5.0
全話読破
絵が綺麗で読みはじめてハマり、最終話まで読み終えました。
ストーリーもいいけど、とにかく登場人物が美男美女で子供はかわいい。見ていて飽きないし、ドレスもかわいくて毎回楽しみにしていた1つ。
主人公のアリアが前世で伯爵家の異母妹のエミールの悪巧みに嵌り、エミールの兄カインによって最期は処刑されてしまう。その時異能が発現され今世に戻る。このあたりはたまに見かける内容だけど、同じ運命を辿らない為に自分磨きをし、平民上がりから立派な貴族へとなってアリア自身と母親が死なずにすむよう対策を練る。
エミールは伯爵家の令嬢として自分自身を誇らしく思っていて、◯婦をしていたアリアの母親とアリアを見下していることが根深く虫けらのような扱いで、アリア母娘の命を脅かす計画を平気でする人物だった。
エミールの父と兄。この2人はエミールによって破滅するのだけれどダークで、アリアは容赦なくエミールの悪事を見届けた(そうなる様に仕向けた感もある)。アリアにとってカインは許せないの理解できるけど、エミールによるものや改心していたから何とも言えない最期で、伯爵の最期も見てるこちらは気が重かった。
オスカーの存在。オスカータイプが好きな私としては、、、エミールの婚約者にさせられ、イシース(公爵代理で姉)の言いなりになってしまう弟気質で優しいオスカーが最後まで気がかりだった。姉を失い平民となり、その後どうしているのか全話読み終えた今でも気になる。
イシースは親の影響力が大きく、早く両親を失った為に幼い弟が大きくなって公爵になるまで公爵家を守る意地があり、悪い事にも厭わなかった。この姉弟に少し同情してしまう。悪い事は自分の代で終わらせるべきだと強く思った(悪い事はやってはいけないこと前提)。
アースはアリアベタ惚れがよかった。寂しいことだけれど、愛に飢えてる感はかわいい。アリアを守れるのはアースしかいないし、2人ともカッコよかった。皇帝は貴族に弱く1度も出てこなかった。そんなアースは命を狙われることもあるし、皇太子としても努力をして頼もしくなる。⋯でも、最終話になるに連れて優しい良きパパの顔も見れほのぼのした( ꈍᴗꈍ)
後々サラやジェシーにアニーも幸せな報告があるのだけれど、その状況が描かれていないからもう少し見たかった。とくにサラの息子気になる〜♡
また読み返したくなる作品です。
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悪女は砂時計をひっくり返す