色は匂えどさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全101件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    ※オシャレな表紙ですがコメディです。

    別途アプリで追ってます。
    作者前作「翼くんはあかぬけたいのに」の脇キャラりおぴと、彼のお店のバイトくんのお話。

    一見すると才色兼備で性格も良い、会いに行ける王子様的カフェ店長の白鐘璃恩。陰キャな大学生バイトの藍沢と、ちょっとしたきっかけで距離が縮まり、(前作読者でなければ)誰も想像できないであろう日々が始まります。

    少女マンガでも違和感ない綺麗な絵で展開される、笑いの畳みかけがすごいです。電車にしろ学校職場にしろ、公共の場で読むのはおすすめしません。
    タイトルのBFFが何の略かは一話目ラストでわかります。
    とにかく現実を忘れて笑いたい時はおすすめのマンガです。

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  2. 評価:3.000 3.0

    NEW
    テーマはいいと思う

    別途電子書籍で3巻まで読んだ感想です。

    魔王(というのは略称で、「魔力の精霊王」)に転生してしまった高校生が、増長した人類に鉄槌を下すお話です。

    資源を掘り尽くす為に竜を殺し、魔物を洗脳して戦力に仕立て、こき使う世界。現代社会の風刺とも取れる世界を、搾取される側から描く構想はとても好み。主人公の効率的な魔力の使い方、人間のシステムそのものを利用する賢さもいいですね。
    服や装備は中世を連想させるのに整理番号の発券機があるなど、転生者がいる状況の描写に気を遣っているなあ、とも思いました。一応設定と噛み合わないところは少ないように思います。

    ただ…絵も表情もセリフまわしも繊細さがない印象。構図、コマ割りなども古く感じます。そのくせグロいところはしっかりめなのが…うーん。
    見せ方も、もう一工夫欲しい。セリフで全部言わせてるので、「いかにもマンガ」という感じで没入感がないです。ナレーションやモノローグなどを上手く使うなどしてもらうと、奥行きが出そうですが難しいのかな…
    「こう見せたい!」が伝わってくるなら、別に見開き文字の弾幕で世界観の説明してもいいのでは。ちょっともったいない作品です。

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  3. 評価:5.000 5.0

    頼むクオリティ維持して終わらせてお願い涙

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    電子書籍3巻、ここでいう51話「外の世界」までの感想です。

    なんて壮大、なんて面白い!
    そして胸が熱くなる久々泣いた!!
    「小説になろう」は現状別作品で有名ですが、この作品も看板になり得ると確信しました。

    幽霊とミイラとガイコツに育てられた素直で賢い少年、ウィリアム。個性的な親たちから教育と愛情を受けて成人するその日に、親たちの素性と自分が育てられた事情を知ります。
    更に大きな試練を経て宿命を負い、守護神との約束を果たす為、自分の人生を全うする為、旅に出ます。…ああ、こう書くとなんか少年マンガでよくある感じ…??
    筆力が足りない全然足りない!!
    今このレビューの為に訴求力が欲しい!

    指輪物語やフリーレン、魔法使いの嫁などのガチめなファンタジーがお好きな方は読まなきゃ損です。

    どうやら原作最新刊が2017年に出たきり止まっているのが不穏過ぎて、正直物語の行末以上に気になります。
    柳野かなた先生、多分もうプロット全部決めてますよね?原作とマンガ買いますので、どうかこのまま先を書いてください…!

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  4. 評価:5.000 5.0

    異界の扉は日常の隣に

    別途アプリで読んでの感想です。
    「遠き山〜」までで単行本二巻までの内容、そこからは作者の別作品の短編ですかね?

    人ならぬモノに好かれる装丁家の甚八と、日本画家の織座の物語。メジャーな妖怪、よく聞く都市伝説は出てこないようです。
    先入観なく作者独自の世界に招かれ、雨が降る前の日のような肌感の怖さを楽しめるのが素敵な作品。

    ちょうど、ここで公開されている内容のすぐ後から織座の過去編が始まるはず。個人的には、せめて1話は無料にして読者を集め、7話までは(ポイント制としても)マストで公開して欲しい漫画です。

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  5. 評価:5.000 5.0

    ままならないから恋なのです

    「少女マンガって綿菓子みたいな恋愛ものばっかでしょ」
    という偏見は未だ多いのではないでしょうか。そして作品ごとではなく実際売れた部数で見たら、7、8割方は展開が読みやすくて読者にカタルシスと陶酔をくれるマンガが支持されているのでは。

    この作品は、少女マンガの王道を行く画風で、シリアスともトゥルーとも思えるストーリーを描く水城せとな先生によるもの。キラキラ甘々した他作品と一線を画しています。

    どこか頼りなく見えても、恋の甘さも苦さもちゃんと知っているヒロインのいちこ。マンガらしくかわいいルックスの中身は、時にズルくて時に衝動的な、等身大の女性です。男性陣も、誰一人読者の期待通りには動かないし、読者が憧れるような夢物語から遠いところが辛めの評価の要因でしょうね。

    個人的には、短い巻数で恋愛の全てを描いている、と言っても過言ではない良作だと思います。
    読書歴にも珈琲やウィスキーが欲しくなった方にはおすすめ。

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  6. 評価:4.000 4.0

    期待し過ぎない方が面白く読めるかも

    職場やプライベートの理不尽無茶振りジャイアニズムを一刀両断!な時代劇的読むデトックス、人気のようですね。
    バラエティ番組を連想させるタイトルに胸躍る方もいるでしょうが、過剰な期待は禁物。反面、厄介者が易々と引き下がらないのは説得力があります。

