れれれこしゃんしゃんさんの投稿一覧

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31 - 40件目/全106件
  1. 評価:5.000 5.0

    原作が光る、素敵な世界へようこそ!

    きっかけはTV放映でしたが、原作の良さに惹かれました。嘘がわかる生来の能力から故郷を追われ、放浪の末、探偵業を営む左右馬の元で暮らし始めた鹿乃子の成長物語の中には、たくさんの幸せと生きる慶びと大切なものがぎっしりで溢れそう!嘘はいけないことだけど、人を傷つけない為の優しいウソもあること。誰も嘘をついていないのに生まれる誤解の解明する方法。嘘をつくことで自分の首をしめてしまう人間の愚かさ。嘘をつくことでしか守れなかった生い立ちの悲しさ。左右馬と鹿乃子が遭遇する事件は、私たちの喜びと悲しみを鮮明に描き、幸せと不幸の狭間を垣間見せてくれる。左右馬の誠実さと鹿乃子の健気さが織りなす物語は、私たちに安堵と癒しを与え、幸せが何かを静かに教えてくれる。

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  2. 評価:5.000 5.0

    物語のテンポの良さが魅力

    一話ごとの長さは短いが、その中にポイントが集約されており読み易く、作り手の構成力を感じる。物語の展開が波乱万丈を予想させるが、ハラハラドキドキの部分と安定感がバランスよく交じり合って楽しませてくれる。主人公たちの絆の強さと共に状況変化も織り交ぜて飽きさせない構成に好感が持てる。レオとベルの心の繋がりを軸に、読者を裏切らない展開が期待でき、主人公たちの未来を応援したくなる。おそらく善は栄え、悪は滅びる結末を予想するが、その過程が様々な角度から楽しめる作品だと思う。幸せと不幸な出来事は絶えず隣り合わせで、何が幸いするか災いするかわからない中でも、自分の信念に従い正直に生きることの大切さを訴えかける素敵な作品だと思う。

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  3. 評価:5.000 5.0

    居心地の良い居場所

    誰でも居心地のいい居場所を求めるのは本能だと思います。ここに登場する護と友人の御曹司たちも園と父親の営む居酒屋に癒しを求めて集まるようになります。園は護がかつて働いていた会社の御曹司であることから天上人と最初は思いますが、次第に彼の優しさに触れ互いに心を通わせます。護も園と父親の暖かさに触れ、心のよりどころと安らぎを求め、互いに惹かれあいます。ここに登場する御曹司たちは嫌味な高慢と偏見がなく、いい人ばかりなのが非現実的ですが救いです。立場や環境の違いはあっても、人は誰でも、深呼吸ができて、ありのままの自分でいられる場所を求める習性があり、居心地の良い居場所を嗅ぎ分けて生きていけたらそれだけで幸せだと思います。この物語の中の静かな穏やかな流れが好きです。

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  4. 評価:5.000 5.0

    瓢箪から駒?

    生まれてからずっと孤独で居場所が無かった里穂は、養父に利用され妖への生贄として差し出されてしまう。妖の世界でも虐められこき使われ病に伏せる。幸い付喪神の計らいで、妖の帝、朱道に助けられ、穏やかな生活を手に入れる。心根の優しい里穂は周りの妖からも慕われ徐々にこの世界に馴染んでいく。ある時、朱道の苦しみを知り、その苦しみに寄り添う。里穂の温かさに触れた朱道も感謝し、二人の間に絆が生まれる。里穂は人間界では一つもいいことがなくて居場所も無かった。でもここ妖の世界ならみんなと穏やかに暮らせる。だからここで楽しく暮らした方がいい。人間界に戻って又不幸になることはない。居心地がいい場所にいることが一番大切だと思う。朱道もそれを望んで里穂を離さないと思う。

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  5. 評価:5.000 5.0

    竜の秘密を背負う宿命

    読み進んでいくと、タイトルの側用人という言葉に違和感を感じる。恐る恐るお世話係の仕事を始めたルクルは、気難しい竜のユリウスの優しさに気づき、ユリウスも懸命に身の周りの世話をしてくれるルクルに信頼を寄せる。ルクルは竜について無知な自分に気づき本を読み勉強する。彼女の努力を知ったユリウスは心を動かし、二人の間に絆が生まれる。ユリウスはこの国の王であるが、呪いで竜の姿をしており、時折人の姿に戻る。竜の秘密を知れば知るほど二人の絆は強くなるが、竜の秘密の核心に迫った時、二人に大きな試練が襲いかかるのではないだろうか?命がけの戦いが待っているかもしれない。二人が支えあってそれを乗り越えた時、二人の新しい第二章が始まるような気がする。第二章が二人にとって安らぎに包まれていることを祈る。

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  6. 評価:5.000 5.0

    人類への警告?

