5.0
表紙みてほんわか系BLと間違えました
読み進めると色々と考えさせられる事がある漫画で、コータローくん、みのりちゃんを自分に置き換えてみたりしてしまった。コータローくんの今は、やらかしてしまった時代から口や態度には出さないけど、皆に受け入れてもらうための戒めや訓練がとても大変だったのでは?知りたくもない他人の悪意や嘘、信じていた人の本心、受け取る方もかなり負担が大きいと思ってしまいます。きっと協力している研究所とかで訓練した?協力することで自分は悪意を持って人に対応していないとアピールしている?と思いました。完璧愛され系テレパスは長年の努力の賜物?
松下先輩は、両親ともにテレパスの存在さえ知らないし否定的な家庭環境。自分の置かれている状況も上手く説明できず、混乱すると暴力、暴言、無視。理解者が誰も居なくて孤独。たまたま超能力に興味のあった同級生の梶間に能力を話してしまって秘密を強要して今に至る。
コータローくんは、松下先輩とは考え方がまるで違うと言ったけど、聞こえる事に関してポジティブに捉えていて、先輩は情報の垂れ流しを聞かされて迷惑と捉えているので、被害者意識を変えられない、変えようとしない。
同じ能力を持って悩みがあるのなら、打ち明けて相談出来たら良かったのに、恵まれた環境?のコータローに嫉妬全開で彼女のみのりちゃんに余計なアドバイスをして二人を別れさせた。
コータローくんにとって、感情のあけすけで思ったこと全部話してしまっちゃうみのりちゃんって、特別な存在だったと思う。最初はみのりちゃんに対して、探っているような感じしたけど、初めて心を許せる、全部読めてしまっても大丈夫な女の子だったのでは。
話しやすいとかだけだったら、幼馴染の二人と付き合っててもおかしくない。ちゃんと内面から好きになったのだと思う。
実際読み進めたら違うかもだけど、みのりちゃんも純粋な分、感が働くシーンがちょっと出てきますよね。テレパスほどでないにしろ、何かの能力持ってないのかな?シンパシー能力が高いとか。
読めば読むほど引き込まれる作品です。
課金しても損はないかもしれません。
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コータロー君は嘘つき