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そんなんあるかい、と思いつつも…
この世界観にピッタリの、美しくもおどろおどろしいホラー感。
それにしても、このくらいの時代感の少女漫画の中の乙女たちが頬を染める顔は、やっぱり愛らしい。
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5289位 ?
この世界観にピッタリの、美しくもおどろおどろしいホラー感。
それにしても、このくらいの時代感の少女漫画の中の乙女たちが頬を染める顔は、やっぱり愛らしい。
多分だが、かろりさん話し方が人の2倍くらいゆっくり。
だから周りには言いたいようにあれこれ言われちゃうんだろうな、とは思うけれど、波長が合った人は大体どこかしら彼女のペースに染まり始めるのかも知れない……いや、逆に、彼女が合った相手に染められだすのかも?
判らないが、なんだか見ていてあまり飽きないような可愛らしい人間関係がそこかしこに発生しているのがこの漫画なのだと思う。
ガサツな行動ひとつ取っても寧ろしなやかで美しくすら見えてくるような存在とは、たまにくらいはいるのかも知れない。
そういう類の魔性を底抜けなコメディで描いたものが、これである。
それにしても、この作品に限ったことではないのだが、この作者さんの描く面食らったり混乱したりした人間の素っ頓狂な思考回路の飛び具合は、笑えてしまうのに、なぜだか妙にリアルであるwww
何分にも画質が悪すぎる。
そのせいで、文字が拡大しても読めなかったり、絵がぼやけていたりと、散々である。
業務上のエグい話ばかりではなくてときどき笑えてときどきホッコリできるかも?
なんとなく、主人公の男性が仕事にどういう向き合い方をしているのかが垣間見えて、
「あぁ、死後も人として扱ってもらえるって、多分こういうことだな」
と思える空気感。ただの業者が依頼人に関わるときの距離感を死人に対しても置いてくれてる感じが、なんだか心地よい。
何れにしても、ベルばら本編では気になっていたのに語られなかった分をここに詰め込んでくれているので、本編のファンからしても面白いことこの上ないのではないだろうか。
そして、ここでもやはり、オスカルはイケメンなのである。
「女性性とはなんぞや」という疑問を一度でも持ったことがある人間には、共感したりしなかったりで色々と思い馳せやすい漫画だと思う。
フェミニズムの一側面を丸出しにした作品ではあるが、お陰で、女性の権利とか社会的(に求められがちな)役割とかそういったところに思うところがある人たちにはどこかで琴線に触れると思う。
ただし、描いている人の感覚が昭和なので、性を売り物にする人たちに対してやたらと風当たりが強いのが気になるところ。ああいうのもひとつの権利の持ち方として捉えたっていいと思うタイプの人間には、そこが少し不快かも知れない。
クリミナルマインドとかライ・トゥー・ミーとかのあのノリが好きな人は結構読んでいて楽しいんじゃないだろうか。
ただ、エキスパートたちがズバズバ切り込んでいくという感じではなく、特定のキャラクターを作中で掘り下げていく感じなので、そのキャラクターに興味を持てなければ詰む。
ナレーションの言葉選びがひたすら優しくて、詩的で、当時の耽美的な少女漫画の世界を澄み切った調子で反映している。そして、それが主人公の夢見がちな、それでいて夢見がちなまま変わらず生きていけるだけの芯の強さを、素直に、涼やかな夏の雨上がりのように透き通った爽やかな空気感で表現していて、美しい。
木原敏江氏の作品の中にも色々あるだろうが、オレはこの作品が一番好きだ。打ち切り同然の終わり方になってしまったとの後書きでの言だった気がするが、当時の読者は余程見る目がなかったのだろうとすら思っている。
ファッションとひと口にいっても、そこに絡んでくる仕事は沢山ある。まず、大きく分けて、宣伝・広告役、そして、ものつくり役。
作中では、まずはその2つの視点を、主人公たちの成長を見守る形で見せていってくれる。
そして、そこから更に細分化した話へと進み、ファッションというものの世界の広大さを見せてくれる。
ファッションの業界について、分かりやすく多角的に描いている作品だと思える。
ファッション用語が地味に学べるのも、面白いところである。
また、主人公たちが他の登場人物たちから投げ掛けられる言葉から、ファッション業界のある領域ではどんな魅力や長所を持つ人材が求められているのかを知ることもできる。そういった部分も、必見だ。
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