    ショッキングなオープニングはインパクトがあり、巨人が人間をお菓子のようにつまんで食べる場面には唖然とする。巨人と戦う人間はその形状から殆ど無力に近い。しかし物語が進み、エレンが巨人に変貌し、他の巨人を倒す姿を見た時、巨人は突然変異の生物ではなく、人間によって形態を巨大化し、脳を無能化した、人間を滅ぼす媒体となった元人間なのではと思った。自然界の動物は、生きる為に他の動物を食べる。巨人も自然界の動物のように躊躇いなく人間を食べる。それがプログラミングされた元人間ならば、巨人たちを操る人間が何処かにいる。自然界の中で、人間だけが食べる以外の目的で同類を排除する生物なのだ。その恐怖、愚かさ、脆さが全編に溢れ、私たちを震撼させる。ここまで来ても、我々人類は目を覚まさないのだろうか?

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  7. 評価:5.000 5.0

    ストーリー展開が斬新!

    タイトルから受ける印象とは違うストーリー展開が魅力的です。裁縫が得意な女の子がこの時代に転生した物語なのですが、最初からストーリーがアップテンポで繰り広げられ、毎回、新しい展開があってワクワク感とドキドキ感があります。今はまだ、何故ここに転生したか、その意味がわかりませんが、主人公の大好きな裁縫をとおして、魔法、妖精、加護縫い等のバラエティーが豊富で読者を飽きさせない創意工夫を感じます。単なるシンデレラストーリーでもなさそうですが、今後の展開は想像がつきにくい楽しみがあります。主人公を取り巻く登場人物たちも興味深く、15歳の主人公の成長物語としての側面もあり、楽しみな作品です。

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  8. 評価:5.000 5.0

    千鶴の健気さが心に沁みる

    没落貴族の千鶴は辛い生活を懸命に生きていたが、疫病の流行を防ぐ為の生贄として死神に奉納される羽目になる。千鶴とて死にたくはないが、自分の命が誰かを救えるのならと受け入れ死神に嫁ぐ覚悟をする。しかし嫁いだ死神は、人々の考える死神とは違い、むしろ人間の死を冷静に見送る送りびとであった。千鶴の生きる姿勢や穏やかなたたずまいや健気さはいつしか死神の心に響き二人は心を通わせる仲になる。千鶴の行いは決して自己犠牲とは違う。人の為にすることが同時に自分のしたいことであり、自分の為でもあるという健気な姿勢が彼女の行いであり、人の心に沁み込んでいく。それが人間不信の死神の意識までも変える。だからタイトルにある死神の初恋は、死神にとって最初で最後の恋だろう。

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  9. 評価:5.000 5.0

    穏やかな心地よさ

    異世界への転生物語は大抵、王妃や勇者の大冒険が多いけど、この物語は違う。主人公、ツキナはとても慎ましく、自分の身の丈にあった生活を望み、ブックカフェを営み、好きな読書をして静かに暮らしたいと願う大人の女性。欲張ったり、自分の力を誇示したりせず、謙虚な姿勢でこの世界で生きようと試みる。カフェの客のイルと知り合い、真面目な彼に惹かれるが、自分が救世主であることを隠したい為,イルへの思いを告げられない。堅物のイルがツキナへの思いを告げようとした時、無能な救世主が暴走するが、彼女の力で平定し国の滅亡を防ぐ。彼はツキナが救世主であることを誰にも告げず彼女にプロポーズし二人は婚約する。穏やかな描写の中に美しさと安心感が溢れていて読んでいてとても心地よい作品。

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  10. 評価:5.000 5.0

    タイトルに込められた思いの深さ

    タイトルに惹きつけられ読み始めました。それほど「永遠の一瞬」というタイトルは光を放っています。11歳のオリンピックを夢見るスケーターの成長と努力を通して、その一瞬を追求しつづける姿勢を保つことの大切さを感じました。

    永遠の一瞬とは一期一会に通じるコンセプトだと思います。主人公が求め続ける「奇跡の一瞬」は儚く脆いものかもしれません。儚いからこそ、かけがえのないものではないでしょうか?「儚い」という字は人が夢を追いかけると読めます。その儚さの中で主人公がその一瞬に命を懸け、その一瞬を永遠に刻み記すような作品であると思います。

    一秒のなん分の一にも満たない一瞬の為に命をかける尊さ、その一瞬が「永遠の一瞬」であると感じました。

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