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やっと源氏物語が身近に感じられました!
いままで源氏物語を題材にした漫画作品は多々あれど、どの作品を読んでも 現代の貞操感とは大いにかけはなれた登場人物たちに共感を覚えることができないでおりました。
しかし、この作品はまさに目からウロコ!!
「あー、源氏物語ってこんなふうな宮廷環境の中で同人誌感覚で書いてた物語だったのね」と妙に納得してとても楽しく読んでます。
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21507位 ?
いままで源氏物語を題材にした漫画作品は多々あれど、どの作品を読んでも 現代の貞操感とは大いにかけはなれた登場人物たちに共感を覚えることができないでおりました。
しかし、この作品はまさに目からウロコ!!
「あー、源氏物語ってこんなふうな宮廷環境の中で同人誌感覚で書いてた物語だったのね」と妙に納得してとても楽しく読んでます。
話の本筋ではないけれど、悪代官みたいな宰相と自分の息子を皇位に就けたい皇太后が色々画策して陰謀を巡らす中で、当の本人である皇弟王子が二人の薫陶を全く受けずに 聡明な少年に育っていて、皇帝とヒロインの最大の理解者&協力者になってるところがなかなか面白かったです。
互いを気遣い、慮ってゆっくりと愛情を育てている二人と、その過程で凛と成長していくヒロインを、あたたかく見守りたくなるような作品です。
虐げられた高貴な魂をもつ娘と訳ありの神さまのラブストーリーは数多くあれど、この作品はまちがいなく大当たり!の面白さだと思います。
おすすめです。
かつて何人もの名女優美人女優が演じてきた大奥史に名を残す「瀧川さま」が、超がつくほどの猫好きをひた隠すこわもてのイイ人だった!という設定がなんとも斬新。読むたびに、人の目を避けて密かに猫に癒される滝川さまに大いに癒されます。
おすすめです。
連載開始当時はかなりの意欲作だったろうと思います。しかし、既に何名もの方が言及されてらっしゃるとおり、ヒュッレムとイブラヒムが恋仲という設定は、その後の展開と史実を考えるとちょっと無理があると感じました。
本編読んで「イッセイ君のデレデレをもっと見たい!」と切望したファンの欲求を叶えてくれる夢のような番外編です。彼の目に映るハヤメのキュートなことったら…悶絶ものですね。
ただし、短くて高いのがちょっと残念なので星みっつ。
魅せる描画だし、しっかりしたキャラクター設定だし、面白いし、人気があるのも納得です。
でもなぜだか作品に完全に入り込めない。遊郭にしても良家にしてもイッちゃってる殺し屋にしても、独自の世界観故に読み手の好みがはっきり別れるせいかな。
救世主としての絶大な力を持っていながら驕らず威張らずひっそりと穏やかに暮らし、たいせつな人たちを陰からさりげなく支えて いつも微笑んでる主人公のスタンスは素敵な生き方だと思う。
でも、異世界を救うほどの大きな力を享受することに同意したうえで転移してきたのだから、力を持つ者の義務として、先に来て好き放題やって国政をひっかきまわしてる駄目救世主がキレて力を暴走させる前にもっと早く彼女を諌めるべきではなかったのか?という思いがくすぶって、手放しで主人公に好感を持つことができませんでした。
結果オーライ大々円だから、まぁいいのかな。
可愛いのに甘すぎず、真っ直ぐな心持ちなのになぜか孤独な女の子を描かせたらこの作者さんの右に出る人はいないんじゃないかな。オススメです。
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神作家・紫式部のありえない日々