たまこサンドさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全61件
  1. 評価:4.000 4.0

    ストーリーが秀逸

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    転生ものとしてよく練られたストーリーです。
    冒頭から悲惨すぎて重い。
    悪逆領主の娘として大勢の民のまえで処刑されたヒロイン。
    そして、悪逆領主を断罪に追い込んだ首謀者がヒロインが愛していたヘルトだった。
    実際、ヒロインは父親のしていた事を何も知らず、ヘルトが牢中のヒロインに修道院に入れば命だけは助かると提案。
    だが相思相愛だと思っていたヘルトに裏切られた悲しみもあり、処刑される事を望むヒロイン。
    処刑の場面ですが、わざと我儘で横柄なお嬢様として演技しながら断首されるヒロイン、その処刑を執行するヘルトの感情のない表情、辛すぎて泣けてくる。
    15年後に孤児のシャーリーとして前世の記憶を持ったまま転生したヒロインが、メイドとして働く事になった。その屋敷の領主が28歳となったカイド(ヘルト)で、自分を処刑した愛していた人だった。
    カイドに対してはシャーリーを利用して裏切ったイメージがあり、好ましく思えなかったのですが、シャーリーが転生したお嬢様だと理解してからカイドの本心が明らかになっていく。
    カイドは心からお嬢様の事を愛していて、処刑から15年間たった今でも結婚せずに贖罪の日々を送って密かにお墓も作っていた。
    お互いに愛しているのに、処刑した者と処刑された者という事実は重く、気持ちが通じ合うまでの過程が切なくて泣ける。
    前半はかなり話が重くて読むのが辛くなると思います。が、二人の気持ちが通じ合ってからは、カイドのシャーリーに対する重すぎるほどの愛情で心温まる二人の様子が尊いです。
    シャーリー以外にも転生した者がおり、その後の展開にに深く関わってきたり、よくある転生ものの話とは一線を画してるので、ぜひ読み進めて欲しい。

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  2. 評価:4.000 4.0

    納得のハッピーエンドです!

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    最後まで読ませてもらいました。
    メガネ女子で地味なヒロインのマリー、義母妹に婚約者をとられた挙げ句、猫に姿を変えられてしまう。
    この妹のエミリア、実は魔女でエミリアと仲良くしようとするマリーに対して一方的な妬みを抱いていた為だが、最期にはちゃんと断罪されます。
    元婚約者の男も、エミリアが捕えられた途端にマリーにすり寄るただのクズ男でした。
    ブサ猫に変えられて、いく当てのないマリーを拾ってシフォンと名づけ溺愛してくれたのが、妹に婚約者を取られた後にマリーに求婚していた元師ラインハルト。
    世間ではとんでもない噂で誤解されていた元師。
    誠実で、使用人思いの良い男でした。実は元師、以前から紅茶館で、美味しそうに1人でお茶を飲むマリーを好ましく見ていて、舞踏会でも会っている。この辺りのエピソードもなかなか良い。
    最後にはシフォンがマリーと分かって無事に人間に戻り、マリーの父とも和解して納得のハッピーエンド。
    猫になったことで視力が良くなりメガネが必要なくなったマリーも可愛いが、シフォンのブサ可愛さも良い。
    気持ちよく読み終わりました。

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  3. 評価:4.000 4.0

    おひとり様に共感

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    他サイトで途中まで読んでたのですが、こちらでも配信されて嬉しいです。
    あまり見ないストーリーなので、新鮮で興味深く読ませてもらってます。
    主人公のニコルが、おひとり様の気楽さに目覚める気持ちにメチャクチャ共感してしまう。
    婚約者のケイオス、幼馴染みの王女で生徒会長でもあるキャロラインばかり優先し、ずっとニコルを蔑ろにしてきた罪は重い(本人はそんなつもりはなかった)。
    ニコルが自分を誘わなくなったり、白い結婚を希望する様な事を言い出して初めて事の重大さに気づくケイオス。
    王女キャロライン様も、自分が原因と知ってケイオスや生徒会の仲間達と何とかニコルの誤解を解こうとドタバタ展開だが、上手くいかない。
    キャロライン様は、さばさばした男勝りの性格ですが、ケイオス同様にポンコツ気味で空回りしてしまう。
    おひとり様の楽しさを知ってしまったニコルの気持ちを取り戻そうと奮闘するケイオスは自業自得ですが、ザマァという気持ちとガンバレと言う気持ちの半々で読んでます。

