色は匂えどさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全125件
  1. 評価:5.000 5.0

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    設定と画力の勝利で賞

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    電子単行本2巻までの感想です。

    織田信長と明智光秀、ドラマティックな関係性で日本史に残る主従が恋人同士で現代に再臨というお話。もうこの設定だけで面白い。
    タイムスリップや生まれ変わりは数あれど、大体前から恋人同士だったパターンですよね。宿敵同士が異性で生まれ変わるって、、ある気もするけど出てこない。

    忠誠心恐怖心恋心、複雑に揺れ動く気持ちと、一度は縁が切れた上司のパワハラという現実(しかもガワは両思いの彼女)にのたうちまわる明智くんがあまりに不憫!
    政治の機微に聡く、美少女のルックスと被害者の立場を悪用して元家臣をひたすら追い込む信長公の解像度が本当もう…
    更に誰もが知るあの人この人が周囲に加わり、豪華なわちゃわちゃ劇が展開されます。

    モブ女子らもちょんまげ勢も、デザインが被らずちゃんと見分けがつく画力、読者を疲れさせない表現力が素晴らしい。この設定だとヒロインの人格が一目でわからなきゃダメだと、ちゃんと作者が意識して描いてくれてるのが伝わってきます。

    忘れた頃に見え隠れする、「じゃあ何で光秀は信長を害したか」のホワイダニットもこの設定ならではの効果的なスパイス。
    できればクライマックスで作者なりの答えも見たいけれど、思い出した描写だけに止めても、このまま時薬に委ねるとしても納得できる気がします。

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  2. 評価:5.000 5.0

    誰かが傷つく展開が苦手な方にイチ押し

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    ほぼ全話を別途で読みました。

    過剰な露出や暴力、底が浅い悪役、主人公だけに降りかかる理不尽、そして不自然な性表現。
    ジャンルを問わず、ある程度マンガを読むと必ずお目にかかるこれら「お約束」。実は苦手という方、案外多いのではないでしょうか。
    「作者の実力と環境次第では、お約束を全く使わずに面白いマンガを成立させられる」と証明できてしまった、タイトルと別軸の「恐ろしい子!」がこの作品です。

    敵国に囚われた王女と、彼女から機密を引き出そうとする拷_問_吏らの、想像から掛け離れた攻防が延々と続きます。…と、ネタバレを避けようとしたところで表紙がまんまなので隠しようがないのですが…ええそうです所謂飯テロです。

    数百話に及ぶ「拷_問」を連載できる作者の手数の多さ、時折挟まる脇キャラの人間模様、バランス良いキャラクターデザイン。
    どこを切っても質が良く、薄っぺらいところがない。
    出るキャラ出るキャラ、みなさんバックボーンがちゃんとしてます。特にラスボスのはずの魔王様と、主人公の相方、じゃない拷_問_官トーチャーは連載中大人気でした。

    主人公の名前、待遇の謎などは、(全部ではないけど)終盤明かされるのでお楽しみに。
    くれぐれも夜中は避けて読んでください。

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  3. 評価:4.000 4.0

    読み切りにできたら良かったのかも

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    某所で10話まで読みました。

    タイトル通り、頭脳系ヒロインと、何故かリスに変身してしまった(折り合いがよくない)婚約者のお話です。
    絵が見やすく、設定とシナリオの矛盾は見受けられなかったので、星4をつけました。

    主役二人の関係性と、ヒーロー変身のフーダニット/ハウダニットが物語の軸にある作品。
    貴族の搾取子であるヒロインと、婚約者でありながら彼女の窮状を知らなかったヒーロー。リスの体になってようやく、自分が信じてきた世界の裏を知ります。

    キャラクターの肉付けが足りず、「その人物が何故そうなったか」がヒロイン以外誰も見えてこないのが気になりました。おそらく作者の中にも答えはないでしょう。連載にせず、コンパクトにまとめられていたら、アラの見えない良作になったのでは。
    この二人なら、色恋を絡めない穏やかなパートナーシップに落ち着くのが自然な気がします。が…編集サイドとしてはそうもいかないでしょうね。

    なお、ヒーローをリスに変えた犯人が見えてくるのは11話のよう。単行本は2巻で8話までなので、3巻に収録の見込みです。

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  4. 評価:5.000 5.0

    第一部完結おめでとうございます!

