バイス達臣下と合流したクロエ。(彼らは母国に戻る船の修理の為遅れたようです)デミアンがクロエを安全に帰国させる為、優しい顔の裏で細心の注意を払って準備していた事を知り、自分も彼を諦める事はできないと彼らに語り掛けるこのシーン。
原作では、彼が最高の地位に就く事ができたのは、彼を信じて危険を冒してくれた人々が周りにいてくれたからだ。スワントンの太陽は、こんなに簡単に沈んではならない、と。
クロエの言葉を聞いた人々は、デミアンがなぜ彼女を選んだのかを理解し跪きます。デミアンにも似た指導者の資質。優しいが、決して甘くない、手強い力とありました。
意地を張り頑なだったクロエが、デミアンと再び愛を確かめ合い、本来の素晴らしい資質に輝きを取り戻した事にゾクゾクしました。父を亡くしながらも傷病兵を鼓舞した、あの日のデミアンを彷彿させるような力強さですね♡
息の詰まるようなエルノとの駆け引き。
ヨハネスは王座を取り戻す事はできない、第二のデミアンが現れ彼を王座から引きずり下ろす。それは身分性別、身体的制約に関係のない誰か。もし自分より優れた人が現れたら、私の夫はその事実を認める人だ。それが、彼の自尊心だからだ、とクロエが語るデミアンの品格。まさにそれが、彼がクロエを将来王妃となる伴侶として選んだ理由ですね。彼にとっては、身分も身体的なハンデも関係なかったんですよね。
「スワントンの王妃は、王に対する尊敬がすごいですね」
エルノはクロエに強烈な皮肉を言っています。どんな夫婦でも問題はあります、とクロエは返していますが、ここまでデミアンを理解していたなら、あの日あの時もっと冷静に…笑
どんな言葉もヨハネスの居所を引き出す事ができず、エルノに跪こうとした時に現れたデミアンの幻影。
デミアンならこの状況で絶対に跪かないし、彼の妻であり王妃である彼女が跪く事も容認しないと。
弱点を見つけて息の根を止めろというのが、いかにもデミアンらしい笑
(デミアン、バラの城でエルノに会っていますが流浪の民ではない事を見抜いていて、バイスから正体を聞かされた時もそれ程驚いていませんw)
先行配信の本国では、昨日最終話が更新されました(涙)
Finとなっていたで、「我慢」以外の外伝・特別外伝は漫画化されないのかな…(最後に一部ダイジェスト的に…でした)コメ欄がその件で沸いていたので、希望を持ちたい♡
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その品格に反抗を
073話
第73話