たまこサンドさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全138件
  1. 評価:4.000 4.0

    NEW
    目新しくはないけど意外に面白い

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    聖女の力を持つ故にチヤホヤされてワガママな妹に対し、無能なヒロインのフィーネは家族からは虐げられ、軍医として過酷な戦場で働かされる。
    よくある設定ですが、ヒロインのフィーネが明るく前向きなのが好感が持てて良い。
    転機は戦場で瀕死のケガを負った公爵騎士レオンの治癒を、レオンの側近騎士から頼まれた事から。
    たまたま来ていた聖女である妹が引き受けるが、あまりのケガの酷さと気持ち悪さから逃げ出してしまう。
    それを聞いたフィーネが、精一杯の治癒魔法をかけてレオンを救う。
    レオン様はこの時点で、フィーネに一目惚れしてますね。
    その後、レオン様はフィーネに求婚しますが、勘違い聖女が自分の事に違いないと代わりにやって来たり色々とやらかしてくれますが、追い返されてしまい、仕方なくフィーネを嫁がせることに。

    馬車や従者も付けてもらえず、カバン一つで公爵邸まで徒歩でやって来たフィーネですが、当然公爵家の従者から驚かれてしまう。
    レオン様が不器用すぎて、フィーネの事が好きなのに何故か契約結婚と勘違いされてしまう。
    この先、聖女の妹がまた絡んできたり(いらんけど)、契約結婚の義務を果たすべく行動するフィーネとレオン様の恋心の噛み合わなさだったりで展開していくのでしょうか。
    フィーネの明るく前向きなキャラと、主のヘタレさを突っ込むレオン様の側近のキャラが魅力的で
    面白く読ませて貰っています。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    人生の貸しと借りを正す元社畜

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    ギフトを貰わなければ読むことのなかった作品ですが、想像以上に心に刺さった。
    主人公の紀理は、彼氏からはモラハラ、会社では強烈なパワハラを受けている。
    人の役に立ちたいという思いだけで、心を削られながら耐えていたが、臓器移植の登録をした事がきっかけで、会社に三下り半をつけて辞める。
    最初の1話のストーリーが辛すぎるので、先に進むのを迷うかも知れませんが、リタイアせずに読み進めて欲しい。
    人生の貸しと借りを正す為に、行動に移して成し遂げていく過程がなかなか面白い。
    それを紀理は「決算」と名づけている。
    会社の元同僚との絡み、訳ありな酒屋の親子との出会いを交えながら、人生のリセットと言えるまで確実に「決算」できるのか。
    貸しと借りは、相手があってこそなのでこれからの展開が興味深い。

    • 7
  3. 評価:4.000 4.0

    転生ものとしては新しい設定

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    12話まで読んだ感想です。
    主人公がゲームの世界に転生したら悪役令嬢だった。
    というのはよく有るストーリーですが、この話しの転生者は脇役である弟王子のウィルフレッドで、兄のアラン王子に今の世界はゲームの中の世界であると常日頃話していた。
    これからリズとお見合い予定の第一王子のアランは、弟王子からリズはゲーム中の悪役令嬢であると聞かされる。
    隣の部屋でアラン王子を待つリズは、自分が悪役令嬢であるという話を偶然に聞いてしまい、ショックを受けるが思い当たる事だらけ。
    アラン王子はそんな動揺するリリを可愛く思い、心惹かれて婚約を進めることにする。
    悪役令嬢にならない為に、悪い所を直して完璧令嬢になればいいと言う王子の言葉にリズは脱!悪役令嬢を目指す。
    攻略対象者や今後現れるであろうゲームの世界でのヒロインの情報は、転生者である弟王子にしか分からない。
    そして弟王子の推しカップルは、リズとアラン王子ではなく、本来のヒロインとアラン王子。
    主人公のリズが転生者ではないという、新しい設定がなかなか面白い。
    リズは心根の悪い令嬢というより、無意識のワガママ令嬢ですね。
    アラン王子の助言で反省して努力する様子が可愛い。
    今後、本来のヒロインや別の攻略対象者なとが出てくるのでしょうが、この先の展開が気になります。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    ラストまで楽しく読めた

