lovely7さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全41件
  1. 評価:5.000 5.0

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    記憶喪失系不穏ミステリ?

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    サツ人疑惑のある男に殺されそうになったのに。
    美桜は、わけが分からんままに脅されてその男を匿う羽目になる。何故か。
    侑羽は何故死体を埋めようとしていたのか。
    そもそも埋められそうになってたのは誰か。
    侑羽の兄を名乗る男は何者か。
    偶然目撃しただけの美桜に何故侑羽を任せたのか。
    定期的に侑羽を診ている医師は兄を名乗る男の身元を知ってそうだが落ち着いている。普通の医師。
    記憶を失った侑羽にテキトーな言い逃れをしている美桜が可笑しくて。コミカル過ぎるんだが。
    もしかして。ミステリなんぞでは無く、ドタバタなだけのカラクリなんでは?!なんて。逆にそっちを期待してしまう。セが下手なんでは?!と、自身を疑って「ゴミだな。」なんて愕然としている侑羽なんて。思わず吹き出してしまいました。美桜、全ての記憶を思い出したら、これは大変な事になるんでは?!主にエチ方面で!って、思っただけでニマニマしてしまいます。結末はハッピーエンドなんだろうけど、漏れなく伏線回収して欲しい!

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    NEW
    努力すれば叶う都合のいい話だけど

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    割と分かりやすく勧善懲悪。
    流血バッチ来いの将軍・煌明に嫁いだ明凛。彼女は仙女という迷信の血筋だったが、実はこれがマジで迷信。初代仙女は高名な医師だった、という記述も残ってるのに、仙女と交わるだけで病や呪いが消えると信じている愚かな血族だった。そんな中で、明凛は聡明であったので、一族の恥と蔑まれても、医術の勉強をしていた。明凛が呪いの夫に嫁いで不遇だと思いきや、結構良い暮らしをしているというので、嫉妬した腹黒姉・仙琳が出張って逆に返り討ちに遭うというあるある展開。しかも、明凛を虐げて来た母の命まで救うという天晴れぶり。なのに、心から悔いて無さそげな仙琳。
    そして、将軍・煌明と明凛の縁を繋いだものの、明凛に興味津々の好色な陛下。
    序盤で腹黒姉断罪の上ザマァ!はまぁまぁスカッとはしますが、まだまだ波乱の予感!

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

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    誤解とすれ違いと、ジレジレ。

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    エレナは神聖力を使えない双子の片割れ。いわゆる、じゃ無い方。
    ある日、王太子殿下の婚約者と決まっていた、聖女である方の双子の姉・レイラはエレナに何も告げずに失踪してしまう。
    教会の落ち度とならない様にと、悪徳神官からレイラとして嫁ぐように言い含められたエレナは、罪悪感に苛まれながらも王太子・カイルに心を奪われて行く。そしてカイルから幼ない頃にレイラと約束した事実を聞かされる。そんな「約束をしたのは私じゃない」と心を痛めるエレナ。。。
    しかーし、カイルもレイラのフリをして嫁いで来たのがエレナだと知っていて黙っている。エレナはエレナでカイルが愛しているのはレイラだと心苦しく思っていて。これまたカイルも、エレナが心に想う人がいると誤解して嫉妬する。ガーン。
    ジレジレしている間に割り込もうとする腹違いの皇子やら。いずれ竜化して理性を失うであろうとされているカイルを使い潰そうとする陛下や、王太子の座を引き摺り下ろそうとする貴族達。奸謀渦巻く皇宮でエレナはカイルを救えるのか。失踪したレイラは?!謎が謎を呼ぶ展開に息が詰まります!
    竜化する前にどうか、エレナの神聖力が発現する事を祈ります!!

