4.0
タイトルのイメージとは違うけど?
状況設定も人物描写も大胆かつ極端で、ストーリーそのものがドタバタコミカルで笑っちゃう!最初に出てくる王妃は凄い根性悪だけど、事故で亡くなりその体に主人公の魂が憑依する。主人公のイリスはうぶで有能な魔法使いだけど、物を知らな過ぎてとんちんかんのお人よし。イリスの夫の王はイケメンで優しいが、俺様体質でわがまま。イリスの父がわりのお師匠さまは最強の魔法使いだけど、傲慢で自己中で弱者に対する労りがない。登場人物がみな勝手に振舞うからドタバタの連続でめちゃくちゃだけど、何故か彼らには憎めない要素があって、ドタバタコミカルが可笑しい。めちゃくちゃの中に人の良さが垣間見えたり、温かさが溢れる不思議な作品です。
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月光舞踏会