5.0
原作もサクッと楽しく読めます。
ぜひ読んでください。
原作者さまが昨年初夏の頃お亡くなりになっていたことをつい先日知りました。そのため原作も24年4月で止まっています。何度見ても止まったまま。いつか更新されそうで離れられません。
生き生きとしてかわいらしいヒロイン。
誰からも愛されるその性格と人の良さ。
ピアから予言された未来にはならないことを証明するように誰よりもそばにいて、誰よりも愛してる。そして誰よりも敵に回したくないルーファス。
できうる手段は全てにおいて手を回し、キャロラインから出来る限り接触させないよう全力で護る。
そして、誰よりもピアの味方でいてくれて、全身全霊で愛を伝え続け守り続けたこの年月。
ピアの能力が素晴らしいことはわかるけど、それよりもルーファスがうれしかったのは、ピアが何より欲しがったのがルーファスだったことかな。
家柄でも金でも権力でも何でもなくて、ルーファスから嫌われてしまうことを恐れて打ち明けたピア。予言通りにキャララインが現れて、大好きなルーファスから嫌われてしまうくらいなら、そんな未来は見たくないから、いっそいま婚約破棄してほしいと願い出るほどに。キャロラインがルーファスの心を奪うところを見ているくらいなら、この先の縁談は見込めないのは分かっていながらも離れようとしたピアの泣き顔がまた可愛い。そこからルーファスの予言通りにならないための全力の賭け。
もちろん、ピアと過ごす時間は欠かさない。むしろ欠かせない。あんな女なんかよりどれだけの権力を使ってでもピアのことを守り抜く。そしてそれだけ狙われるだけの価値のある女性になっていくピア。
原作でもなかったんだけど、キャロラインから見たピアたちも見てみたかったな。
ピアが狙われ続けて亡き者にすれば婚約者に私こそがなれる!みたいな輩が別に出て来て粛清されるところもあったんだけど。いや、ピアより能力持った女性も稀だろうし、王から好かれてる人をサツジン未遂って恐ろしいよね。それでルーファスから結婚してもらえるわけないじゃないの。
キャロラインは王太子と退場していったから。
あの毒入りクッキーえげつないもんね。
もっと読みたかったな、先生。
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弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった