たまこサンドさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全82件
  1. 評価:4.000 4.0

    復讐を誓う皇后は強し

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    不穏なタイトルに加えて、出だしで皇帝を切り裂く衝撃的な場面。
    なかなかインパクトが強いですね。
    公爵令嬢のビビアンは、怯えて泣く幼い婚外子のアレックスの為に皇后になる事を決意する。
    その為には限りなく王位に遠いアレックスを皇帝しなければならない。
    頭脳を駆使した戦略でアレックスを皇帝にして、結婚したが、実は結婚前から従姉妹のステラと浮気をしていて裏切られていた。
    アレックスとステラの陰謀で、悲惨な最後を遂げる人生を何百回も回帰して繰り返していたという事ですが、流石にコレはキツいですね。
    回帰を繰り返すうちに、二人を殺して復讐をする事を生き甲斐にする様になるのですが、今回の回帰では更に戦略的に動くビビアン。
    アレックスもステラもおバカ過ぎて胸糞。
    無料分までですが、展開が早くて頭脳明晰な皇后ビビアンの手腕がなかなか面白い。
    ビビアンの父親も何となく回帰の事を理解してる様なのですが、これから分かるのかな?
    ビビアンが幸せになる未来は、見えづらい話しですが、この先の展開が気になります。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    面白すぎます!

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    なんでしょうか、コレは…。
    最初のうちはノリが完全に少年マンガでついていけないなーと思っていたのですが。
    読み進めるほどに面白すぎて止まらなくなってしまいました。
    前世で火事によって命を落としてしまったエレナと兄弟達が、同じ世界でバラバラに転生して紆余曲折しながら再会します。
    それぞれの兄弟達の再会のエピソード、他国の王子や王、前王夫妻の家政婦から王妃になったエレナ、話はてんこ盛りなのですがストーリーがしっかりしていて読み応えがある。
    登場人物も増えていって多いのに、誰一人とキャラ被りがいない。脇役すら個性があり、同じような顔に見えて区別がつかない人物もいない。作者さん天才ですか?と感心してしまった。
    みんなエレナの事が大好きで、エレナを中心に話が進んでいくのですが、エレナを取り巻く人達の背景や心情が丁寧に描かれていて感動してしまう所も多い。
    キャスパー王やバート王子の話も感動したのですが、前王夫妻が何故あんなにお年を召しているのか分かるエピソードがグッときました。
    よくある少女漫画の転生ものを想像して読むとついていけない部分もあると思いますが、ぜひ読み進めて欲しいと思います。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    50話までの感想です

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    絵が綺麗でチャーミング。
    主役の二人がとても可愛いくて読み進めてしまいました。
    元プリンセスのリリーは、村で気ままに楽しく暮らしていて今の生活を維持したいと思っている。
    なのに女人禁制の学生寮で、男装して王子ラウルの執事ジュノンとして仕えている。
    理由は、何故かリリーがラウルの婚約者候補である為、執事として側にいながら他の女性とラウルを結びつけようとの魂胆から。
    色々と無理もありますが、ラウルの不器用さとアホさ加減がイライラしつつも面白可愛い。
    ラウルの側近達も皆イケメンで個性豊か。
    そんな側近達は、ラウルの不器用さをバカにしつつもアイデアを出して、リリーに好きになってもらえるように親身に応援している。
    他国の王族が絡んだり、ハプニングやらいろいろありますが、ラウルの一途さが素敵ですね。
    そんな不器用で一途なラウルにリリーも絆されていく訳ですが、凄く可愛いカップルです。
    読んでてホッコリしました。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    心根は優しい高飛車皇女

    正直に言って絵は好みではありません。
    作画の荒さと人物の等身バランスは気になるものの、ストーリーの面白さで読み進めてしまいました。
    ヒロインのクローディアが、狡猾な悪をバッサリと断罪していくのが痛快。
    タイトルに高飛車皇女とありますが、敢えて高飛車に振る舞い、悪役に圧をかけている感じですかね。
    被害を受けた側の今後の事までしっかりと考えていて、聡明で優しい女性だと思います。
    クローディアに忠実な従者のベリルとの関係も気になる所ですが、皇女としての立場を最大限に利用しつつ、戦略を練って確実に断罪していく過程はなかなか面白いです。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    目新しくはないけど意外に面白い

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    聖女の力を持つ故にチヤホヤされてワガママな妹に対し、無能なヒロインのフィーネは家族からは虐げられ、軍医として過酷な戦場で働かされる。
    よくある設定ですが、ヒロインのフィーネが明るく前向きなのが好感が持てて良い。
    転機は戦場で瀕死のケガを負った公爵騎士レオンの治癒を、レオンの側近騎士から頼まれた事から。
    たまたま来ていた聖女である妹が引き受けるが、あまりのケガの酷さと気持ち悪さから逃げ出してしまう。
    それを聞いたフィーネが、精一杯の治癒魔法をかけてレオンを救う。
    レオン様はこの時点で、フィーネに一目惚れしてますね。
    その後、レオン様はフィーネに求婚しますが、勘違い聖女が自分の事に違いないと代わりにやって来たり色々とやらかしてくれますが、追い返されてしまい、仕方なくフィーネを嫁がせることに。

