原作、漫画とも最終話まで読み終えています♡
涙を流しながら、デミアンにキスをしたクロエ。本音でぶつかって来て欲しいのに、なかなか相手にしてもらえないデミアンwアプローチの仕方を、アナタ完全に間違えてるからね…笑
屋外パーティーでドレスアップした二人が、ノーブルな美男美女ですごくお似合い♡クロエがいつになく気合が入った盛装をしていますが、侍女マーガレットの手によるものです。視線を投げかけるだけで男たちが皆倒れる程、途方もない美しさだという公爵の愛人イザベラを迎え撃つべく、髪型から装身具まで盛りました。
漫画ではサラッと終わっていますが、原作はこの女たちの神経戦、凄く読み応えがありました。地味な服装で、ただ気の弱い女性のように振舞うイザベラを見て、美貌を武器に公爵を誘惑したという噂とは違うと感じた招待客達は、着飾ったクロエに反感を感じ、公爵に捨てられた彼女に同情心すら抱きます。(イザベラ、事前に他の招待客に贈り物をするなど周到な根回しもしています)天幕を張り、焚火で温めた会場で、お茶が冷めぬよう心配りも怠らなかったのに、夫人達は没落した家門の出身で、身体が不自由なクロエに礼儀を尽くさねばならない不満を表に出し始めます。クロエはイザベラの取り繕った態度から、この場の主役になろうとする彼女の意図を素早く見抜き、「無理してまでいる必要はない」と強い口調で発言。他の夫人達にも、(公爵との事業の件で来ている)夫と共に帰っていいと。デミアンも「夫人の体調が優れないなら、当然お帰りいただくべきだ」とやんわり加勢。皆慌てて「席を立つつもりはない」と取り繕う事に。
プリンを用意したと言うクロエに「イザベラが一番好きなデザートだ、気遣いに感謝」だなんて、KY極まりないデミアンのセリフですが、体調の優れないイザベラに謝罪させた直後に、デザートの話を持ち出すクロエの発言が「血も涙もない」とさらに招待客の反感を買い、冷たい視線が集中していた状況での発言だったようです。もしかして、クロエを庇った?
「どうした?」と苦境に立たされたクロエの背後から、まるで彼女を守るようにデミアンが登場したシーンも好きです。ただ、クロエがしている苦労は全部アンタのせいなんやw今回のこのパーティーも、クロエが公爵夫人として振舞えるかのお試しなんでしょう。本当に面倒くさい男ですw
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その品格に反抗を
024話
第24話