lovely7さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全34件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    ややこしい恋の鞘当て。

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    売られてしまうのかと思われた没落華族の道子は、ひょんな事から大華族様・葉山家の嫁に望まれる。
    次期当主の長兄は、ふんわりした優男だが、なかなか結婚しないというので有名だった。気を揉んだ家族は長兄が気に入ったのなら、と道子を迎え入れる。が、表紙の男は次男だよねぇ。
    そもそも最初に出逢ったのは次男。さて。次男どうやって道子と相思相愛になって、ついでに家督を継ぐのやら。長兄は次期当主よりもやりたい事がありそうな自由人だから。道子は次男に嫁ぐんだろうな。ケンカップルの2人はお似合いだし。でもホント言うと、長兄の方が絶対に良い男なんだよなぁー。っていう。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    死に戻り騎士令嬢の結婚!

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    皇帝へ絶対服従であった忠臣の騎士・イオナは、皇帝の愛人だという醜聞に塗れ、皇帝の差し金として公爵家へ嫁ぎ、あまつさえ公爵とは白い結婚。後に皇帝の捨て駒として命を落とす。散々な人生の最期に見た、公爵の優しさに。まるで愛おしそうに彼女を抱く腕に。公爵の本意を知りたいと願い、皇帝の捨て駒であったと理解して、後悔したイオナは、死に戻った人生を自分の為に生きようと力強く志す。その過程で、自分を蔑ろにした父や異母兄に言われるがままだった前世と違い、毅然と対峙するイオナがいい!心を救ってくれた侍女に感謝して、彼女の心に報いようと心がけ。皇帝の差し金では無く、自分の意思で結婚する。そう、正に「この結婚は必ず成功します」!!皇帝がまたゲスい。皇帝がいつもイオナを侍らせてるから愛人なのでは、と噂されてたのかと思いきや、噂の出元はココ。皇帝は公爵に寵愛する愛人を下げ渡すなどと言って憚らない。(しかも手を出すなと釘を刺す。)これを侮辱と取らない男がいるものか。というか、イオナにとっても侮辱で他ならない。公爵は聡い男なので、すぐさまイオナを信じてくれるとは思うけど。いっつも事後なのか、と思われるほど半裸で人に応対する色気が凄い皇帝に言われたら、そりゃ愛人疑惑も立つよね。ホント迷惑。皇帝、イオナを捨て駒にしてたけど、ホントはイオナを愛してたんじゃ無いかな、と思うので。真実の愛を掴んで幸せになるイオナを見て、どうぞ悔しがって下さい!皇帝や父伯爵家には盛大なザマァを期待!そして、イオナと公爵様の結婚が大成功でありますように!

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    嵐ヶ丘拗らせ編

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    クリフって言えばヒースクリフでしょ。
    クリフは自分を虐げ、一家を破滅させたクロフト家を憎んでいる。出て行った彼は、復讐の為に立身出世して戻って来る。そしてクロフト家を壊滅した後、当時ただ1人自分を憐れんでくれていた一人娘、エセルを妻とする。エセルは拗らせてるので、
    敵の手中に堕ちたと思い込み、クリフが自分を陥れ、復讐するのだと戦々恐々としていて。逃げようとすれば出来る筈なんだが、留まり、自由が欲しいと苦しんでいる。クリフも相当拗らせているので、エセルに愛も囁けない。苦しいー!嵐ヶ丘の結末はどうだったっけー?と思いながら、荒地に生えるのはヒースだよなぁ、なんて想いを馳せる。

    • 5
  4. 評価:5.000 5.0

    記憶喪失系不穏ミステリ?

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    サツ人疑惑のある男に殺されそうになったのに。
    美桜は、わけが分からんままに脅されてその男を匿う羽目になる。何故か。
    侑羽は何故死体を埋めようとしていたのか。
    そもそも埋められそうになってたのは誰か。
    侑羽の兄を名乗る男は何者か。
    偶然目撃しただけの美桜に何故侑羽を任せたのか。
    定期的に侑羽を診ている医師は兄を名乗る男の身元を知ってそうだが落ち着いている。普通の医師。
    記憶を失った侑羽にテキトーな言い逃れをしている美桜が可笑しくて。コミカル過ぎるんだが。
    もしかして。ミステリなんぞでは無く、ドタバタなだけのカラクリなんでは?!なんて。逆にそっちを期待してしまう。セが下手なんでは?!と、自身を疑って「ゴミだな。」なんて愕然としている侑羽なんて。思わず吹き出してしまいました。美桜、全ての記憶を思い出したら、これは大変な事になるんでは?!主にエチ方面で!って、思っただけでニマニマしてしまいます。結末はハッピーエンドなんだろうけど、漏れなく伏線回収して欲しい!

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    努力すれば叶う都合のいい話だけど

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    割と分かりやすく勧善懲悪。
    流血バッチ来いの将軍・煌明に嫁いだ明凛。彼女は仙女という迷信の血筋だったが、実はこれがマジで迷信。初代仙女は高名な医師だった、という記述も残ってるのに、仙女と交わるだけで病や呪いが消えると信じている愚かな血族だった。そんな中で、明凛は聡明であったので、一族の恥と蔑まれても、医術の勉強をしていた。明凛が呪いの夫に嫁いで不遇だと思いきや、結構良い暮らしをしているというので、嫉妬した腹黒姉・仙琳が出張って逆に返り討ちに遭うというあるある展開。しかも、明凛を虐げて来た母の命まで救うという天晴れぶり。なのに、心から悔いて無さそげな仙琳。
    そして、将軍・煌明と明凛の縁を繋いだものの、明凛に興味津々の好色な陛下。
    序盤で腹黒姉断罪の上ザマァ!はまぁまぁスカッとはしますが、まだまだ波乱の予感!

