伽羅女さんの投稿一覧

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11 - 20件目/全75件
  1. 評価:5.000 5.0

    途中難しいけどダークおもしろい

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    小説のストーリーは、皇太子の婚約者であるにもかかわらず、婚約者より愛されるヒロインヘレナに嫉妬し陰謀を企んだことによって最期は処刑されてしまう婚約者のエリス。そんな小説の中のエリスに転生してしまった自分は、自分がいた元の世界にどんなことをしてでも戻ろうとするお話。

    実際、元のエリスの魂はもう消えてしまい、元のエリスが処刑されることはない。ということは、小説のエリスは異世界から来た自分(主人公)だったのかな?と疑問。ただ自分によって、たくさんのことが小説とは変わっている。自分は元の世界に戻る為に死ぬ試みをするけど死ぬことができない。因果律が影響しているようだとなっている。周りの状況が大きく変わっているのに、自分の望むようにならないけど、そもそも魔女や大神官の言っていることが本当なのか。所々理解が難しかった。

    アナキンの存在、自分に名前がない名前をつけなかった。エリス(自分)がつけてくれた名前がアナキン。エリス(自分)が決めた護衛騎士で、言葉は少ないけど存在感が大きい心安らぐ自分を裏切らない人。

    皇帝・皇太子・大神官・イアソンはエリスの周りにいる男たちで、皇帝を除く3人はヘレナを慕い、皇太子は婚約者のエリスがいるのにもかかわらずヘレナをそばに置いていた。だけどこの3人いつの間にかヘレナより自分のエリスに気持ちが変わっていた。特に大神官なんてあってはいけない関係なのに、今世がダメなら来世とか気持ち悪いことを言う様になって、ポンコツな男たちだった。
    皇帝は皇后に執着していて、皇后は子供を見捨てた皇帝を許すことができない、皇后のダークな最期は印象強く残った。

    エリスの父親の侯爵は、この人も妻を愛し妻が望んだことを続けていてせつないと思った。皇后は恨んでいるけど、侯爵は侯爵なりに家紋守っているし、結局元のエリスはアレクによって消滅を選んでいるから凄い複雑な気持ちになった。

    アナキン
    87話の無料分までではまだわからない。自分のエリスがいなくなったらアナキンどうなるのかとても気になる。悲しんでほしくない。アナキンを追い完読する予定です。

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    闇・重い・美しい

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    由緒ある貴族に生まれたエティエンはきょうだいと、父親の再婚により義母とその連れ子で暮らしていた。だけど父親、兄など次々と死んでしまう。ある日、毒の入ったクッキーを弟が食べてしまい「逃げて」義母がくれたクッキーと言い残し死んでしまう。
    弟がかわいい子だった。後妻の目的は自分の子供を公爵家の後継者にするためにやったようで、まだ子供のエティエンは逃げるしかなかった。

    シオアナは伯爵家の令嬢。伯爵が道で出会ったエティエンを連れて帰って来る。
    兄のイーライは、仕事をシオアナにさせ遊び借金を作り、気に入らない時はシオアナやエティエンに暴力をふるうなどろくでもない男だった。

    やがてシオアナとエティエンは愛し合う関係になるんだけれど、伯爵家に来る前にエティエンはどれいにされていたため、周りには知られてはいけない。
    そして借金が膨らんだイーライによって、状況が変わりはじめる。

    義母や兄は欲の塊、エティエンのシオアナを想う重い愛情(ノアも?)、エティエンとシオアナは美しい。
    明るく爽やかな場面は少ない。暗くホラーのようなドロっとすることがほとんど。でもなぜかもっと読みたい、続きが気になる作品でした。

    • 3
  3. 評価:5.000 5.0

    実は素直な子

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    主人公が転生者ではなく、王族の双子の第二王子が前世で遊んでいたゲームの中だと言うお話。
    公爵令嬢のリリは、双子王子が自分(リリ)のことを悪役令嬢と話しているところを偶然聞いてしまい、ショックをうけるけど思い当たる節がいくつもあって、悪役令嬢回避を試みる。

    兄王子は一目見てリリを気に入って、リリは悪役令嬢になりたくないと素直に話す。すると兄王子はミッションを与え、次会う時はいい報告を期待してると言うと、リリは奮闘し良き令嬢と成長していく本心は素直な令嬢だった。

    43話の無料分までは兄王子とリリはラブラブで良き婚約者で可愛かったけど、弟王子が前世の子供のままで少しウザかった。リリが悪役令嬢でなくなったことで次は弟王子のルートを進めるようでガヤガヤしそう。まだ兄王子とリリが婚約兼恋人だからノエルの不思議や兄2人のことも出てくると思うと、引き続き気になるところ。ただ1話が短い⋯。

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    発想力が神

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    光がない世界、生まれてから光がない主人公クノンくんは『水の紋章?尊い英雄の傷跡⋯そんなのどうでもいい』と、しんどい幼少期があった。だけど水の紋章が出たことによってお父さんは家庭教師をつけ、魔術を学んでいく。