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  4. 評価:4.000 4.0

    愛重な溺愛に期待

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    仕事の出来るヒロインは、頼まれたら嫌とは言えず他人の仕事まで引き受けて残業三昧の日々。
    社内恋愛中の彼とは同棲中で、その彼まで終業間際に仕事を頼み、自分は早く家に帰りまったりとしていたりする。
    いや、こんな男無理でしょ。
    職場で唯一、二人の関係を知っていて応援してくれていた筈の同僚の女と同棲中の部屋でキスをしているのを目撃してしまい、部屋を飛び出して途方にくれていた時に、沼系男子のイケメンハイスペックヒーローに救われる。
    よくあるストーリーですね。ただ、沼系というのがよく分かりませんが職場でヒロインとの雑談から愛の重いタイプと自分で話していたので、束縛溺愛系なのかな。
    浮気男の同棲中の彼が、よくある憎々しい意地悪系でないので、いずれヒロインに復縁を求めるパターンかしら。
    どちらにしろ、こんな浮気男と略奪女が悔しがる程に溺愛されて欲しい。
    今後の展開に期待します。

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  5. 評価:4.000 4.0

    規格外の強さ!

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    ギフト分まで読んだ感想です。
    300年前に勇者によって命を奪われた皇帝ラウラリス。
    非道な悪逆皇帝でいたのは、自分が悪となる事により民の団結を促し、勇者に亡き者にされる事によって平和な国にする為だった。
    本来なら死後に邪神となる事もできた器だったが、ラウラリスを気に入っている神の気まぐれ?により、300年後に少女として転生して2度目の人生を生きる事になった。
    転生後に神からの手紙を読んで、ご褒美の2度目の人生を楽しんで生きていく事にしたラウラリスだが、美少女なのに規格外の強さは転生前と変わらず。
    とにかく笑えるほど強いです。その強さを生かして指名手配犯を捕まえて報奨金を稼いで生活する内に、弱い町の治安隊を一人前にする為に訓練したり困った事があれば放っておけない。
    外見は美少女、中身は皇帝時のババアのまま。言葉使いなどギャップが面白い。
    これからの展開も楽しみだが、むしろ皇帝になる迄の300年前の若い頃の話も読んでみたい。

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  6. 評価:4.000 4.0

    92話迄の感想です

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    王太子の婚約者であったヒロインのエリアナが、ワガママな妹に婚約者の座を奪われてしまい、失意から龍の花嫁となる決心をする。
    よくあるパターンかもしれませんが、龍のグリード様が恋愛に関して経験値が皆無に等しく、溺愛してるのにその感情が何なのか理解する迄が長いです。
    エリアナと静かに暮らすための城を手に入れたくて、内戦状態だった国を力づくで乗っ取り、果てにはエリアナの祖国まで手に入れてしまう。
    最終的には、エリアナの元婚約者の王太子までがエリアナ側に付き、グリード様の側近として仕えることに…。
    色々と都合良過ぎてツッコミ所もありますが、グリードとエリアナを支える精霊達のキャラが、毒舌ながら頼りになって面白い。
    エリアナの祖国を乗っ取る話し以降で、やっと2人の恋が動き始める感じですね。その後押しとなる精霊王のパーン様も横柄な態度ながらも憎めない。
    脇役達のキャラが面白くて、何だかんだと読み進めてます。

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  7. 評価:4.000 4.0

    旦那様の成長が尊い

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    伯爵令嬢のクロエには婚約者がいたが、仮面舞踏会の時に妹とキスをしている所を目撃してしまい婚約破棄となってしまった。
    意地の悪い義母が、早急に家から追い出したいが為に見つけてきた新たな結婚相手が「ビュルシンクの悪魔」と呼ばれて恐れられていた。
    実際、体も大きく強面で無口、子供などは見るだけで泣いてしまいそうな風貌をしていたが、ただ単に極度の人見知りなだけであった。
    実は婚約者の裏切りを知り、泣いていた仮面舞踏会でのクロエにハンカチを渡した相手でもあり、最初からクロエの事を好ましく思っていたらしい。
    クロエの目を見る事も出来ず、会話は筆談がやっとだが、心根はとても優しく、忍者のように素早く動いて使用人に見つからないように、感謝の手紙やプレゼントを届ける小人行動が巨体な身体に似合わず可愛らし過ぎる。
    旦那様の本質を知ったクロエの努力によって少しづつ人見知りを克服していく過程が微笑ましくて我が子の成長を見ている感覚になる。
    コミュ障の原因は、父親の虐待の為だがクロエが支えとなり、普通に他人と話ができるようになるだけで読んでるこちらも感慨深くなってしまう。
    旦那さまの体の大きさが不自然な描き方をしてる所もあるが(軽く2メートル超えして見える)、恋愛初心者の二人のやり取りが面白いです!

