5.0
売り物としてのアートについて
かくかくしかじか、左ききのエレン、ブルーピリオド。最近、美術系のマンガが注目されてて嬉しいです。
清掃業で身を立てる主人公が、画才を見出されてプロの画家になる物語。
と聞いて、「いかにもマンガw」「シンデレラストーリー?」と思った方!
絵の価値はエピソードも込み、という話が出てくるので、読んでもらえたら納得してもらえるかと。
プラス、拾う側の思惑も出てきます。
暇さえあれば絵を描く主人公一希、彼にチャンスを与える資産家の透、透に執着する画家千宏。クリエイターだらけの世界らしく、癖者たちの人間ドラマが展開されます。背景にはもちろん、モダンアートを巡るあれこれ。
各話タイトルが著名な作品なのも凝ってます。特に一話目「パーフェクトラヴァーズ」はかなり意味深。お好きな方はぜひ調べながら読んでください。
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いつか死ぬなら絵を売ってから