    光がないって今の世界は、障害というくくり。でもここでは『尊い英雄の傷跡』って言われているの良いなって思う。個性を引き出すし、みんなが普通に接して嫌気を感じない。

    魔術を学び始めると、今まで暗い表情だったクノンくんは冗談のように明るくなってきて、婚約者のミリカ王女との関係もよくなって、口も達者で女の子好きになっていった。ちなみにクノンくんは侯爵家の次男。お兄ちゃんは婚約者がいるか不明。
    家庭教師の先生もいいけど侍女のイコさんが侍女らしくなくて、友だちのお姉さんのようにタメ口だし、女心や多分紳士たる者の何かを植え付けたと思うけど、それが見えなかったクノンくんにはいい人たちだったんじゃないかな。女性にやさしくみんなに愛されるクノンになっていった。

    そして発想力がハンパじゃない。どんどんアイデアが浮かんで、それをこうしてみるとか、とても賢い。見えなかったぶん努力したはずだから、人にやさしくなれるのかな? 面倒見もいいし、ちゃっかり自分の権利も得る頼もしい少年。
    これからどんなお話になるのか楽しみな作品。作画もよくてクノンくんかわいい。ただ登場人物多くて、誰がなんの魔術だとか何ができるって覚えるの大変(@_@;)

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

    いつになったら⋯

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    無料分102話まで読みました。おもしろいですよ。
    田舎の貧乏貴族の長子令嬢ヴィオラが、公爵家サーシスと契約結婚をしたお話。
    サーシスは結婚前から愛人を別館に住まわせていた。ヴィオラは借金返済をしてもらう条件だったから愛人がいることに問題はなかった。だけれどサーシスは徐々にヴィオラを意識しはじめる。それは今まで地位や金目当てで近寄ってきていた令嬢は数多くいて、そういった人物に嫌気をさしていたけど、ヴィオラは今までにいないマイペースがよかった。
    ちゃんと愛人と別れたあとは、ヴィオラ一筋でカッコいいしお金もあるし、完璧な夫だと私は思うけれど、ヴィオラは契約結婚がなかなか抜け出せずに、サーシスを旦那様として大切には思うけど家族としての感情で、いったいいつになったら2人はイチャコラするんだろうと焦れったい。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    物語を大正時代にしたお話好きです。
    27話までなのでまだ入り口あたりかもしれませんが、ありきたりだけど色々な出来事が描かれているので飽きずに読めると思います。

    主人公の雪子さんは妾の子であり、母の死によって藤島家にやってくるけど、家族からは暴力を振るわれ使用人として育てられた。
    義姉が嫁ぐはずだった平塚家に姉の身代わりに雪子が嫁ぐ。17歳でありながら家事全般でき特に料理はプロ並みで、周りの人たちと仲良くなるきっかけでもあった。

    夫のタカヤさんとは結婚してからしばらく会話ないし、お飾り妻だったけれど、徐々に2人は仲睦まじい夫婦になっていく。
    雪子さんが夫を支える姿がとてもよかった。

    • 4
  7. 評価:5.000 5.0

    子供と会えるかな〜続きが気になる

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    主人公レオニの父はハイデッガー公爵ギドン、母親はヴェングラー公爵家令嬢パオラ、この2つの家紋は敵対する関係であったが、皇帝の命令により婚姻する。心配する両親だったけど、パオラはギドンに好意があり喜んでいた。だけどギドンには愛する女性がいた為、パオラを愛することなく幼いレオニを残し寂しい生涯を終えた。レオニは父親に愛されるよう努力するものの、異能の発現がない娘には無関心だった。レオニの幼少期は親からの愛情はなかった。そして母親パオラが亡くなってすぐに再婚し、そこには愛した女性の妹が妻となり、レオニと年が近い異母妹が現れた。ギドンはレオニが高値で嫁げるよう最高の教育を受けさせた。
    そして1度目の人生は皇族を含め3人の男性と結婚するけど、暗殺や行方知れずとなり子供と引き裂かれ、32歳で異能により10歳に戻った。
    ******

    なんとまあレオニは振り回されて、ほとんどの人たちが痛い目に遭う人生なんだと思う。
    皇帝が皇子や皇女さえも利用してでも手に入れようとする欲望の塊。皇女は1人みたいだけど皇子は第8までいるし、皇后も最大4人まで作れる上に侍女にまで手を出すとか、登場人物多くてややこしい。事の発端は皇帝なんだよね。

    2度目の人生からレオニの復讐がはじまってスカッとする部分があるけど、それよりもレオニの策略が見事で、どうなるのか予測ができない面白さがある。ただ復讐だけが目的じゃなくて、1度目で授かった子供を探すレオニが無事に見つけられるか、どのように見つかるのか楽しみなところ。

    レオニは成人して誰と結婚するのかな。ルトガーがわたし的には1番いい思うけど本当に予測できない。
    2度目はたくさんの人たちに愛されてよかった(*´ー`*)

    そしてなんといってもラスボスはやっぱり皇帝でしょう。66話まで読んで既に皇帝の砦を壊しはじめている。けど皇帝本人はレオニの異能を十分理解していないこともあって気づいていない。ただレオニ自身もまだ準備段階で、これもまたどう皇太子にバトンを渡すのか気になる。

