5.0
着地点が楽しみ
あまり類をみない設定とスケールに惹きつけられます。不滅の存在と、それを取り巻く周囲の人間たちのドラマという点では少し手塚治虫の『火の鳥』を連想しました。最終的にどこに着地する物語なのか楽しみです。
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404位 ?
あまり類をみない設定とスケールに惹きつけられます。不滅の存在と、それを取り巻く周囲の人間たちのドラマという点では少し手塚治虫の『火の鳥』を連想しました。最終的にどこに着地する物語なのか楽しみです。
言わずと知れた大ヒット作で、ウェブトゥーンなるものを知り、はまるきっかけとなった作品です。
最初期の霞がかったような繊細な色彩と、ビアンカとザカリーがアルノー領地での乗馬やラホズへの旅路で少しずつ距離を縮めていくあたりのお話が本当に好きで、何度読み返したか知れません。
後半のストーリーの原作改変や作画の変化など諸々思うことはありますが、やはり今でもずっと特別で思い入れのある作品です。
無料で30話まで読みました。
当方女性で、ふだんはBL漫画を多く読んでいますが、四半世紀来の松浦理英子ファンでもありますし、結局深い関係までは至らなかったのですが女性とのお付き合いを考えたこともあります。
こちらの作品は、日常生活に入り込んでくる、どうしようもなく人を好きになってしまう気持ちのとりとめなさ、とでもいえるものを掬い取るのが秀逸で、一気に30話読み耽ってしまいました。
この先も少しずつ課金していこうと思います。
巷にはヤンデレを冠したお話が溢れかえっているにもかかわらず、ヤンデレの定義自体、どうも曖昧模糊としてよくわからないと常々思っているのですが、個人的な基準として真っ先に思い浮かべるのが本作のヤンデレ魔法使い、アリステアです。
彼はひとまわり歳上の魔法使いララに出会ったときから思いを懸け続けていますが、彼が12歳のときララはアリステアを守り石像と化してしまいます。気が触れてしまいそうになりながらもララの目覚めを待ちつつなんとか踏み止まってはいるものの、思いを拗らせアリステアはヤンデレ化してしまい… といったストーリーです。
ララがいつ目覚めるか知らないアリステアが、たとえ自らの死後であってもいつか目覚めた彼女が自分の痕跡を見つけてくれるよう、領主となり、治める街の学校や病院などにアリステアの名を冠する姿に胸を打たれます。
最後はハッピーエンドですが、個人的にこのお話の核心というか魅力の最たるものは、アリステアの孤独な奮闘の20年間に思いを馳せることにあるのではないか、と思っています。
最初、タイトルが単なるエロみたいで期待せずに読み始めたのですが、絵の綺麗さ、お話の暗さ、細かく心理を追うところなどが好みにドンピシャで、20話まで課金して一気に読みました。設定や概要はあらすじを参照していただくとして、以下、20話までの二人の関係性とストーリーになります。
贖罪意識から文字どおり身を投げ打って仕えるヒロインにエゼカイルはメロメロで、将来は二人きりでひっそり隠遁生活を送ることを目標に、危険が伴う目の治療に意欲的になっています。
いっぽうのヒロイン(ローズという偽名で通しており、読者にも本名は明かされていません)はエゼカイルに求められるまま肉体的に一線を超えはしたけれど罪悪感から恋情などは感じないよう律しつつ、彼の目が治り自らの身の破滅を迎える日まではとにかく支えようと、葛藤はあれど表面的には慎ましやかな侍女の態度を貫いています。
(盲目のエゼカイルは加害当時のヒロインの顔かたち、髪色、瞳の色まではっきり覚えていて、ヒロインは彼に尋ねられても髪色と瞳の色を偽っています。またなぜかエゼカイルが信頼をおく元乳母で屋敷の老女主人のセルバ夫人はヒロインの髪色を本来の茶ではなく赤と認識していて、これがヒロインの嘘のきっかけになりました。白内障か何かの色覚異常でしょうか?)
が、そんなローズの元に外部からの不穏な男の影がちらつき、その男はエゼカイルの父からの使者でどうやら彼女の正体を怪しんでいる様子…
ヒロインの身バレは時間の問題と思われますので、今後のストーリーの読ませどころとしては真実が明らかになってからのエゼカイルの愛情が反転した憎しみと執着ドロドロの愛憎劇(大好物!)になっていくのでしょうか…? 分不相応なほどに立派だというヒロインの本名が思わせぶりに明かされないのも気になる点です。それからヒーローが戦争の英雄という設定は数多あれど、今作のように凄腕のスナイパーだったという設定はレアで個人的にそそられます! それも今後の展開に絡んでくれると嬉しいのですが…
諸々の期待を込めて、星5です。
SNSでリアルタイム連載時から読んでいました。
SWIW(セックスワークイズワーク)とか言ってる管理売/春推進派の人たちは全員これ読んでほしい。とくに自分は性売買の当事者には絶対にならないのに、みいちゃんのような女性たちを研究材料にして安全圏から性の自己決定とか弱者の自己実現とかうそぶくエリート学者女性たち。性売買は自己決定とも自己実現とも無縁なので絶対にワークにはなりえません。
めちゃコミでなんとなく読み始めてドはまりし、書店にコミックス1〜7巻まとめ買いに走り、ヤングエースUPで最新の配信まで追いついてしまいました!
もぅ最っ高ぅーーーです!!!
