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勇者召喚後の歴史観
勇者召喚の話は多い。だが、黒っぽい作画タッチが、なかなか良くてひかれた。召喚先の状況、歴史がしっかりしていて面白かった。
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49284位 ?
勇者召喚の話は多い。だが、黒っぽい作画タッチが、なかなか良くてひかれた。召喚先の状況、歴史がしっかりしていて面白かった。
いろんなキッカケで、気持ちが動いたり、閉ざされたり。大人になって、経験を積んだからって、大胆にはなれない。むしろ、好きになる事に臆病になってしまう。嘘で乗り越えようとする事に、共感しづらかった。だが、仕事ぶり生活態度の現実感が、応援する気持ちにさせてくれた、
全てを捧げて、異母弟のために成した、捨て身の献身。手紙で真意を伝えながら、悪評を被り悪事に手を染めたのに。なぜ弟には、伝わっていなかったのか?
アカデミーで、無双の活躍をした高い知性の持ち主でも、貴族の慣習に従い、イマイチどころかハズレの婚約者と縁を結ぶ。悪縁を断ち切り、違うステージへ、お酒の力を借りて、ぶっ飛んで行く。
身分制度や戦争等等、過酷であった時代に、縁あって夫婦となった二人。貴族の姫君として産まれたが、愛より虐待の中で育った。愛を知らず自分を愛せず、自己肯定感が極端に低い。吃音は、彼女の中で家庭で育まれなかった人と人の、繋がりの希薄さを物語っている。まるで接点の無い二人が、急に夫婦となる。どうやって絆を育てていくのか??
魔法使いで、魔法の種類や能力を描いた物はあるが、どの動物の加護を受けたかで、能力設定が違うのが面白い。ゴリラは草食なのにあの筋肉とパワー!!育メンで知的!!と思ったら、女性がゴリラの加護を受ける。任務と恋と、ハラハラドキドキの展開。
自分の才能ややりたい事を、早く見つけられたり挑戦出来る事は、素晴らしい。だが、性別や時代の制約、家族関係や家の問題でなかなか思うように羽ばたけないのが現実(虚構の世界でも)
諦めず真摯に取り組むヒロインが、持てる力で、夢を引き寄せる温かな物語。
最高位の魔法使いが、父子家庭に再生する。皇帝の父上と、兄上二人、皇帝妃の母はすでに亡くなっていた。身体能力はリセットされていて、魔法使いとして最強の力も使えない、赤ちゃんとして意識が覚醒。冷酷で残忍な力で帝国を支配する父と、すでに父の力を見習う兄達。殺戮暴力で血に塗られた家族を、プニプニな赤ちゃんが、変えていく物語。
魔王と呼ばれ、領民や支配者達から、好き勝手に利用され使役された前世。優しさも、真っ直ぐな心も、自然の理解力も変わらない貴族令嬢。食事にも事欠く生活から、義姉の悪評を背負わされての政略結婚。彼女のブレない心情が真価が、夫を動かし、ちょっと不馴れな生活故のヤラカシも、乗り切る!!!二人が愛し合い伴侶となっていくのが、心が温かくなる楽しみな作品です。
こいしいからと、ずっと側にいられるとは限らない。愛して、いたら結ばれて末永く夫婦で愛し合い華族を作れるとも限ら無い。物語とは言え、妹と結婚を望んでた人と、妹が他の人と駆け落ちしたからといって、穴埋めに、我が身を差し出せるであろうか???ずっと?時間が経っても名前もまともに呼んでくれない人と…
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現実主義勇者の王国再建記