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    乙女ゲームの悪役令嬢として生まれ変わったバーティア。
    婚約者のセシル殿下とゲーム内のヒロインが結ばれる為に悪役令嬢を全うする事を誓う!
    この冒頭の部分だけで一気に引き込まれました。
    幼い頃のポッチャリとしたバーティアの天真爛漫な勢いと、まったく動じないセシル殿下が対照的すぎる。
    この動と静の関係はラストまで変わりません。
    少々抜けてて猪突猛進するバーティアが可愛い。
    殿下や友人達に幸せになって貰う為に悪役令嬢として奮闘していきますが、結果みんなハッピーになるので心優しい正義の悪役令嬢ですね。
    そして、何をやっても天才的にできてしまうが、人に無関心で感情が欠如しているセシル殿下は、いつの間にかバーティアによって様々な感情を持つようになり、冷静に溺愛してる所も読んでて楽しい。
    本来ならセシル殿下と結ばれる予定のゲーム中のヒロインが腹黒かったり、ヒロインの精霊により殿下が本来のストーリーの世界に入り込んでしまったりしますが、本当に幸せなエンディングで終わります。
    謎に思っていた事も明らかになり、結婚後のエピソードも面白かった。
    二人の子供がまさにミニバーティアとミニセシルです。続編がぜひ読みたいと思う作品でした。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    初々しくてニヤついてしまう

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    メチャクチャ奥ゆかしくて可愛い夫婦です。
    読んでて近所に住む親戚のような目線になってしまう。
    今の時代では考えられませんが、顔も見たことのない相手との結婚は女として不安ですよね。
    しかも夫となる瀧昌さんは海軍で、いつ航海に出るのか、帰ってくるのかも国の機密事項。
    妻のなつ美さんにも教えられないのは辛いですね。
    なつ美さんが健気で奥ゆかしく可愛い。
    航海中の瀧昌さんに送った手紙がいじらしくて涙を誘う。
    そして瀧昌さんの不器用さが面白すぎて笑わせてもらった。心の中ではなつ美さんにメロメロなのに実際に口から出てくる言葉が武骨すぎる!
    そんな瀧昌さんが、機密事項のため航海に出る事を言えない代わりに勇気を出して渾身のハグをする所が可愛い過ぎる。
    そんな二人が少しづつ理解し合って距離を縮め、夫婦になっていく様子が本当に初々しくて微笑ましい。

    • 2
  6. 評価:5.000 5.0

    オタク魂が突き抜けて面白い

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    小説の世界に憑依したヒロインが、推しの死を知った所で、推しの亡くなる前の時間軸にタイムリープしてオタク魂を炸裂させながら推しを支えていくストーリー。
    韓国の転生や死に戻りのストーリーは、複雑な物が多く理解するのに難儀するのですが、これは分かりやすくて面白かった。
    ヒロインのオタク心が涙ぐましく、推しのカエルスに愛される事より、幸せになってもらう為に行動する様子は応援したくなる。
    聖女に失恋して傷つき、国の為に汚れ役をやらざるを得なくて死を選ぶほど苦しんだカエルスが、自分の為だけに尽くしてくれるヒロインに惹かれていく過程が素敵。
    とにかく推しのカエルスが憂いを含んだ超美形なのでそれを見るだけでも眼福です。

    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    浮気は誰も幸せにならない見本

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    香澄にとって夫の洋介は、通学の電車で見かけてから憧れの存在。
    大人しく控えめな香澄は、洋介やその親友夫婦からも格下扱い。
    その親友夫婦の夫である雅也が仕事で夢を叶えるために、単身で東京へ行ったのがきっかけで雅也の妻の絵美と不倫関係になる。
    その不倫に気づいて香澄に教えたのが自分の子供。
    そこから証拠集めが始まり、不倫を暴露して離婚に至る話しですが、子供を傷つけておきながら今更のように改心する雅也が哀れ。
    子供に拒絶されては復縁はないですね。
    クズな夫ではありますが、後悔と反省して養育費を支払い続けたのは良かった。
    それでも不倫によって家族を失い、子供に会っても貰えないのは自業自得。
    その後、絵美視点のエピソードなどが続き、複雑な家庭環境だったのは可哀想ではありますが、だからといって人の夫を寝とって良いわけではないですね。
    結局、絵美もその代償を払うことになりますが、不倫は結局自分を貶める事になると言う事です。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    設定が新鮮で面白い!

