ぜらniウムさんの投稿一覧

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  1. 評価:4.000 4.0

    偏見に気づかされて…反省

    ほんの何話か読んだところですが…
    血生臭いバトル無し、ほのぼの癒し作品。

    ※以下、不愉快な文面が続きます。ご注意ください。

    主人公をオトメンと称しているが、これも考えてみれば「パターン化された女らしさ」が念頭にあってこその表現。
    この主人公が女の子だったら、「あざとさ」を感じていたかもしれない。
    男の子だから逆に「かわいい」って思えるのかも…
     ……と考えた自分にぞっとした。

    「華道」「茶道」「和裁」を習っていた私を「偉いわ、花嫁修業ね」と褒める人に対して、あいまいに微笑み返しながら、
    「嫁に行かずに済むように頑張っています!」と心の中で言い返していた自分を思い出しました。
    自分が「偉いわ、花嫁修業ね」と言ってた人側になってる!!
    自分の中の偏見に気づかされて……猛省!

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    一大叙事詩 最終章の幕開け?

    待ってました!!
    読み進めるの楽しみ! でも終わりが近づくかと思うとそれは嫌!

    エドガーが一族の他の者と少し違うことの謎や、ポーの一族の誕生と歴史に関する答え合わせ的なお話になるのかな?

    この作品単独では意味をなさないので、これまでのお話を復習してからお読みください。
    そうでないと「これ誰?」「何火傷?」「薔薇のオイル?」「裏切者?」と訳分かりません。
    私も改めて復習してきます。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    ひんやり、しっとり、草木や花の匂い

    この世のモノではないモノが見える主人公
    明治の初め西洋文化の流入で、暗がりに住まうモノたちが消えゆく時代が舞台

    平成4~7年(1992~95年)の作品だが、
    制作年代を推察しにくい独自の画風のため(極端だが、例えば70年代のまつ毛びっしりきらきらお目めなど、
    その時代ごとの特徴的な絵柄があるが、波津さんは時代におもねらない画風だと思う)
    30年前の作品を読んでいるという余計ななつかしさ抜きで、物語世界へ没入できる。

    その絵柄も、デッサン云々で好き嫌いは有るかと思うが、この世界には合う美しさ。

    沙羅の木、桜、萩、薔薇、白百合……
    どの話もきっちりかっちり終わるのではなく、残り香がふうわりと漂う。
    おすすめ!

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    転生以前のスキルが何か欲しかった

    無料分28話読みました。

    転生後のスキルは、助けた猫に授けられたチート能力。
    転生以前からの引継ぎは、人の好さとモフモフが好きということのみ?

    特別な苦労無しに動物と意思疎通できたり、
    欲しいものは現世でお猫様に買い物してもらうとか、ちょっと「う~ん」…

    ずっと動物カフェ開きたかったのなら、
    (憧れや思い込みが強く、決して正しくはないかもしれないが)予備知識的なものがあってもよいのでは?
    どんな職種でも真面目に勤めてきたのなら、前職が生かせる場面があってもいいのでは?
    お猫様を助けたことで特殊能力を授かるのなら、転生でなく初めからファンタジー世界の住人でも構わないのでは?

    モフモフたちのキャラが良いだけに、作者さんはもっと主人公に愛情と時間をかけてほしかった。
    カフェの立ち上げにもっとリアル感があれば見ている方ももっと入り込めるのになあ…
    ファンタジー世界こそリアル感大切です。

    • 3
  5. 評価:4.000 4.0

    波津成分 薄め

    私の考える「波津さんの作品を構成する成分」としては…

     ①周囲に変わり者と呼ばれる 好奇心に忠実な 若い女性
     ②知的で行動力もあるが 女性に対して要領良く振る舞えない 若い男性
     ③社会的地位の高い お茶目で子供っぽいところのある おじいちゃま
     ④背筋の伸びた芯のある 懐の深い 老婦人
     ⑤怪しい能力を持っているとしか思えない 猫
     ⑥いわくありげな 書画 骨董品

    この作品は、上記の成分が薄めです。 ※①も「若い女性」というより「子供」

    描かれている不思議な話も、「白い貴婦人」以外は
    主人公自らの体験ではなく、「おはなし」として聞かされるものがほとんどです。

    個人的には「波津さんの作品全部好き!」なので、この作品も好きなのですが、
    人に勧めるなら、他の作品かな…と思ってしまいます。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    恋愛の障壁フルコース

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    本文にもありますが、悪い人はいないのに幸せになれない人のお話。

    身分の差、理解ある両親の死、心中未遂、記憶喪失、愛した人そっくりの子供、年の差、
    お互い思いあっているのに 物理的なすれ違い 精神的なすれ違い、流産、

    主役以外でも、戦時下 敵国の女性、愛情の無い結婚だと割り切っていたはずが愛してしまった、同性愛、等々

    主人公の友達のエレーヌは、ここぞという時に「幸せに続く道」を選べたのに、
    主人公のナタリーやフランシスは、『イイヒト』や『オトナ』であろうとして、「不幸になる道」を邁進してしまう。
    主人公達が我儘だったら、4分の1ぐらいのページ数で めでたしめでたし だったでしょうね。
    主人公たちにイライラしながら、途中でやめられずに一気読みしてしまう
    「恋愛障壁のフルコース」でおなか一杯大満足の作品です。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    大御所にのみ許されし遊戯

