読み返しです。
ルーシーの過去エピソード、血生臭さがの演出がエグかった...
回想に入るキッカケのデューとの血の誓い→ペドの餌食になり遺体で帰ってくる少女たち→ホラータッチの初潮って、少々くどいくらいだけど、これはイボールがルーシーを連れて行く、あの白い雪の夜のシーンへの対比的な積み重ねってことなのかな...?
降り積もる雪が血痕も悲劇も全て覆い隠して消してしまうように、冷たい氷の妖精のようなお嬢様が、ひとりの少女をその流した血と涙と絶望ごと無関心に包み込んで連れ去ってくれた、救済のお話への。
ところでルーシーのお婆さん、寝汚い...
ラナン卿とその愛人の痴態しかり、このお話って老醜というものを直視するようしばしば強いてくるよね。閲覧注意とか言われてるし大半の読者は歓迎してないと思うけど、作者の拘りのひとつなんでしょうかね。なんだか他の作品が物足りなくなりそうなアク強ポイントですよね 笑
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湖に投げられた石ころ ~二度目の人生は私のために~
026話
湖に投げられた石ころ ~二度目の人生は私のために~(26)