    • 10
  4. 評価:5.000 5.0

    婚約破棄から始まる精神的な自立

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    貴族が家門の為に婚姻を結ぶのは当たり前の時代。キーサは幼馴染で婚約者のダニエルの不貞を知る。そんな事は大した事では無いと決めつける父や友人達。それだけでは無い、当のダニエルですら悪びれずにキーサを馬鹿にする。こんなにも嫌な人間を拒絶する事すら許されないのか。息苦しさを感じたキーサの前に現れたセイオッドは、自分が自分らしくいて良いのだと告げてくれた。それは、自己の尊厳と心を大切にして良いのだという事。やっと息が出来る様になったキーサは自分の心が感じた事、自分の心が想うこと、を認めて行ける様になる。それは精神的な初めての自立。伯爵令嬢なのだから、公爵であるセイオッドが身分が上と言えども、シンデレラストーリーとは言い難いかもしれないが。心の自由を得られた事はそれよりも大きい。
    この後、公爵位であるセイオッドに迫る王女や、やや一方的に婚約破棄されたダニエルがアレやこれやしてくるんだろうなぁー。と、思いつつ。心が強くなったキーサは彼女を温かく支えるセイオッドと共に乗り越えて行くんだろうな、というポジティブな予感でいっぱい。

    • 4
  5. 評価:5.000 5.0

    勇者と聖女のドキワクカップル

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    絵が麗しい〜!とにかく眼福!
    女タラシで名を馳せたレイヴンは魔物を討伐する勇者でもあり、騎士だが、実は童貞。
    そして、彼を籠絡せんと迫る悪役令嬢と謳われるエステレラは瘴気を浄化する、もはや聖女。
    そんな2人の政略結婚!レイヴンはとにかくエステレラを敬遠したいが、エステレラの方は何やら前世の記憶だか、なんだか。訳アリの様子。
    ジタバタするレイヴンがとにかく麗しくも可愛いらしい!

    • 3
  6. 評価:1.000 1.0

    吸血鬼専用シンデレラ

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    両親を亡くしてからというもの、叔父家族に家と病院を乗っ取られ、学も無く、召し使いとして虐げられて来た小夜は、吸血鬼の御曹司に見そめられた事で、その生活が一変する。彼等には「血の契り」という、言わば「運命の相手」があり。小夜の血は真紘に必要なのだという。ところが、長命の吸血鬼に添い遂げる人間など居ないこと、吸血鬼一族の純潔を守りたいこと、この2つの懸念と心配で、真紘の母は2人の結婚を許さないという。正に家族からの「疎まれ婚」。まぁ、その前に、虐げられて来た小夜には自己肯定感が低く、それを補う機転も無い。心は優しいのかも知れないが、愚鈍で愚鈍で。真紘の母は叔父家族とは違い、意地悪で言うのでは無い。真紘にも「最低限の矜持を持たせなさい。」と言っている。そう、小夜は最低限の矜持すら自分で持てないのだ。「真紘さんに迷惑をかけてばかりではいられないわ!」と言う決心は、次の瞬間には失っている。真紘の幼馴染に美しく着飾らせて貰っても、シャンと立つ事すらしない。せっかくのシンデレラっぷりを自分で台無しにする。愚鈍で頭の悪い、飾り気の無い私が、何の努力もせずにシンデレラになる、は一昔前の読者からは共感されたんだろう。今の女子達はもっと強い。学ぼうと努力をし、自らを磨く。それはどんな境遇にあったとしても。小夜は従姉妹に嫌われているが、フツーに女子達に嫌われるタイプだ。だがしかし。真紘は旧いタイプの男なんだろう。得てしてこういう男は愚鈍な女が好きだ。良かったね。小夜の幼ない頃の記憶の少年は真紘だろう。幼馴染、吸血鬼、シンデレラストーリー。ロマンチックが詰まっているのに。絵も綺麗なのに。読み進めるのがこれはキツいかと思いました。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    囚われの淑女

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    雰囲気からして、アーサー王の時代、スコットランドの史実に似た世界観。石造の城、衣装など。簡素で、質実剛健とした雰囲気。フルカラーでは無いが、陰鬱で灰色、荒涼とした時代感が感じられる。
    領主の娘、と言ってもエレナは亡くなった母の不義の子だと蔑まれ、使用人の使う様な離れの部屋に軟禁されている。真偽の程は定かでは無い。5領の盟約の為に、父領主は力を付けつつあった領主の息子・ルークを人質として5年もの間、自領に軟禁していた。軟禁と言っても扱いは客人。寧ろエレナよりは自由な生活を約束されていた。ルークはそんなエレナを最初は憐れみから、次第に惹かれて行く。ルークは人質も同然だけど、エレナを救う事が出来るの?!期待感が高まります。
    そして、エレナも。気の毒だと思って見ていたルークに心を寄せて行く。なす術も無いと諦め切っていたエレナが成長して行く事を期待!この手の物語の淑女は「だってだってだもん」ってウジウジしがちなんだが。自身も強くあらねば、と抗って欲しい。
    そう、アーサー王時代の女性達の様に。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    優しい水彩画の様な甘さをいっぱいに。

