4.0
切なくて長い物語
始まりは現代。
甚太神社に産まれた娘は、『いつきひめ』という特別な巫女になるのだという。初めて『いつきひめ』の衣装を纏った娘が、ふらりと現れた男子学生に神社の名前を聞き、甚太神社という名前を聞いて涙を流すところから物語が始まります。
そこから一気に江戸時代まで遡って、話が進んで行きます。最初に出てきた学生は甚太で、いつきひめを守るための巫女守として鬼と戦ってきた。
甚太には妹がいて、母親が鬼に犯されて産まれたため、半分鬼の資質を持っていて幼女のままで成長が止まっている。甚太も村の大人達も多分そのことは分かっていて、それでも村で暮らすことができていた。 ある日村が鬼に襲われ、甚太と心を寄せ合っていた『いつきひめ』も村の人々も殺されてしまう。 妹の鈴音は鬼の本性に目覚め、本来の17歳(?)の姿となり謎の言葉を残して鬼と一緒に去っていく。
残された甚太は鬼との戦いで片腕を失ったが、相手の鬼が自分の腕を付けた(?)事で、鬼の性質を持つようになり、そこから老いることもなく現代までの長い時間を孤独に生きていく。
興味のわく話ではありますが、何せ長い。
江戸時代だけでも、どれくらいかかるのかなと思ったら、とてつもなくて……課金まではできませんでした。
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鬼人幻燈抄(コミック)