えー、やだやだやだやだ!!
「それじゃあ、言ってくる」のリフタンの身の翻し方が、あまりにもあっけなくて。
せめて最後に二人だけで会話して、抱き締めてあげて。
て思っていたら…
リフタ~~~ン(号泣)
…過去イチ泣いたわ、オーク史上。
リフタンとの別離に、子供のように泣くマクシー。そんなマクシーを跪いて見つめるリフタンの瞳が、ただただ優しくて泣ける。
子供の頃に「あなたは私を見捨てないわよね」と犬にしがみついて泣くマクシーを思い出しました。
寒い…誰か私を抱き締めて
誰でもいいから…私を呼んで(4話)
あの頃マクシーが夢に見ていた、自分を助けてくれる騎士。それはリフタンだったんだね(涙)
「ここはもうお前の家なんだから」
「お前は俺のたった一人の家族だ」
「俺がお前を守る どんなことがあっても」
これまでリフタンがくれた言葉が、何だか一気に心の中に押し寄せて来て、胸が詰まりました。
「こんな物に頼らなくたって俺は必ず生きて帰ってくる」
朽ちた硬貨を拠り所に、これまでどれ程壮絶な人生だったのか、それなのに心歪む事なく、どうしてこれ程深く愛せるのか。
二人のプレゼントのチョイスが、また尊い…。
37話でマクシーが贈った、剣帯に付ける飾り。あれもリフタンを守ってくれるよう贈った物でしたよね。お互いがお互いの無事が一番の願いって。
「…俺のことが心配なのか?」
心配だよ!!!!(大声)マクシーも、読者も!!
マクシーの涙。
リフタンはいつもマクシーの事ばかり案じて、一人で泥を全て被ってでも全力で守ろうとする。自分だって同じくらいリフタンの事が大切で、心配で守りたいのに、彼は自分にそれをさせてくれない。一人で行ってしまう。それが切なくて、こんなに泣いてしまったのではないでしょうか。
無事に、そして早く帰って来て欲しい(涙)
-
138
オークの樹の下
112話
第112話