人外のヒカルを人外のままで受け入れる覚悟を決めてどんどん強くなるよしきと、魂を喰らう本能に抗ってよしきの隣にずっといたいと願うヒカルの道行きが、アツくて、切なくて、愛おしくて、不穏で、狂気に満ちてて... 久しぶりにこんな感情が揺さぶられる作品に出会えて幸せです😭
モクモクれん先生の描く細密で味わい深い絵が大好きなのでコミックス買って良かったです。特に、いわく言い難い、なんとも絶妙な光とヒカルの数々の表情の魅力は言葉になりません... めちゃコミ様、引き合わせてくれてありがとうございました!
様々な読み方ができるかと思いますが、私は、いろんなタイプのキモくてクソな男たちと、そんな男たちに対するアンチテーゼであり究極の理想を体現した男と、そして女性たちの清々しいシスターフッドについてのお話として読みました。
まず、キモくてクソな男たちに関する分析は、他の追随を許さない本作の大きな魅力といえる思います。
愛さずに愛を搾取するばかりの男、マザコンの男、メサコンの男、愛を押し付け愛されないと恨む男、相手の心を殺してでも縛りつけておく男、等等...
これらの要約が適切なのかどうかはさておき、ひとつだけ言いたいのは、彼らを「ヤンデレ」とは決して表現したくないということです(ヤンデレ自体、曖昧な概念ではありますが)。
本作の男たちは病んでいるかもしれないけど、「愛」を捧げているのでは絶対にないと思うからです...!
ダメ男たちの解像度の高さと、彼らの辿る末路の残酷さにゾクゾクし、とくに後半は課金の手が止まらず一気読みしてしまいました。
そして究極の理想の男とは、本作の男主人公である騎士アナキンです。彼とヒロインのラブストーリーはこのダークで救いようのないお話のなかで夢のように美しく儚く、燦然と光輝いています。端的にいうとヒロインが死.ねといえば死.ねる男です。自らの欲望よりも愛する人の意思を優先します。その度合いが単に献身的というレベルを超え、本当に自我をもつ一個の人間といえるのだろうかと疑問が生じるほどで、ヒロイン同様に私自身が男性として彼をこの上なく愛しく好ましいと思うと同時に、それ以上に戸惑いを覚えてしまうという、非常に悩ましく特異なキャラクターでした。恐らくアナキンのような男は現実には決して存在しえないからこそ、二人の物語はこんなにも美しく儚いのだと今では思います...
最後に、立場や性格の異なる女性たちの関係性はとても清々しく、魅力的なものでした。「悪女」であるヒロインと、いわゆる善人で元小説内の正ヒロインとの関係性をはじめ、魔女、侍女、皇后それぞれとヒロイン等、よくある敵味方や勧善懲悪では語りきれない人間の複雑さや陰影が描かれていて、とても良かったです。
2025年夏現在、個人的にめちゃコミで一番のお薦めです。設定が少々込み入っていてとっつきにくい所もありますが、そこでやめてしまうのはもったいないです。損はさせません、ぜひ読んでみてください!
世の中にあふれる転生ものとひと味ちがった軽さと、小学生か!とツッコミたくなることしばしばのギャグのノリが独特のラブコメです。
好き嫌い分かれると思いますが私はとても気に入っています!ほぼ毎回すっとんきょうなギャグが入っており、堪える間も無く不意打ちの笑いが込み上げてしまうので、ちょっと人目のある所では読めません...
ラブストーリーはかなりゆっくり進みます。
皇帝はヒロインにベタ惚れで優しいけど過去のある事件のせいで人間不信だし、ヒロインも転生を隠しているためもあって、なかなか本当に結ばれるところまではいきませんが、二人のやりとりは温かくて面白い。変わり者のヒロインに対する皇帝の惚れ込みようはかなりピュアで、キラキラした少年の初恋のようでもあり、後宮ものにありがちなドロドロとは無縁なのも良いです。
登場人物が多くそれも美形ぞろいなのですが、割と皆クセ強めなので混同することもなく楽しめてます。
今後、ヒロインは元の身体に戻るのか、皇帝に正体を明かすのか、裏切られたと思っていた元恋人との関係はどうなるのか...等等、先は長そうですが、ぜひ最後まで読んでいきたいと思います。
62話(シーズン1最終)まで読了しました。とても良かったので、シーズン2の配信を首を長くして待ってます!
まずヒロインのキャラクターが良いです。
やる気なくローテンションのようでいて、然るべき時には深窓の令嬢らしからぬ胆力でもってきちっと筋を通すところが格好いいのです。
ヒロインに惹かれる執事と騎士、二人のイケメンとの関係性も素敵です。
執事エイデンの忠誠心と献身愛は最高だし、ヒロインが主人らしく彼を守ろうとする毅然とした態度は惚れ惚れするし、反対に、クールな彼女がエイデンにだけ見せる甘えも天然で可愛かったです。
ちょっと皮肉な騎士ルーカスとの、ピリっとしたやり取りも魅力的でした(簡潔ですみません、エイデン推しなので...)
タイトルに反し、ある事実を知ってからヒロインは死を選ぶことをやめ、贖罪し生きるほうに舵を切るのですが、それでも不思議と作品に漂う儚さのようなものは持続しているように感じられます。もしかしたらそこが個人的にこの作品に惹きつけられる一番の理由かもしれません。
少しでも興味がありましたら無料分だけでも読んでみてください、お薦めです!
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