5.0
マーガレット、やっぱりとてもいい娘で主人思いのいい侍女よね・・・なんだけど
ちょーっと余計っちゃー余計なことしちゃったかもねぇ
クロエが今回グレイの提案にのることはないと思うけど、何かが起こるキッカケにはなりそう・・・?
グレイもさ、バイス伯のデミアンは長年クロエのことを想っていた発言は完全スルー
あれは真実だったと思うよ、バイス&クロムウェル会話の内容が衝撃だったことはわかるけどさ
まーデミアン=悪のグレイだし、デミアンが側近貴族達を納得させる必要もあっただろうことなど想像できないから仕方ないけど
庶民の皆様にまで本来ありえない貧しい下級貴族と結婚とか言われちゃうんよ?!
だからって人気取りのためにデミアンがクロエと結婚したわけじゃないのはこれまで読んでいればわかるところ
庶民達がデミアンについて語っていた時の過去場面のデミアンは“素”でしょうよ
結婚式の時クロエに頬キッス(に留めた)したデミアンの表情はクロエへの愛しさが隠せていない感じよね
公爵の父に王の姉妹である母を持つ貴族オブ貴族ズのデミアンだけど固定観念や因習に縛られない革新的な人物
それ故に強烈なわけなんだけど・・・
だからどんな背景デメリットもすっ飛ばしてクロエに惚れちゃったし何がなんでも妻に!と思ったんでしょう
終わりよければ全てよし的価値観を政治や戦争以外の嫁取り作戦にまで適用しちゃったのが大失敗
ただでさえクロエはさ、ほぼ庶民感覚の善人お父様の薫陶を受けて育った情緒的なタイプ
それに加え、足のことからわりと自己肯定感低いがプライドは高く自分の賢さに自負もあり頑固な面がある
デミアンが強烈すぎてオブラートに包まれてる感あるけど、クロエもなかなか面倒な、複雑な面がある人じゃないかな
クロエを単純に清廉潔白ではいさせてくれないのがデミアン
案の定クロエはグレイにあんな男でも愛してしまったのだとは言わなかった、デミアンには隠し通せず愛憎をぶちまけちゃったけど
今のクロエは、デミアンの“暗部”を知ってしまっても憎みきれない、やっぱり愛していると認めざるを得ないそんな自分が許せない
という・・・これまたちょいと複雑な心境段階ですよね
この作品、キャラ描写や関係性やセリフなど単純でない所が魅力だけれどそれだけに万人受けはしないのでしょうかねぇ
この先もっと読者も増えるといいなと思いつつ毎回読んでます
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その品格に反抗を
047話
第47話