原作、漫画とも最終話まで読み終えています♡
イザベラの突然死。
原作では、クロエがその知らせを聞いたのは、城へ戻って急いで寝床へ潜り込み、ちょうどマーガレットが彼女の世話をするために部屋に入って来たタイミング。デミアンは、書斎で執事から知らされました。二人は一緒にいなかったので、デミアンの証言にあまり効果がなかった。
クロエは公爵夫人という身分の為、本来地下牢に入れられるところを礼拝堂に収監されます。とはいえ、暖房もなく、食事は一日二回(固いパンと冷たいスープだけ)…30話を読むと、クロエが受けたこの仕打ちに腹が立ちます。
なぜグレイと一緒にいたと言わないのか、と問うデミアン。グレイの事が心配なのか、不貞を働いた罪で離婚され、俺がベルディエの事業から手を引き、肩代わりした父親の借金を慰謝料として返済するよう要求するかもしれないからか?と。実際その通りで、グレイとの密会が表沙汰になれば、父もグレイも破滅する。父は借金に埋もれ、グレイは実刑になるかもしれない。クロエは全身の血が地面に流れ落ちるような気分だったそうです。自分の命を守る為に、愛する人たちを犠牲にする事はできない。…そこまでは、まさにデミアンの読み通り。だから、俺に縋れと言いますが…。
6・7話を思い出しました。あの時は、不祥事を起こしたのはアリスで、罰せられるのも彼女。クロエは何としてもそれを阻止しようと、デミアンに縋りついた。でも今回審判を受けるのは自分。クロエの出した答えは「刑の執行は非公開で」。この時のクロエの気持ちは、死よりも恐ろしいのは、天国の母に胸を張って会えない事。父が先に子を亡くして苦しまないで欲しい、逃げたアリスが自分の死を永遠に知らずにいて欲しい。
クロエは、自分自身の為に縋りついたりするような女じゃない。(イザベラとは大違い)この誇り高かさこそ、デミアンが惚れたクロエの資質。自分の妻を分かっているようで、まだ分かってないのよ、デミアン。
…読み返し組にとって、28・29話は特に胸糞。クロエにこんな事言わせるんじゃないよ(怒り)
沼の皆様、何話が好きですか?私は49~51話(圧倒されて絶句)、57話(色気が凄すぎて、次話に胸が高鳴って)、67~6・9話(何も言えねぇ)…まあでも1話たりとも無駄のない作品でしたね♡♡♡
-
12
その品格に反抗を
028話
第28話