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    表紙もだが、時折唐突に挟み込まれる水彩画の様な優しい絵が可愛いので。この絵本の様な優しいフルカラーで読んでみたいな、と思う。イエローの髪を引き立たせる為にブルーやグリーンを使う、そのセンスが好きだ。
    冒頭で予知夢として見た、悪夢。処刑予定の義娘のレベッカの不幸を回避したいソフィーアはアランの契約婚を受け入れる。決して当主のアランを愛さない、という契約に反してアランの方がソフィーアに惹かれて行くのもお約束。アランは亡くなった弟夫婦の娘を引き取ったものの、突然出来た娘とどう接したら良いのか分からない。乳母を見繕う程度の気持ちでソフィーアを娶ったんだろう。血の繋がらない3人はおずおずと家族の形になって行くのが何とも可愛いらしい。仕事人間のアランが軟化して行く様子も可愛い。そして、何と言っても大人の顔色ばかり伺っていたレベッカが子供らしい顔になって、ソフィーアに懐いて行くところが可愛くて堪らない!!何なの?天使なの?!この出来たばかりの家族が本物の家族になる日は本当に幸せだろうな、とニマニマしながら。突然差し込まれるカラー画を楽しみに待ちます。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    皇帝の皇后の丁々発止!

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    ビビアンは幼馴染の第五皇子アレックス(めっちゃクズ)を皇位継承の為の皇子戦争を制して皇帝へと据えたのに。彼女がその基盤を築く為に奔走している間、アレックスは従姉妹のステラと浮気していた。のみならず、冤罪でビビアンを処刑し、愛する父を葬っていた。繰り返す死に戻りの中で、彼等の裏切りを知り、何度も死という制裁を叩き付けて来たビビアンは、ある時、愛する父に諭される。「彼等に死よりももっと苦しみを与えるべきだ」と。そこから再度死に戻ったビビアンの復讐劇がスタートする。今のところはまだビビアンは経済的な基盤と、確固たる傭兵団を手にしたところ。ビビアン側についていた会計士リスペックがどうもどちらとも言えなくて不穏。ソードマスターと、優秀な魔術師がビビアン側なのは◎ 皇后になった直後、皇妃として憎きステラをさっさと皇帝の愛人として召し上げて、衆人環視の中、ファーストダンスを踊らせる。普通は針の筵の筈なのに、皇帝とステラが喜んでるのが草。おそらくこの後、世論もビビアン側につくだろう。皇帝を廃して、ビビアン自らが女王となるのかなぁ。国政はその方が良いはず!
    結構人も死ぬし、いかにも「殺戮の」なんだけど、ソードマスターが天然だったり、ビビアンの心の声が面白かったり、トーンは明るめ。胸のすくような展開を期待します。

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    愛のゆくえ

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    イボールの数奇な人生。
    おそらく前世でもその美しさから歳の離れた王に嫁がされ、王妃となったものの、クーデターにより廃妃にされて。愛してやまなかった弟(腹違い)にも裏切られて死ぬ。
    現世では間違わない様に、幼ない弟・デューに惜しみない愛情を捧げるイボール。デューもまた、イボールを敬愛し、いつしか姉の騎士になろうと切磋琢磨する。イボールの愛情は全てデューに注がれていて、結婚や恋愛にその余地は無い。そんなイボールに愛を乞うシディス。ややこしい事に、前世で彼は王の息子、イボールにとっては継子だった。現世では未だ独身のイボールはシディスの求婚を撥ね付けたものの、心は揺れる。美しくて正しくて優しいシディス。彼はデューにしか愛情を持たないイボールの心を救えるか、湖に投げられた石ころはどんな波紋を拡げて、彼女の心と周囲に影響を及ぼすのか。現世ではチョッぱやで、正しいシディスの王政となって、クーデターなんて無い穏やかな国政になって欲しいなぁ。絵はため息ものの麗しさ。衣装の緻密さはもちろん、イボールの氷の様な美しさ、そんな彼女を上目がちに見つめるシディスの碧い瞳。表情豊かで美少年過ぎるデュー。何処をとっても美しいです!

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