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  8. 評価:4.000 4.0

    面白い!

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    無料分の28話まで読ませてもらいました。

    主人公の駒子と、仕事ができるが鬼のように厳しい上司の森崎さんとのオフィスラブ物語。
    とにかく主人公の駒子がポジティブで明るい。
    難攻不落とされる上司の森崎さんに、グイグイと押していくあたりが鋼のハートそのもの。

    そんな駒子に惹かれていく森崎さん。女嫌いで冷たく、恋愛に無関心かと思いきや、ただただ一人で勝手に拗らせて愛情を表せない人だった。

    とにかく心の内が分かりづらく、素直に愛情を示す駒子に対して、そういう風になるのは嫌だと責めて流石の駒子の心を折れさせてしまうが、それは気持ちを抑え切れなくなる森崎さん本人の事を言っていた。
    それでも、寄り添おうとする駒子のキャラは応援したくなります。

    そして駒子の仲のいい同僚、先輩とのやりとりがとにかく面白過ぎる。
    吹き出すこと必須なので、会社や公共の乗り物の中で読む時は注意して下さい!
    私はバスの中でやらかしてしまいました😅

    森崎さんの上司のキャラもオッサンですが可愛い。
    心を開いていく森崎さんの成長を見届けたい。

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  9. 評価:4.000 4.0

    すべては王子の浅慮さから

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    第一王子エドワードの婚約者マリアベルは、厳しい王妃教育をやり遂げ完璧な淑女に成長する。
    しかし王子から突然、真実の愛を見つけたからと婚約を破棄される。
    そんなマリアベルは他国の次期国王のレナートから、あちらが真実の愛ならば、自分達は運命の愛だと求婚され、その人柄に惹かれて承諾。
    レナート様、容姿端麗なだけでなく頭も切れて頼り甲斐がある。
    堅物ではなく若干軽い感じだが、芯の通った所と誠実さが素敵です。
    一方のエドワード王子、文武両道でそこそこ優秀なはずなのに、甘やかされて育てられた為か元からの性質なのか(多分、両方かな)、浅慮すぎて目先の事しか見えてない。
    マリアベルがまだ自分を愛してて、レナートとの婚約はマリアベルの父親の差し金で仕方なく承諾したなどの嘘を聞かされて、調べもせずに信じてしまうあたりアホとしか言えない。
    マリアベルを側室にする為、浅はかな行動に出るが、国を支配したい邪な思惑のある人物から利用されているのが何故分からない?
    婚約破棄されたお陰で、マリアベルはレナート様と出会えたので、結果オーライだが、もう少し思慮深かったら、仕組まれた真実の愛なんかに騙されず安泰だったのに。
    エドワード王子が残念すぎる。

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  10. 評価:4.000 4.0

    設定盛りすぎで謎が多いが面白い!

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    王様とメイドの間に産まれて離宮で忘れられたように暮らすセシル。
    政略結婚で、冷酷無慈悲なエスティアン皇帝陛下の元へ嫁ぐことになる。
    今までの皇后候補で生き延びた者はおらず、死にたくないなら悪女になれとエスティアンから言われ、実行するセシルの突き抜けた演技の潔さがハラハラしながらも面白い。
    実はエスティアンはセシルに一目惚れしていて、悪女になれというのもセシルを守る為でもあった。
    皇后の座を狙う他国の姫など出てきて、序盤はセシルのハチャメチャぶりとエスティアンの溺愛ぶりがクセになる。
    ただ、途中からこの世界は小説の中の話しである事が分かり、その作者が転生して聖女として登場したり、魔法使いに妖精、ドラゴン、魔法に呪いなど考えつく設定のオンパレードで理解が追いつかない。
    悪女の話しはどこへ?
    エスティアンにかけられた呪いを解き、救う為に全員で立ち向かうという壮大なストーリーになるとは思わなかった。
    さらに、セシルの母親と出生の秘密が絡んできて頭パンクしそう。
    突っ込みどころも多いが、セシルが魅力的すぎて読み進めました。

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