4.0
正真正銘の王道ファンタジー
転生でもなければループでもない、悪役令嬢も出てこないし婚約破棄もされない
なので原作〜未来〜やらの情報はゼロ、読者に与えられる情報は主人公と全く同じなので話はなかなか掴めないし、10話くらいまでは絵も硬い
でも主人公エステラ/エスティンの魅力だけで充分に読み進められるし、絵も徐々に柔らかくなる
◯◯な私が××したら、△△な誰々に◇◇されました!…みたいな設定・展開・結末が見える作品もいいですが、
何も分からない状態から、主人公と同じタイミングで困惑・怒り・悲しみ・歓喜・爽快感を感じられる作品もいいよね
魔女、大魔女、魔呪力、神聖力、聖剣、聖槍
この辺りが理解できるまで我慢できるかが、作品を楽しめるかのポイントかな?
・魔呪力と神聖力
モンスターが扱うのが魔呪力で、それに対抗できるのが神聖力
神殿の人間は神聖魔法が使えるが、真に神聖力を扱えるのは聖剣と聖槍を継承した皇帝のみ
皇帝は既婚者でなければならず、皇太子は結婚できていない
前皇帝逝去からの期間が長くて魔呪力を抑制できなくなってきている
・魔女
人間とそっくりな見た目のモンスターで、植物と蜂を合わせたような生態
魔女であれば誰でも、大魔女(女王蜂みたいな)の命令には必ず従うことになる
"種"、"開花"は魔女の生態に関する単語
↑この辺が分かれば、読むのにだいたい支障はないかなと
設定、ストーリーとしては星5なんだけど、どうしても!相手のクレオール殿下が好きになれないっ笑!
「エステラが本当に女性と気づいているのか?」の答えはそのうち判明するけど
女性だと思ってないと数々の言動がおかしいし、
エステラの腹を思いきり殴るシーンがあってさ、女性だと知ってるなら他の部位はまだしも腹殴るは最低行為に見えるし
…どっちにしてもドキドキよりもモヤるんだよね
エステラはちゃんと契約として一歩引いているのに、それ以上の感情や振る舞いを身勝手に押し付けるし
アポなしで押しかけてはエステラの邪魔をして「金持ちイケメンが君のために何かしてやってるぞ!」の主張が強いし
自分が死地に送り込んでるのに、死ぬな、命を奪う覚悟を持て、逆にコロすな…etc.
とにかく注文が多くて
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砂時計の契約令嬢