原作、漫画とも最終話まで読み終えています♡
不自由な身体で負傷兵の看病をしたり、森へ薄暗い明け方に一人で来たクロエの言動を「令嬢の傲慢」と言い放ったデミアン。戦争の悲惨さを知らず、世間知らずでもあったクロエの行動は、確かに軽率な部分もあったと思うけど、初対面で女性相手にここまで侮辱的な言葉を並べる彼に、「え?コイツなに!?」と最初に読んだ時は驚きましたw
「攻撃されたと勘違いするのは被害妄想」…いや、明らか攻撃してるでしょ。愚かで野心家な父親、これ見よがしな看護、無能、身勝手、迷惑…えーとあと何言うた?あげくスカートめくり。
「アドバイスに感謝の言葉も述べられないとは、よっぽどひねくれている」…え?どっちが?全部アンタのせい、感情的になったのは。
原作ではデミアン、もっと酷いw
いきなり現れた蛇と、その死骸に気絶する程驚いたクロエは座り込んでしまいます。体に力が入らない上、肝心の杖は蛇に突き刺さっている。デミアンに「助けて下さい」と頼んだのに、「危険ではないと言ったじゃないか」と。「では、杖を返して下さい」と言えば「手がないのか?蛇はもう死んだ」と手助けせず。クロエは死ぬ気で自力で立ち上がります。ここでやっと蛇から杖を引き抜き手渡そうとしたので、クロエは「結構です」と断りました。(このくだりが漫画化されていたら…もっと炎上していたはずw)
クロエ、よく泣かなかったな。後にデミアンがクロエの事を「少し言われたくらいで泣くような性格ではない」と言ったのも、この出来事があったから。
さらに子爵の事を「体の不自由な娘を俺の目の前でウロウロさせた」「目に涙を浮かべ、口を極めて娘を褒めていた」と侮辱したので、クロエはここまで誰かの事を嫌だと思ったのは、病気の母親の物に手を付けた侍女以来初めてだと(爆笑)
ちなみにクロエが初めてデミアンを認識したのは、あの演説の夜。看護していた時から目で追っていたのはデミアンだけなので、盛大なる勘違い。
物語の核となるこのシーン。
デミアンとクロエ、それぞれ真逆の捉え方をして、相手の事が忘れられなくなります。
本当に胸糞悪いデミアンですが、最終話まで読むとこのシーンの解釈も変わってきますので、脱落せずに読んで下さいね♡
めちゃコミのトップページの独占作品おすすめ特集、第3部の表紙絵が使われていますね。二人の表情がとても素敵で大好きでした♡
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その品格に反抗を
003話
第3話