5.0
運命で結ばれた2人+1+1。
冒頭の残虐な殺され方が酷過ぎて。
リーセルが恋した王太子・ユリシーズは、事もあろうか性悪の聖女・アイリスにかまけて、リーセルを殺した、とリーセルは思っている。非業の死から死に戻ったリーセルは今度こそ。彼等に関わらずに生きていこうとするが…。というあるある設定からの、リーセルの死の真相。時戻りに関わる3人の関係が詳らかになって行く。たった独りでわけも分からず死に至った前世と違い、友情と学びに費やしたリーセルの新たな人生が眩しい。現在は時戻りの秘密が分かったところ。リーセルと敵対していたギディオンの「中の人」が、前世恋人だったユリシーズ。リーセルはギディオンに迫られている事に戸惑うが、次第に「中の人」がかつての恋人だった事を知る。この、心と心が近付いて行く様が丁寧で、丁寧で、ニクい。また、王太子の「中の人」がギディオンなのだが、前世で横恋慕していた聖女・アイリスが、今世も尚、ユリシーズに惹かれている事に愕然とする。せっかく王太子のガワを勝ち取ったのに。アイリスもまた、王太子妃の座が欲しかっただけで無く、ひたすらにユリシーズに恋していたのだ。哀れ。ただ、アイリスは今世でも前世でも嫌な女なので、是非ともザマァされて頂きたい!
ギディオンになったユリシーズは「この顔で君に触れたく無い」と、リーセルに切ない想いを打ち明ける。いつか、呪いの様な魔法が解けて、幸せになって欲しい。ただそれだけを願ってます。
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王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~