4.0
自立した令嬢のアンチシンデレラストーリー
婚約者に放置されて傷つくも、おひとり様の楽しさに目覚めた女性の話。本を読んだり、気ままにお祭りを散策したりと楽しそうなヒロインが素敵。
年上の同性としては、「子どもできて歳食ってからより早めにわかって良かったね!結婚前ならいくらでも選択肢あるよ!!」と言ってあげたい。
女性が男性に同伴してもらう文化は治安上の都合が大きいように思っていました。平和な国で何よりです。
家同士の為の婚約だろうに、家族の状況把握が甘すぎる理由の描写がないのは少し残念。持参金や支度金に大枚はたくんじゃないの?と違和感があります。
「女にとっての男は、魚にとっての自転車」という例えを思い出しました。釣れてもいない魚が自分のものと勘違いして慢心する、残念ヒーローの描写に引き込まれました。いるんですよねリアルにも。
下手にヒーローが改心して元鞘に収まるより、最後まで自分の人生を謳歌するヒロインがみたいところです。
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おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中!