    某所で連載追ってます。
    数冊は紙で単行本購入しました。

    累計1750万部超え、アニメ制作が5期+劇場版。押しも押されもせぬヒット作ながら評価が分かれる理由は、文豪の名前と作品タイトルだけもらってキャラクターを再構築しているからでしょう。
    近代文学を心底愛する方が読んだら、推し作品が2次創作で魔改造されているような嫌悪感があると思います。
    パロディ好きには癖になるんですけどね。

    再読に堪える凝ったシナリオ、奇抜で遊び心いっぱいの人物デザイン&台詞回し。主人公だけ王道を歩かせ、他は奇人変人で固めた配役のバランス。
    青年マンガというフィールドと相性抜群の要素がいくつもあって、予定調和に飽きた目には楽しい。
    「万人受けを捨てたらヒットした」の好例です。

    教科書で見た名前のキャラクターらが、代表作関連の異能で戦います。実像を知らずに読んで、興味を持った人物を掘り下げると楽しいかも。
    何せ登場人物が多いので、元ネタの方がキャラが濃い人も、関係性が逆転してる人間関係もあるよう。
    間違い探し感覚で読んでみるのも一興です。

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  5. 評価:5.000 5.0

    お部屋にこだわりある方は必見!

    別途で単行本購入、プラス連載追ってます。

    ふふ、来ましたか来ましたねこれが!
    リクエストに応じてもらえて嬉しいです。
    運営さまありがとうございます。

    あらすじにある通り、裕福とは言えない生活の中落命した女性が、異世界の令嬢「シェリー」として転生し、夢だった素敵なお部屋での生活を叶えるお話。作画の重心までも人物<<<調度なので、漫画くらい美男美女はマスト、という方には響かない作品かも。
    (あ、デザインはちゃんと書き分けされています)

    程よく健気で機知もある、部屋オタクのヒロインがかわいらしい。お話を転がす人間関係のバランス、エピソードの起伏も程よいです。時代や貴族社会についても設定がしっかりめで、安心して読める。何より調度類のバリエーションが広くて楽しい。夢があります。
    「宝くじに当たったら、旅行に行くより自室丸ごとFran◯francで揃えたい」「リカちゃん人形のおうちに自分が住んでみたい」「シルバニアファミリーのお家、ドールハウスなどを自室の目立つところに飾っている」…そんな向きにはぜひ読んで欲しいです。

    単行本だけポンと見るとお高い印象がありますが、一巻では片面1pで一区切りつくマンガ×約140p。
    某所の更新回数で言えば28回分プラス番外編と、数字以上の読み応えがある感じ。
    試読でピンときた方は、読んで後悔はないと思います。

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  6. 評価:5.000 5.0

    「好きな自分」を追う女の子たちの奮戦記

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    別途で追ってます。

    理想の自分を現実にする為、整形手術で顔を変え、ファッションもメイクもセルフケアも日々やり抜く希。
    素材は極上ながら、周囲の求める「王子様」像に殉じ、なりたい自分と求められる自分の狭間で苦しむルカ。
    この二人の女の子が大学で出会い、物語が始まります。

    テーマがルッキズムなのは謳われている通り。ただ、このお話は単なる美醜に留まりません。外見を通して「どうありたい」「どう生きたい」にも踏み込んで深掘りしているのが見どころ。
    プラス、基本的なメイクの配色や服のバランスの取り方など、実践テクも満載。
    「自分の何かを変えたい、でも何から手をつけたらわからない」「私は何が似合うんだろう、どうなりたいんだっけ?」と悩む女の子たちにはヒントをくれる一作ではないでしょうか。

    これを書いている時点では、試読が短くて、作品の魅力が伝わりづらいように思います。気になる方は、無料公開などの機会に、せめて一話読んでみて欲しいです。

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  7. 評価:4.000 4.0

    世代の違う女性7人の日常譚(ごはん付き)

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    別途電子単行本で1巻まで、こちらではその続きにあたる15話から17話を読んだ感想です。

    年齢も仕事も状況もバラバラの女性たちが住むシェアハウスのお話。週一の夕食を通して、ちょっとした悩み相談をしたり苦い思い出を整理したり。
    「できる限りで金曜夜に集まる」いいローカルルールですね、共同生活に相互理解は必須だもの。
    ごはんも美味しそうだし参考になります。

    落ち着き過ぎてて10代20代の読者にはどうかな、と思ったらレーベルがエレガンスイブでしたか。ドラマにもなったヒット作「凪のお暇」でお馴染みのところですね。
    脂っ気のない作風が読みやすい。大袈裟なヒキや、読者ウケ命の強引な展開に疲れた目にはひたすら優しいお話が続きます。ちゃんと作者が話の手綱を握った上で、人物が生きて動いてる。(当たり前のようですが最近はヒット作でも当たり前じゃない涙)

    ここから具体的なネタバレです。

    2話目の「無料で読んだ作品を貶すな」論、正直引っかかりました。
    んー、そこを突き詰めると「プラットフォームの仕様を課金しないと感想書けないようにするべき」
    論になって、各サイトの特色を減らすことにもなるし、
    価値観や好みや読解力は本当に読者それぞれだし、
    基本どこも通報機能はあるのにレビュー残ってるってことはそういう事では?
    と思ったところで「ああ、このキャラ達が毎日数時間読んでるマンガオタな訳ないんだった…」と自己解決。大して読まない常識人が、顔見知りが苦しんでるのを見た反応としては自然かも。
    引き込んでくれる作品です。

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  8. 評価:5.000 5.0

    料理できてもできなくても面白い!

