5.0
主人公が眩しいです
孤児院で育ち、今は清掃員で働く傍ら、趣味で絵を描く青年。その粗削りな感情剥き出しの絵に、世の中で流通出来る価値をつけて売り出そうとするお金持ちの青年。2人で熱い想いを掲げて表現の世界へ飛び出そう、的な単純な話ではないです。
そもそも絵の市場価値って誰が決めるのでしょうか。心を込めて描いたから認められるとか、伝えたい気持ちが強いから受け入れられるとか、それだけじゃ見つけてもらえないのですよね。
生み出した芸術が現実(価値とお金)とかみ合う時は、自分の力量・運・タイミングなどが奇跡的に合わさって、自分ではコントロール出来ない領域で力が働き「成功」となるんだろうって思います。だから無価値だろうが何だろうが描かずにはいられない、主人公の「描きたい欲」が私にはとても眩しく、羨ましくもありました。
自分自身も含め誰かの感情を揺さぶる事が出来たら、もうそれは立派な芸術なのに、それが世の中の求める価値に値するかどうかはまた別の話で、その付加価値をつけて世に出すのがパトロンの役目なのでしょうか。
とりとめもなく長々と書いてしまいましたが、興味深い漫画です。50話まで読みました。続き読みたいけれど、軽々しく読めないです。でも好きです。
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いつか死ぬなら絵を売ってから