5.0
直球勝負のホラー漫画
ホラーがなぜ怖いか?
わからないから、我が身に起こるかもしれないから、に尽きるでしょう。この作者さんとは話が合いそう、と思ってしまいました。
話し手の男の子だけが共通する、オムニバス作品。
登場人物たちはみんな別人で、状況も色々ですが「よくある日常の延長」で怖い目に遭う事は共通しているよう。
途中までしか読んでないからかもですが、何故録画?配信?してるのか、話し手の創作の話なのか聞いた話なのか、それすらわからないのも不気味です。
冒頭で男の子が切羽詰まっている描写があり、話し手の男の子自身が最恐の怪談の主人公、という位置付けで進んでいるように見えます。
現在90話で、単行本もきっちり10話ずつ収録で9巻まで出ました。そう、今まさにクライマックスです。
一人の人間がたくさん話を作るとどうしてもパターンが見えてしまう(もちろん例外もいます)という経験則がなければ大人買いしたい作品。
- 0
僕が死ぬだけの百物語