    馬車や従者も付けてもらえず、カバン一つで公爵邸まで徒歩でやって来たフィーネですが、当然公爵家の従者から驚かれてしまう。
    レオン様が不器用すぎて、フィーネの事が好きなのに何故か契約結婚と勘違いされてしまう。
    この先、聖女の妹がまた絡んできたり(いらんけど)、契約結婚の義務を果たすべく行動するフィーネとレオン様の恋心の噛み合わなさだったりで展開していくのでしょうか。
    フィーネの明るく前向きなキャラと、主のヘタレさを突っ込むレオン様の側近のキャラが魅力的で
    面白く読ませて貰っています。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    人生の貸しと借りを正す元社畜

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    ギフトを貰わなければ読むことのなかった作品ですが、想像以上に心に刺さった。
    主人公の紀理は、彼氏からはモラハラ、会社では強烈なパワハラを受けている。
    人の役に立ちたいという思いだけで、心を削られながら耐えていたが、臓器移植の登録をした事がきっかけで、会社に三下り半をつけて辞める。
    最初の1話のストーリーが辛すぎるので、先に進むのを迷うかも知れませんが、リタイアせずに読み進めて欲しい。
    人生の貸しと借りを正す為に、行動に移して成し遂げていく過程がなかなか面白い。
    それを紀理は「決算」と名づけている。
    会社の元同僚との絡み、訳ありな酒屋の親子との出会いを交えながら、人生のリセットと言えるまで確実に「決算」できるのか。
    貸しと借りは、相手があってこそなのでこれからの展開が興味深い。

    • 7
  7. 評価:4.000 4.0

    転生ものとしては新しい設定

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    12話まで読んだ感想です。
    主人公がゲームの世界に転生したら悪役令嬢だった。
    というのはよく有るストーリーですが、この話しの転生者は脇役である弟王子のウィルフレッドで、兄のアラン王子に今の世界はゲームの中の世界であると常日頃話していた。
    これからリズとお見合い予定の第一王子のアランは、弟王子からリズはゲーム中の悪役令嬢であると聞かされる。
    隣の部屋でアラン王子を待つリズは、自分が悪役令嬢であるという話を偶然に聞いてしまい、ショックを受けるが思い当たる事だらけ。
    アラン王子はそんな動揺するリリを可愛く思い、心惹かれて婚約を進めることにする。
    悪役令嬢にならない為に、悪い所を直して完璧令嬢になればいいと言う王子の言葉にリズは脱!悪役令嬢を目指す。
    攻略対象者や今後現れるであろうゲームの世界でのヒロインの情報は、転生者である弟王子にしか分からない。
    そして弟王子の推しカップルは、リズとアラン王子ではなく、本来のヒロインとアラン王子。
    主人公のリズが転生者ではないという、新しい設定がなかなか面白い。
    リズは心根の悪い令嬢というより、無意識のワガママ令嬢ですね。
    アラン王子の助言で反省して努力する様子が可愛い。
    今後、本来のヒロインや別の攻略対象者なとが出てくるのでしょうが、この先の展開が気になります。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    社内事情のリアルさが面白い

    「なんでも相談」を受け持つ人事の久我さんを中心として、社内の問題や不条理に切り込んでいく過程が興味深く面白い。
    問題を解決に導くまでが、いきなりスカッとどんでん返しではなく、丁寧に描かれていてリアルさが感じられる。
    悪役キャラであったのが、他の課に移動することにより本来の力を発揮するようになったり、ただ懲戒処分させるより会社の利益になるように暗躍する久我さんの様な人が会社に一人は欲しいですね。
    適材適所というのは本当に大事です。
    仕事のできない横柄な上司、社内不倫などなど現実の世界でも結構いますよね。
    孤立無援に陥ったりしつつも、少しづつ味方を増やして正義を追求する久我さんを応援したくなります。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    球場という非日常の場所の日常

    ギフトを貰わなければ読む事はなかった作品ですが、予想外に楽しく読ませてもらいました。
    ビールの売り子のルリコさんを中心として、関わる周りの人達とのエピソードがほのぼのと面白く毎回クスッと笑わせてくれる。
    また、運営する裏方の人達や選手達の話しも野球を知らなくても面白い。
    色んな人が主人公的な立場で出てくるが、それぞれキャラがしっかりと確立されている。
    野球に興味のない人でも楽しめる作品なので、敬遠しないでぜひ読んでほしい(私も野球はほとんど見ません)。

    • 4
  10. 評価:4.000 4.0

    病むほど愛が重い…

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    公爵家の跡取りであるにも関わらず、自分の息子を継かせたい義母から殺されそうになったエティエン。
    血のつながった弟を亡き者にされてしまった後、一人で過酷な逃亡生活を送り、金髪だった髪の色を染めて伯爵令嬢のシオアナの所で仕えるようになる。
    身分を隠して生きるエティエンと、ギャンブルに手を染める兄から理不尽な暴言や暴力を受けるシオアナは愛し合うようになる。
    兄の策略で決められた婚約者のノアから逃げる計画を立てるが…。
    とにかく鬱々として暗いです!
    そして登場人物の皆が病んでる!
    だけど、ホラーと言っても違和感のないこの暗さが何故かクセになって面白い。
    自分を慕う女性の精神も肉体も破滅させる兄、経験のない乙女に異常な執着を見せるノア、シオアナに怖いほど重すぎる愛情を抱くエティエン。
    明るいお転婆娘というキャラであるシオアナさえも時々精神が壊れそうになっている。
    話が進む中、これでもかというほど、辛い展開が続く。
    ネタバレとして、シオアナとエティエンは最後には結ばれるらしいのですが、そこに至るまでのこの鬱々とした暗い話を読み進めるか迷いつつ、ドップリと沼りたい気もします。

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