げんないさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全44件
  1. 評価:4.000 4.0

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    最初、辺境伯爵の女を見る目のなさやシェリルに対して冷酷な態度に、腹立たしく嘆かわしい気持ちで一杯になりました。
    だけど、そのおかげで温かな家庭に憧れている伯爵はシェリルというこれ以上ない理想の妻を迎えられたので結果は良かったんですよね。
    なにせ初恋が30歳過ぎてから(笑)という伯爵だし、シェリルを異母妹から守ってくれ5人も子供を作る程彼女を溺愛されるので2人が幸せになってくれるのは嬉しい気持ちになります。
    一方、伯爵が外出中に義理妹が伯爵邸に強い侍女2人を連れて現れ横暴に振る舞い、離婚届に署名させようとする山場はハラハラドキドキでした。
    帰宅した伯爵は義理妹に真実を突き付け、とてもスッキリしました。納得の自業自得で自滅。
    シェリルの父親の侯爵はシェリルの子供(孫)が自分にそっくりで、隔世遺伝子によりシェリルは本当は自分の摘子だった事に気づき、彼女を虐げて育てた事を後悔するけどもう遅すぎました。
    彼女は侯爵からの手紙も交流も無視し、孫にも会わせないというドライな態度は出来る限りの復讐ですね。

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  2. 評価:5.000 5.0

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    この設定で大丈夫?と思いながらも絵に惹かれて読み進めていくといつの間にかハマっていました。
    ヒロインは色々名前が変わるので混乱してきますが、いづれにせよ皆同一人物で皇帝に飲ませ続けるはずだったある「毒」
    を皇帝ではなくヒロインが飲み続けていた事でこの不思議な設定の謎に納得しました。

    サリバンの存在がこのストーリーを面白くしていますが、彼が反逆者として捕まってから処刑されるまでが一番面白かったです。自分が一番玉座の似合う高貴な人間で自分以外は皆虫けらの様に見下していた姿から、惨めな姿になってもなお最期まで悪あがきしている様は可笑しかったです。そして読者をスカッとさせる最高の復讐でした。

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  3. 評価:2.000 2.0

    四コマ漫画の様な拙い絵のせいで全く何の感情も湧きませんでした。
    男女の区別がつかない画力は問題かと思います。
    オベットが燕の国に助手として法律の勉強に行きましたが、西洋人が東洋の国の言葉の壁がなく描かれているのも設定がめちゃくちゃで全く面白くなかったです。
    ただ、貴族でありがちな簡単に人を殺めたり魔法といった設定はなく、不快に思う事もなかったので☆1から2にしました。

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  4. 評価:5.000 5.0

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    短編ならではの良さを生かしたサクサク読める素敵な作品。
    この作品での悪者は皇帝の継母である皇太后と宰相の2人だけでしたが、あんなに可愛くて純粋な異母弟は実はこの2人の隠し子だったというのは驚きました。そして兄である皇帝を慕っているこの子が一番可哀そうに思えました。

    皇宮に入って酷い目に遭わされましたが、ヒロインは身内のいない孤独な女性だったので最後は2人の子供と皇帝の4人家族幸せな時を一緒に過ごせて、とても心が温かな気持ちになりました。

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  5. 評価:2.000 2.0

    一話分が短いなら、なおさら読者を惹きつけるだけの内容じゃないと最後まで読む気にはなれない。

    ヒロインの元婚約者と従妹に復讐してスカッとする話でもなく、フィルさんとの身分差の恋にも甘くて切ない感じもしなかった。
    何よりヒロインの兄はフィルさんが陛下の実弟だと知っているのに不敬極まりない態度に唖然としてしまう。
    設定も画力も少し稚拙なのが残念です。

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    最初は古風な画風に惹かれて読み始めましたが、、、
    ストーリーや主人公二人の気持ちがまどろっこしくて疲れてきました。

    ハディウスは毒母との権力争いや平民のエミリアを毒母から守り手に入れるために、彼女には恨まれながらも熟考して行動しているのは理解出来ます。
    一方エミリアは幼くして彼と婚約させられてから自由を失ったものの、私は彼女の気が強く拗ねた態度が好きにはなれず高評価は付けられませんでした。

    一番理解しがたいのはエミリアはハディウスと婚約破棄して自由になりたいと思っているにも関わらず、酔った勢いで彼とキスしたり結婚もしてないのに体の関係をもったりで貞操観念の低い女性にしか思えませんでした。

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  7. 評価:5.000 5.0

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    皇帝と芭陽は古の時代から繋がっていた神の子とその主であるものの、真実の揺るぎない愛で結ばれた二人。

    しかし、これが始まりの終わりになるのではと読み進めて二人の仲睦まじさを毎回確認しても不安が拭えず。
    そしてついに陛下の狂気が発症して芭陽が犠牲となって亡くなり……。
    芭陽の血を吸ったおかげで皇帝は正気に戻りましたが、芭陽が亡くなった事を知った時の皇帝の底なしの悲しみには読んでる側にも胸が詰まる思いがしました。

    芭陽は生前の母からもらった神珠を皇帝に渡していましたが、それを皇帝が飲み込み皇帝と芭陽は魂が繋がり生き返りましたが、それを飲み込んだ事によって相手と痛みも死も繋がってしまうとは素敵な夢の様なお話です。
    もしその様な神珠がこの世にあったとしても、自分にはそれを飲み込める程愛していた人はいなかったなと振り返ると寂しい限りです。

    皇帝は芭陽の出産の痛みも同じように感じて耐え、人生を終えるのもまた同時に。
    自分の来世の人生、こんな伴侶が見つかればと願ってしまいました。

    • 34
  8. 評価:5.000 5.0

    タイトルで期待はしていなかったのですが、素晴らしく感動する内容でした。
    クロエの壮絶人生には絶句しましたが、アッシュの過去が段々判明するにつれクロエの人生と同様に驚愕しました。
    意志もなく自分自身を失った人形状態のクロエをアッシュは優しく見守りながら彼女自身に考えさえ、意志を尊重して本来の明るく前向きな彼女に取り戻させる術は、宗教に洗脳された人を解く方法と似ていて作者の手腕に感服しました。
    そしてゆっくり一つずつ過去を振り返って考え、彼女を苦しめた人達に正当な方法で罪を償わせていくのもスカッとして気持ちが良かったです。

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  9. 評価:3.000 3.0

    アメリアがノアムに嫁いで魔法の世界になってから退屈に感じましたが、ブリュノの存在や復讐で義兄や義姉が壊れていく様は面白かった。
    ですが、本当の復讐相手はアメリアの実父の前国王では?息子にすでに殺されてはいますが。
    義兄のクレイグはアメリアを嫁がせる前に犯した残酷な王ですが、前国王を殺したのも、アメリアとノアムが結婚
    できたのもクレイグのおかげではあるので、最後は立派な人間に更生した姿に描いてほしかったです。

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  10. 評価:5.000 5.0

    転生、魔力、神聖力と言った話は好きではなかったけど、このストーリーは壮大で深みがあり引き込まれました。
    絵も素敵です。
    最後まで読まないと理解しにくい所はありますが、カロット病の正体や皇帝の不気味さ、なぜ皇帝は皇太子よりも大公を一番寵愛するのかが興味深かったです。
    アデルに想いを告げる事はなく彼女のために戦い、彼女の幸せが自分の幸せであるかのような硬派なジンが一番カッコ良くて好きでした。
    ヘクシオンとアデルは神聖力を手に入れた分、普通の人間界とは違う時間軸になってしまいますが、2人が一緒の時間軸で共に幸せならハッピーエンドです。

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