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    無料分のみ、しかも途中までですが黙ってられないのでレビューします。

    誰しもが一度はする料理の失敗。
    見聞きしたところでは、
    「パスタの一人前がわからなくて量を茹で過ぎた」
    「3連の計量スプーンの一番小さいやつ=小さじだと思ってた」
    などありました。今思えば、茹でたパスタは冷蔵できるし塩分は後から足せるんですよね。
    (かく言う私もお砂糖と塩を間違えるというベタなやつを履修済み…)
    お料理って、他ではあまり使わない用語がたくさんで、他の家事に比べて経験値が出やすい。そして調理器具や材料など、前提を整えるだけでも結構大変なんですよね…もちろん後始末も…
    レシピと調理のギャップを、人間関係やレッテルの功罪を絡めて、安定感抜群なコメディに仕立ててあります。

    苦手なお料理に、果敢に向き合うすみれ先生。単に健気なだけでなく、素人の本音(悲鳴?)がしっかり言語化されてるのでカタルシスがある。更に、彼女の女性としての意地や向上心、「自分を変えたい!」という意気込みに元気をもらえます。
    ああ、隣に住んでたら、全部手取り足取り教えてあげるのに!
    そして独創性溢れる即興曲を聴かせてもらうのに!笑

    程度の差はあれ毎度面白いことになるので、
    同じく料理が苦手な読者には共感を、
    通った道を振り返る読者には笑いをくれるマンガです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    滋味深い年の差婚姻譚

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    こちらでいう35話まで、別途電子単行本で読んだ感想です。

    地方の富農の末娘、田中花ちゃんと、東京の名家の訳あり長男で職業軍人、立花誉さんのお話。時代は明治大正の頃でしょうか。
    「日本の原風景」と枕詞がつくような農村と賑々しく栄える都市部の描写、
    のびのびすくすく育ったヒロインと厳格な家で教養を詰め込まれたヒーロー。
    二人それぞれが生まれ育ち暮らす世界の対比が明確でテンポも良い。目が飽きず、延々読んでしまいます。
    エピソードの見せ方も安定感があって、引っかかるところがない。描写の奥行きが深く、完全に大人の読解力前提で描いておられる。
    マンガのセンスや技量はもちろん、作品世界が作者の中にあるのをひしひしと感じます。一体どれだけ取材されたのかと思うと、少し気が遠くなりそう。

    軍人婿さんこと誉さんが、親の決めた結婚相手の花ちゃんに出会い、思いがけず安らぎを得る様がただただ胸熱。
    人生の醍醐味を真正面から捉えた作品です。

    横読みでは4コマの使い方が(所謂4コマ漫画と違うので)面白く、こちらの縦読みだと1コマが大きくて間の印象も変わります。
    お好みの媒体でお楽しみください。

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  10. 評価:3.000 3.0

    設定と話に齟齬がありませんか

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    無料分数話のみ読んだ感想です。

    うーーん、大事なピースがないまま、何故ないかの説明もなく話が進む感じですね。
    キレイな絵に甘え過ぎです。

    公爵家の令嬢で、家にふさわしくあれと育てられた(一人っ子らしき)ヒロインと成り上がり系の伯爵ヒーロー。ここまではなくもない…と言いたいところですが、、ざっくり下記疑問が浮かびます。

    ・モラハラ臭する父親はいるけど母親は?回想どころか「お母様がいれば可愛がってもらえたのかな」的な仮定もないのはどうして?

    ・兄弟姉妹がいない様子なのに、婿を取るのではなく嫁入り?お家大事と育てられたみたいなのに?

    ・100歩譲って父の愛人に叩き出された結婚として、侍女の一人もつかないの?

    ・父親や王族が、候補者を集めた時、夜の話を条件に組み込むことをしなかった理由は?

    ・公爵令嬢なら王族や上位貴族に、友達なり近親なり同性の頼れる人はいないの?

    ・自我がなさすぎなのは何故?優秀だったなら父親がダメでも家庭教師とかに褒められたりしなかった?

    ・彼側は軍略や交渉術、彼女側は社交術の教育を受けているでしょうに、自己開示も話し合いもすり合わせもしないの?

    これら「?」の理由が後から出てくる気配が皆無、というか作者側は気づいてもいない感じが辛い。正直、話を楽しめるところまで行ける気がしない…
    続きが無料公開されても、読むかはちょっとわからないです。

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