    独特の世界観。
    作者はあまりにも有名で、「読んだことは無いけど、作品名はいくつか知ってる」人も多いと思う。
    そんな人が『試しに』『課金して』読むのは、ちょっと冒険かなあ…

    猫が普通に人間と会話してるだけでなく、希望すれば学校に通えて、就職して、お見合いしてる。
    そこには、優しさだけでなく「所詮猫のすることだから」という、本人には悪気の無い、無意識の差別感情が有ったりして…
    こんな風に考えるのは私がひねくれているからだとは思います。
    時々レオ君が、地元の公立小学校には歓迎されない子(窓際のトットちゃん的な)に見えたり…

    レオくん可愛い! ウチの猫もしゃべってくれないかなあ! と、
    深く考えずに読むのが正解だとは思います。

    ※★4なのは、作者の他の作品と比べてです。他の作者さんと比べたら★5です。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    感情移入がひどい

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    「悪役」「令嬢」「転生」「おじさん」どこにも感情移入できる自分との接点は無いはずなのに…

    毎回毎回「分かる」「解る」「判る」と膝の打ちっぱなしで膝割れそう。

    親目線とか、「○○さんどう思う?」と聞かれて勤務評定的に答えたり、
    老眼や、おやじギャグと分かっていても(知らず知らずのうちに)対抗したくなったり、
    主人公のライバルの髪型とか、そろばんの遊び方とか、カタカナの名前苦手とか…

    まだほんの数話しか読んでないのに、どうにも気持ちを吐き出したく、耐え切れずレビューしました。
    「アルプスの少女ハイジ」の再放送見て「ハイジ」や「クララ」で無く「ロッテンマイヤーさん」に感情移入してしまったあなたなら、この漫画の主人公にもはまるかも。
    (逆に「ハイジ」や「クララ」に感情移入しているようでは、まだ早いかも)
    ※「アルプスの…」とこの漫画とは関係ありません。念のため。

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    結構みんな怖い

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    主人公…
    ・湖に落ちた自分を助けるために亡くなった父親を(幼い頃とは言え)結婚したい程好きだった。
    ・自分が通う女子大の助教授(顔が父親そっくり)と不倫中。
    ・偶然不倫相手の妻と知り合うのだが、成り行きでしかもその奥さんが強引だったからとは言え、
      不倫相手の家に上がって、シャワーや着替えまで借りる。
    ・不倫相手の息子は、主人公の義理の妹(母の再婚相手の連れ子)の彼氏。
      この息子(出会った時点では中学生)と主人公は最終的には付き合う。

    不倫相手…
    ・面倒な女は苦手。しかもそれを相手にしっかり告げる。
    ・付き合っている女の使っている香水を妻にプレゼントする。(浮気相手が変わるたびに奥さんの香りが変わる)
    ・女から別れを切り出されたら、迷うことなく情けないセリフも言える。

    不倫相手の妻…
    ・夫の浮気を長い間疑っているが、何も起こらないうちは何もない事にできる。
    ・いざ浮気が判明したら、息子の前だろうと、夫の不倫相手に感情をぶつける。
    ・高校受験を目の前に控えた息子を置いて、浮気がばれた夫を中途半端な状態にしたままで、
      イギリス留学へ出発する。

    主人公の妹…
    ・自分が可愛い、可愛いから我儘と自覚している。
    ・人前で彼氏と大声でケンカ(ほとんど一方的に罵倒)できる。

    主人公の母親…
    ・夫と死別して2年未満で再婚(夫と離婚して…なら分かるけど、死別で2年未満って、あまり聞かない気がする。)

    主人公の叔父…
    ・女子高生の姪に手出してる。

    美しい絵で表現されているから感じにくいが、文章にすると結構みんなエグイと思いませんか?
    (この世界観、好きですけどね)

    • 1
  10. 評価:3.000 3.0

    美味しいトコ取りは結果美味しいか?

    無料分21話とレビュー読みました。

    初めの方だけ読んだ方とほぼ配信分読んだ方との点数の差にびっくり!

    「兄弟の振りして男子ばかりの世界へ飛び込む。」のは
    平安時代の「とりかえやば」にも書かれた、物語の起点としては「あるある」設定ですね。
    「あるある」設定は多くの人が面白いと思う設定ということにもなりますが、
    その分料理法が難しいですよね。

    「女性とばれそうになる」「その危機をどうにか切り抜ける」に関する「あるある」を出し尽くした後の
    オリジナル部分が面白くなかったのが、ほぼ配信分を読んだ方の感想でしょうか。

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