5.0
おひとり様は手強いぞ
婚約者であるケイオスが、王女の忠実な騎士で、いつもほったらかしにされていたヒロイン・ニコル。交流会でのエスコートもなし。行商の市でも王女のことばかり。ランチの迎えもなし。最後花祭りの花を、王女に似合っていたと言われて渡された時、ニコルの心は壊れてしまった…という酷い状況なのに、ニコルはすっかり開き直って積極的におひとり様を楽しみ出す。
王女命かと思っていたら、ケイオスがここにきて焦り出す。ケイオス、中途半端。女の子らしい令嬢とどう接していいか、とか、言い訳じゃん。いっそ、騎士道精神を貫き、隣国まで行ったら?と思ってしまう。悪気がなかったのかもだけど、ニコルのこと思いやれないのも、高飛車なところも、今のところ最悪の婚約者だわ。
ファンタジーの世界はカップルで参加するイベントが多い気がするけど、そのたびに傷つけられるくらいなら、吹っ切っておひとり様で楽しみを見つけたいでしょう。おひとり様は精神的な自立。自立した伯爵令嬢は手強いぞ‼️
- 7
おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中!