じてるつもりかもしれないけど、呆れてるよ。
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雲を照らす夜明け
014話
14話