    父親ギドンとの関係。レオニの復讐ターゲットは、皇帝と並んでギドンも最有力候補でレオニ自身も言っている。
    ギドンは能力の高いレオニに父性を感じた。1度目には無い感情を許すのか。
    おもしろいから最終話まで読むと思う。

    • 8
  8. 評価:5.000 5.0

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    私は結構好きな作品。無料分40話までです。今のところ転生ものではない。
    銀髪のリン。お母さんは薄い色の金髪だった。お父さんはいない。
    幼い頃にお母さんを亡くし1人になったリンは、ある親子の家でタダ働きを強いられ、ろくに食事もできない環境で生活を送っていた。成長して10歳くらいだったかな?、銀髪の少女を探しに来た連中に連れられ公爵家にやって来たリンは、公爵令嬢エリザベスの専属侍女となった。はじめは優しくお腹も満たされてよかったけど、リンが公爵家に連れてこられた理由はエリザベスの鬱憤を晴らす銀髪の少女が欲しかっただけだった。何故なら銀髪は皇族の証であり、エリザベスは当時の皇女と比べられることがあったようで気に入らない。それをリンでストレスを解消しようなんて魂胆だった。
    毎日エリザベスに怯えるリンは庭園の片隅に行くことがあった。そこに公子マーチン坊ちゃんがいて、2人は気になる存在となっていく。
    時が流れマーチンがアカデミー?だったかな?から帰ってくると、身体はたくましく成長してリンの気持ちは大きく募っていった。だけど一方でマーチンは妹エリザベスの出生の秘密について悩んでいて、帰って来てからは別館に引きこもり夜は貴族の令息令嬢を集めて酒を飲んだくれていた。この時のマーチンはただ大きくなっただけのポンコツ公子。リンを夜の別館に来るようにして、自分を慰めるためにリンを抱く。リンはエリザベスの止まない暴力にマーチンが癒しとなっていて、リンが不憫でならなかった。
    ここからは物語の折り返しで今までとは違う状況に。リンはこれから新しい出会いや別れがやってくる。この長く辛い環境から抜け出し、安全でしあわなな未来が訪れることを願って、これから最後まで読み終えたい。

    • 5
  9. 評価:5.000 5.0

    だんだんおもしろくなる

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    はじめは主人公の網浜奈美の世間離れした非常識さが通常ではあり得ないほど大げさに描かれていて、見ていて不愉快だったりバカバカしさがあって読むのやめようとしましたが、大量無料で読めたのでなんとなく読み続けました。
    あまりにも自己中心的で周りの迷惑でしかない自サバ網浜は、新卒入社した出版社で問題を起こし退職する。次にGOGO CITYへ派遣社員で働くが契約打ち切り。途中、結婚をするため結婚紹介所に入会するけど退会する羽目に。そして教師編になると、言いたい放題自分勝手なところが生徒たちにいい影響を与え、いつの間にか教師として信頼されるようになっていたが、懲戒免職となり行方不明となる。都会を離れ田舎暮らしをはじめると、とんとん拍子で政治家に転身。
    短い期間で転職を繰り返すも、出版社以外はとばっちりだったり意図しない退職なのをみて、非正規雇用は事実でなくても簡単に職場を失いホントに守られない立場だと思った。でも、自サバ網浜は転職の度に正しい方へ導く風雲児のようでおもしろかった。

    • 4
  10. 評価:5.000 5.0

    全話読み終え

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    ペレスカ公女ヘレナは、500年ほど前の皇帝ダンテ(女性)の記憶を持つ。ダンテは皇帝の私生児だけど母親に捨てられ孤児として育ち、生き延びるため剣を学び帝国一の剣士になっていた。皇帝はダンテを皇族に入れたけど、兄妹は弱っちいからダンテが消しちゃう。そして皇帝になってる(^ ^)
    そんなこんなで龍がどんでもない暴れん坊で、ダンテが封じ込めて被害が収まったもんだから、500年経った今でも英雄として受け継がれてる。そんなヘレナだから剣だけじゃなく弓までめっちゃ強い。

    そうだ、最後までヘレナは自分がダンテの記憶があること誰にも打ち明けてないな。最後の方はあっさり終わったんだ。もう少しヘレナのかわいいお兄様を見たかった。お兄様はどこの令嬢と結婚するのかや公爵家の繁栄、アゴットの将来とか、ユリカがどう生きていったのか、結局ダンテの魂を呼び戻したのか色々話し少なかった。カエサルが皇帝になった仕事っぷりや、皇后になったヘレナも見たかった。そう考えるとあと5話は長くしてほしかった。

    カエサルとヘレナが綺麗で良いのはもちろん、2人は幼い頃から出会っていてヘレナがレナードに剣を教え始めた後カエサルとも師弟関係になった。当時からカエサルはヘレナに一途で、恋に鈍感なヘレナを振り向かせるのは大変だっただろうな。
    レナードお兄様がかわいいくてカッコよく成長した姿が楽しみだった、仲良し兄妹が名残惜しい…。
    最後まで読み終えてハッピーエンドよかったですよ。

    • 4

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