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    誤解とすれ違いと、ジレジレ。

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    エレナは神聖力を使えない双子の片割れ。いわゆる、じゃ無い方。
    ある日、王太子殿下の婚約者と決まっていた、聖女である方の双子の姉・レイラはエレナに何も告げずに失踪してしまう。
    教会の落ち度とならない様にと、悪徳神官からレイラとして嫁ぐように言い含められたエレナは、罪悪感に苛まれながらも王太子・カイルに心を奪われて行く。そしてカイルから幼ない頃にレイラと約束した事実を聞かされる。そんな「約束をしたのは私じゃない」と心を痛めるエレナ。。。
    しかーし、カイルもレイラのフリをして嫁いで来たのがエレナだと知っていて黙っている。エレナはエレナでカイルが愛しているのはレイラだと心苦しく思っていて。これまたカイルも、エレナが心に想う人がいると誤解して嫉妬する。ガーン。
    ジレジレしている間に割り込もうとする腹違いの皇子やら。いずれ竜化して理性を失うであろうとされているカイルを使い潰そうとする陛下や、王太子の座を引き摺り下ろそうとする貴族達。奸謀渦巻く皇宮でエレナはカイルを救えるのか。失踪したレイラは?!謎が謎を呼ぶ展開に息が詰まります!
    竜化する前にどうか、エレナの神聖力が発現する事を祈ります!!

    • 15
  7. 評価:5.000 5.0

    婚約破棄から始まる精神的な自立

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    貴族が家門の為に婚姻を結ぶのは当たり前の時代。キーサは幼馴染で婚約者のダニエルの不貞を知る。そんな事は大した事では無いと決めつける父や友人達。それだけでは無い、当のダニエルですら悪びれずにキーサを馬鹿にする。こんなにも嫌な人間を拒絶する事すら許されないのか。息苦しさを感じたキーサの前に現れたセイオッドは、自分が自分らしくいて良いのだと告げてくれた。それは、自己の尊厳と心を大切にして良いのだという事。やっと息が出来る様になったキーサは自分の心が感じた事、自分の心が想うこと、を認めて行ける様になる。それは精神的な初めての自立。伯爵令嬢なのだから、公爵であるセイオッドが身分が上と言えども、シンデレラストーリーとは言い難いかもしれないが。心の自由を得られた事はそれよりも大きい。
    この後、公爵位であるセイオッドに迫る王女や、やや一方的に婚約破棄されたダニエルがアレやこれやしてくるんだろうなぁー。と、思いつつ。心が強くなったキーサは彼女を温かく支えるセイオッドと共に乗り越えて行くんだろうな、というポジティブな予感でいっぱい。

    • 4
  8. 評価:5.000 5.0

    勇者と聖女のドキワクカップル

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    絵が麗しい〜!とにかく眼福!
    女タラシで名を馳せたレイヴンは魔物を討伐する勇者でもあり、騎士だが、実は童貞。
    そして、彼を籠絡せんと迫る悪役令嬢と謳われるエステレラは瘴気を浄化する、もはや聖女。
    そんな2人の政略結婚!レイヴンはとにかくエステレラを敬遠したいが、エステレラの方は何やら前世の記憶だか、なんだか。訳アリの様子。
    ジタバタするレイヴンがとにかく麗しくも可愛いらしい!

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    囚われの淑女

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    雰囲気からして、アーサー王の時代、スコットランドの史実に似た世界観。石造の城、衣装など。簡素で、質実剛健とした雰囲気。フルカラーでは無いが、陰鬱で灰色、荒涼とした時代感が感じられる。
    領主の娘、と言ってもエレナは亡くなった母の不義の子だと蔑まれ、使用人の使う様な離れの部屋に軟禁されている。真偽の程は定かでは無い。5領の盟約の為に、父領主は力を付けつつあった領主の息子・ルークを人質として5年もの間、自領に軟禁していた。軟禁と言っても扱いは客人。寧ろエレナよりは自由な生活を約束されていた。ルークはそんなエレナを最初は憐れみから、次第に惹かれて行く。ルークは人質も同然だけど、エレナを救う事が出来るの?!期待感が高まります。
    そして、エレナも。気の毒だと思って見ていたルークに心を寄せて行く。なす術も無いと諦め切っていたエレナが成長して行く事を期待!この手の物語の淑女は「だってだってだもん」ってウジウジしがちなんだが。自身も強くあらねば、と抗って欲しい。
    そう、アーサー王時代の女性達の様に。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    優しい水彩画の様な甘さをいっぱいに。

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    表紙もだが、時折唐突に挟み込まれる水彩画の様な優しい絵が可愛いので。この絵本の様な優しいフルカラーで読んでみたいな、と思う。イエローの髪を引き立たせる為にブルーやグリーンを使う、そのセンスが好きだ。
    冒頭で予知夢として見た、悪夢。処刑予定の義娘のレベッカの不幸を回避したいソフィーアはアランの契約婚を受け入れる。決して当主のアランを愛さない、という契約に反してアランの方がソフィーアに惹かれて行くのもお約束。アランは亡くなった弟夫婦の娘を引き取ったものの、突然出来た娘とどう接したら良いのか分からない。乳母を見繕う程度の気持ちでソフィーアを娶ったんだろう。血の繋がらない3人はおずおずと家族の形になって行くのが何とも可愛いらしい。仕事人間のアランが軟化して行く様子も可愛い。そして、何と言っても大人の顔色ばかり伺っていたレベッカが子供らしい顔になって、ソフィーアに懐いて行くところが可愛くて堪らない!!何なの?天使なの?!この出来たばかりの家族が本物の家族になる日は本当に幸せだろうな、とニマニマしながら。突然差し込まれるカラー画を楽しみに待ちます。

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