4.0
素敵な世界観
ぼったくりという言葉から、ちょっとおっかなびっくり読み始めましたが、思っていたようなものではなくて、とても清々しい内容の作品でした。料理人として味を極めるという姿勢に、努力することも悪くないかなと思えました。今は努力なんてダサいみたいな目で見られるけど、他人がどうこうって言うよりも、自分に誠実に生きることの方が大切なんだと教えてくれます。
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80349位 ?
ぼったくりという言葉から、ちょっとおっかなびっくり読み始めましたが、思っていたようなものではなくて、とても清々しい内容の作品でした。料理人として味を極めるという姿勢に、努力することも悪くないかなと思えました。今は努力なんてダサいみたいな目で見られるけど、他人がどうこうって言うよりも、自分に誠実に生きることの方が大切なんだと教えてくれます。
普通に面白いんだけど、特に興味深いのはどんなふうに霊を引き寄せてしまって、どんな人がどんな時に憑かれやすいかってことを明らかにしているところ。子供の頃から金縛りになりやすくて、成人してからもなることが多かったんだけど、ある時期からパタリとなくなって不思議に思ってて、それがこのお話の中の説明で思い当たることがあって、すごい納得してしまった。まあ、フィクションだとは思うけど、何かのきっかけでまた再発するかもしれないから気をつけておこうと思う。この作品読んでよかった。
頑張ってる女の子がまっすぐ健気で好感が持てます。でも、労働環境が今の時代と逆行してるし、深夜残業してるのに「仕事なめんな」は理不尽すぎだと思うのは私だけだろうか。主人公の前向きな頑張りに免じて先を読んでみたいとは思うけど、この働き方を肯定するような世界観は読んでて気分が悪くなる。ガラケー使ってるから、少し前の世代の話なんだろうけど、今現在でもこんな職場があるなら心底社会が変わって欲しいと思う。恋愛とか他の人間模様は面白くて好感が持てるのに、この設定のせいで読んでて希望が持てない。
どん底ギリギリの毎日を送っていたヒロインが、素敵な男性と出会って人生が変わっていくお話です。ヒロインは人生がうまくいかなくて日々悩んでいるけれど、前向きに頑張ろうと努力しています。その努力が報われるような出来事がある日突然起こって、もちろん同時に新たな悩みの種も出てくるけれど、総じて人生は好転していく。地味かもしれないけど、心温まるラブストーリーです。
主人公の二人だけじゃなくて、周りの人たちの人生も描いているのが良い。微妙な人間関係を漫画で描くのは小説より難しいと思う。私は読書するなら小説派だから、漫画を読む時も人物の表情や言葉の裏をじっくり考えながらゆっくり読んでしまう。絵の綺麗さだけで奇抜なストーリーをただ追う作品と違って、少しずつ作品の世界に入り込んでいけて、人物たちに共感したり心配したり、一緒に過ごしているような気分になった。過剰な事件性や性的描写を求める人には向かない作品。
登場人物がみんな自分の言いたいことを自由に言っているのが羨ましい。それは言わないでくれってこともちゃんと言葉で伝えている。現実では、何も言わずに暴力的に解決してくる人間もいるから。もちろん、言葉が人を傷つけることもあって、槙生ちゃんは過去に沢山の言葉で傷を負っている。程度の差はあるけど、みんなそう。その傷がケアされないまま人生が進んでいくことが普通だと私は感じているけど、この作品の世界観ではそれが少しずつ癒されていくような気がして、それが羨ましい。こんな現実だったら、いいのにな。
時代劇が好きなので読み始めました。着物のデザインや人物の髪、手指の美しさに見とれます。群雄割拠の戦国時代よろしく、渦巻く陰謀や命を懸けたやり取りにハラハラして続きが気になって、つい読んでしまいます。主人公の二人にはいつまでもイチャイチャしていて欲しいです。個人的に、時代劇で活躍する馬と、馬に乗ったり降りたりするシーンが好きなので(迫力満点だから)、この作品はそういう場面が多くて好きです。
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