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    無料分の11話までの感想です。
    魔獣の肉を自ら解体して食す事が趣味の伯爵令嬢メルフィエラは「悪食令嬢」と呼ばれ、婚約者を見つけなければ修道院行きと言われ、遊宴会でお相手探しを仕方なくする事に。
    そこに現れた魔獣に襲われて、助けてもらったのが「狂血公爵」と呼ばれ皆から恐れられているガルブレイス公爵。
    世間から避けられている二人が、何故か意気投合し魔獣狩りと魔獣の肉について盛り上がる。

    この時に公爵が、「魔獣の肉を食べさせてくれないか」と言うのが、何故か日本式プロポーズの「俺に味噌汁を作ってくれないか」と同じ意味に聞こえてしまった。
    そして、別れ際に今度会う時は捕らえた魔獣をお土産に持って行くと名残惜しそうに言う公爵。
    花でも宝石でもなく魔獣なのですね。

    実際に話はトントン拍子に進み、メルフィエラに求婚の手紙を送り、返事を聞くためにやってきた公爵ですが…。

    約束通りに生け捕りにした貴重な魔獣をお土産に持って、馬車ではなくドラゴンに乗って伯爵家まで来ます。
    そして魔獣を見て、大喜びするメルフィエラ。その様子にドキドキする公爵。
    この二人、良いカップルですね。
    メルフィエラが魔獣を自ら解体して食すのは理由がある様ですが、それはこれから明らかになっていくのでしょう。

    設定がなかなか新鮮で、ここまで凄く面白く読ませてもらいました。
    この先の展開が気になります。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    ラストに感動しました!

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    昭和の香りがしてノスタルジックな雰囲気がたまらなく優しい。
    たまにほろっとして、ラストは胸が温かくなり感動しました。
    高校生のふみは、父親が作った借金の為住む場所を失い、親子別々に暮らすことになってしまった。
    借金返済の為、父親は漁師の仕事、ふみは住み込みの家政婦をする事に。
    雇い主でもある住み込み先の大家は、小説家の暁先生で、偏屈で言葉足らずではあるがかなりのイケメン。
    不器用な二人の日常生活と二人を取り巻く人達とのエピソードが面白いだけでなく、友情、嫉妬、涙、喜びを交えながら読んでて素直に感情移入してしまう。
    絵が凄く魅力的で、特に暁先生の表情やふみに見せる仕草に男の色気を感じてしまう。
    題名のロンリープラネットは、ふみにとって心の拠り所でもあり必要な空間であるのですが(いわゆる秘密基地みたいなものですね)、見つけて連れ出してくれる暁先生が素敵すぎる。
    モテるくせに人を好きになる感情というものが分からない暁先生が、少しづつふみに心をさらけ出していく過程が尊い。
    ラストはまるでBGMが流れてくる映画のワンシーンを見ている様です。
    課金して損はないと思った数少ない漫画でした。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    社内事情のリアルさが面白い

    「なんでも相談」を受け持つ人事の久我さんを中心として、社内の問題や不条理に切り込んでいく過程が興味深く面白い。
    問題を解決に導くまでが、いきなりスカッとどんでん返しではなく、丁寧に描かれていてリアルさが感じられる。
    悪役キャラであったのが、他の課に移動することにより本来の力を発揮するようになったり、ただ懲戒処分させるより会社の利益になるように暗躍する久我さんの様な人が会社に一人は欲しいですね。
    適材適所というのは本当に大事です。
    仕事のできない横柄な上司、社内不倫などなど現実の世界でも結構いますよね。
    孤立無援に陥ったりしつつも、少しづつ味方を増やして正義を追求する久我さんを応援したくなります。

    • 0

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