5.0
途中難しいけどダークおもしろい
小説のストーリーは、皇太子の婚約者であるにもかかわらず、婚約者より愛されるヒロインヘレナに嫉妬し陰謀を企んだことによって最期は処刑されてしまう婚約者のエリス。そんな小説の中のエリスに転生してしまった自分は、自分がいた元の世界にどんなことをしてでも戻ろうとするお話。
実際、元のエリスの魂はもう消えてしまい、元のエリスが処刑されることはない。ということは、小説のエリスは異世界から来た自分(主人公)だったのかな?と疑問。ただ自分によって、たくさんのことが小説とは変わっている。自分は元の世界に戻る為に死ぬ試みをするけど死ぬことができない。因果律が影響しているようだとなっている。周りの状況が大きく変わっているのに、自分の望むようにならないけど、そもそも魔女や大神官の言っていることが本当なのか。所々理解が難しかった。
アナキンの存在、自分に名前がない名前をつけなかった。エリス(自分)がつけてくれた名前がアナキン。エリス(自分)が決めた護衛騎士で、言葉は少ないけど存在感が大きい心安らぐ自分を裏切らない人。
皇帝・皇太子・大神官・イアソンはエリスの周りにいる男たちで、皇帝を除く3人はヘレナを慕い、皇太子は婚約者のエリスがいるのにもかかわらずヘレナをそばに置いていた。だけどこの3人いつの間にかヘレナより自分のエリスに気持ちが変わっていた。特に大神官なんてあってはいけない関係なのに、今世がダメなら来世とか気持ち悪いことを言う様になって、ポンコツな男たちだった。
皇帝は皇后に執着していて、皇后は子供を見捨てた皇帝を許すことができない、皇后のダークな最期は印象強く残った。
エリスの父親の侯爵は、この人も妻を愛し妻が望んだことを続けていてせつないと思った。皇后は恨んでいるけど、侯爵は侯爵なりに家紋守っているし、結局元のエリスはアレクによって消滅を選んでいるから凄い複雑な気持ちになった。
アナキン
87話の無料分までではまだわからない。自分のエリスがいなくなったらアナキンどうなるのかとても気になる。悲しんでほしくない。アナキンを追い完読する予定です。
-
3
悪女を殺して