暴力は根本的な解決策にはならないし、むしろ事態を悪化させる。
それでもスッとしましたね。私は。
暴力を肯定するわけではないけれど、他者を長きにわたって痛めつけてきた人間なのだから、その痛みを思い知ればいい。
やられてみてどれほど痛かったか、どれほど惨めだったか。(それにしても盛大にフッ飛んだなー)
「触るな!」
相手はルースなのに、完全に理性が吹き飛んでますよね。
そのくらい、リフタンが目にした光景は衝撃的なものだったんだろうな。
命懸けで守って来たつもりだったのに実は守れていなかったショックで、自分とマクシー以外が全て敵に見えているような悲痛な叫びで胸が痛い。
公爵家の騎士に対する恫喝も、読んでいるこっちまで震えて来そうな凄い迫力。マクシーの受けてきた待遇にこんなに怒ってくれた人、今までいないよね涙
エリオット、ウスリン、ルース。
よく考えると最高のメンバーで潜入してますよね。
そして何よりロゼッタ!
彼女にとっても物凄いリスクがあったはず。
執念深い公爵が、回復後にこの不祥事を徹底的に追求しないはずはないですから。
辛辣なんだけど、やっぱり根底に姉妹としての情を感じるなぁ。
クロイソ城を去るマクシーの心情。
敢えて文字にせず、マクシーの表情から読者に考えさせる。
凄い演出だなあと思いました。
ずっと寂しかった可哀想で幼かった自分。
自分を閉じ込めて、心を縛って来た牢獄からやっと永遠に脱出できる解放感。
愛する人が、常識では考えられない手段で救い出してくれた安堵感。
絶対に知られたくなかった相手に自分の境遇を知られてしまった身の置き所のなさ。
最後の最後まで自分を一切愛さなかった父への空虚な気持ち。
マクシーの気持ちを想像すると、私も涙が止まらない…。
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オークの樹の下
149話
第149話