4.0
真犯人は誰
没落した伯爵家の令嬢ジュスティーヌは、窃盗の罪を着せられ、病気の妹と共に路頭に迷う。妹を守るため物乞いまでして、必死に生き抜くジュスティーヌ。なのになぜか元婚約者フェルナンが、行く先々で彼女を中傷し、仕事を失うように仕向ける。ひどい。
でも、刺繍や裁縫の腕が認められ、王宮で働けることに。さらに、真紅の公爵シメオンと出会い、恋に落ちる、正統派ラブストーリー。
しかし王宮でも窃盗事件が続き、またジュスティーヌが罪に問われそうになる。
シメオンとジュスティーヌは真面目で責任感の強いところが似ていて、他人に対してとても誠実。
そして二人とも恋愛下手で、体の関係が出来ても、気持ちは打ち明けられないとか、ヤキモキする…
最後は真犯人が誰か明らかになりスッキリ。特に元婚約者をぶん殴ったところは最高でした。ま、フェルナンは最後までズレてるなあと思いましたが。
ロザリー王女のおかげでやっと二人も気持ちを伝え合い、ハッピーエンド。もう一つ意外なカップルのハッピーエンドもありましたね。
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見捨てられた令嬢と深紅の公爵