    お人よしキャラが板についてしまったヒロインが、色々な局面で歯に衣着せぬ後輩に助けられるお話。
    役者が変わりながら似た展開が続くのを
    「言うてリアルも役割固定化しがちだし、人間そう簡単には変わらないよね」と見るか、
    「またか、いい加減どうにかしろ」と思うかは読者次第でしょう。こういう匙加減って本当に難しい。

    社会人を何年か経験すると出くわす、ちょっとした?トラブルメーカーを正論で叩きのめすヒーローが爽快。悪役寄りのキャラも、たまに意外な奥行きがついているのが好みです。
    がっつり追うより、気が向いた時見るくらいの読み方が向く作品かもしれません。

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  7. 評価:5.000 5.0

    物書きで食べていくということ

    何か小説を買う時、今時の読み手は何を足がかりに購入を決めるのでしょうね。好きな配信者の紹介?コミカライズを読んで?あるいは売上部数でしょうか?
    もしあなたに、本屋大賞他、ひっそりと気にしてる賞があるならぜひ推し作品作者を語り合…じゃない、こちらおすすめです。

    大学生の頃、文芸部で小説を書いていた主人公黒田。就職して社会人として評価されていた中鬱を発症して、創作の喜びを思い出してしまい、プロの作家を目指すというお話です。

    今時WEB上ではなく、出版社の賞を入り口に選ぶところといい、主人公は概ね真面目で真っ当な人。
    なのにでもだからこそ、小説が絡んだ時に垣間見えるエゴが「ああ、この人は既に小説家なんだ」と読者をワクワクさせてくれるのです。

    文芸部の後輩でありながら先輩作家の黄泉野とその担当編集犬飼、新米編集者幸田他、脇役らも個性が光る人たち。
    やや絵にクセがありますが、はっきり言ってこの話には小綺麗な線は似合いません。

    「このマンガがすごい!2025 オトコ編」13位と、まさに今評価されてきているマンガでもあります。マンガの最前線を追いたい方は今すぐ読んでください。

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  8. 評価:5.000 5.0

    鳥山明らしいコンパクトなSF

    ポンコツ気味の宇宙人と科学者の心温まる?交流の物語。
    とある目的で地球に降り立った、自称エリートの宇宙人、ジャコの宇宙船が故障。たまたま近くに住んでいた科学者大盛との共同生活が始まります。

    某鳥山明作品の裏話としても楽しく、懐かしいあのキャラクターの家族や実力が見られるので、先生のファンなら見逃せないです。
    もちろん、これ単体でも楽しく読めます。

    あの作品の連載終了がいつだったか、こちらの感覚がバグるくらいに絵のブレがないのはさすがすぎる。他の方のレビューにもありますが、読んで損はないです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    美しく残酷なファンタジー

    第30話「王と妃」ep.6まで別途で読んだ感想です。

    架空の国を舞台にした、寓話性の強いファンタジー。掲載誌がウルトラジャンプなので、3◯ありレ◯プありと、色々な意味で青年向けです。地雷の方は避けてください。

    シンプルで艶のある線、切り絵のような明暗。アートのような絵と容赦ない展開の組み合わせに目眩がします。

    最初のお話「アードルテとアーダルテ」の双子はシャバリテ国の王子ですが、このマンガ自体の主人公は彼らではありません。続く3話目以降の「王と◯◯」のタイトルがつくエピソードの中心にいる「月光王」(通称です。本名は不明)の物語です。
    美しく武勇に優れ、しかし両親の愛と重臣の忠義には恵まれず、寄せられた情をも上手く受け取れずに成長する王子。彼を巡る人々の愛憎劇が淡々と続きます。

    物語冒頭のアードルテ&アーダルテと、月光王の続柄及び時代の先後はまだ不明です。「シャオとダオ」は側近の過去編で、月光王と無関係ではありません。

    ご参考までに、各エピソードの大まかな時系列を。あくまでも推測です。

    「王と弟」

    「王と妃」ep.1〜6?及び「シャオとダオ」

    「王と側近」ep.2〜7

    「王と側近」ep.8

    <ここがまだどうなるか不明>

    「王と側近」ep.1

    同一タイトルとしては、作者のキャリアで最長の作品となりました。完結までじっくり追っていくつもりです。

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  10. 評価:5.000 5.0

    バブル世代の女性社長によるお悩み解決

    原作小説読みました。ドラマは観てませんが、好評だったようですね。

    アラフォーフードライターの主人公が、旅先で型破りな年上女性、ハルコさんに出会って気に入られます。その後ハルコさんに悩み事を相談する人たちが抱えるトラブルを、一緒に耳にしていくお話です。
    メイン二人が固定の、短編オムニバスに近い内容なのでテンポがいい。普段あまりマンガに馴染まない方でも飽きずに読めるのでは。

    基本的に、登場人物たちはハルコさんか主人公のお知り合い。ハルコさん自身が元お嬢様で現経営者なので、歌舞伎界やら経営者やら、お金持ちの裏事情が見られます(たまに一般人の相談事もあります)。
    個々の不倫や浮気などに加え、社会的信用、家族関係も絡めての相談なので読み応えがあります。ハルコさんの回答がまた、視点がユニークで予想を裏切られるものばかり。読んでいて小気味良いです。

    一見恵まれた人々の多様な面倒事。生々しい内容に東村アキコの絵がよく似合ってます。
    銀の匙もお金も、あったらあったで邪魔かもしれないと思う作品です。

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