2.0
強いステータスの持ち腐れ
25話まで読了。
結構システム的なことが気になる性分なので書かせて頂きますと、
まず創った魔法、宝の持ち腐れ感がある。
今時の感じがするのは、前世と現世の全ての情報を検索できるという、AIでも搭載しているんかな?という魔法。一昔前でいうアカシックレコードの複数世界版。
これでお世話になった師匠たちへのプレゼントの作り方を調べて…とするのだが、出来上がったものがこの世界での国宝級の容量。それを「常識的なサイズにしました」と平気で宣う主人公。
…お前、一体何を調べてたんだ笑
平均的な容量は検索魔法では出てきませんでしたか?出てきたけど無視したんですか?
思考系魔法も「処理速度が速くなる」「並列思考ができる」だから、主人公の脳にかなりの負荷をかけそうな魔法で、かつ、スペックが主人公の脳みそを超えることがない。
要は小学生が2人で早めの速度で考えました!とやったところで、その道のプロが1人で普通の速度で思考する方がクオリティ高くないですか?という。
物語の内容でいくと、主人公に絡んでくる女性陣に苦手意識を持った。
まず姉貴が弟である主人公ラブ、というか依存気味で気持ち悪い。
馬車を襲われたところを主人公に助けられた王女と公爵家娘も、自分たちの馬車を守っていた騎士たちが太刀打ちできなかった魔物の群れを、主人公単身で殲滅するのを見て、主人公を自分のものにしようとひっつくのだが、
まず、その異常な強さに化け物、と恐れを抱かないのが不思議だなあと思ったのと(個人の感想ですw)、
姉貴同様主人公を「自分のもの」扱いする、
主人公の意思まるっと無視する様子がイラッとする。
世界を救うためにはずば抜けたステータスが必要らしいのだが…王家や公爵家とつながる事で得られる権力で、言うこと聞かせる場面がこれからあるのかな?
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転生貴族の異世界冒険録