ぜらniウムさんの投稿一覧

投稿
211
いいね獲得
148
評価5 36% 75
評価4 31% 66
評価3 28% 59
評価2 4% 8
評価1 1% 3
151 - 160件目/全190件
  1. 評価:5.000 5.0

    似鳥ユキエは実在する

    漫画だからと安心してはいけない。 似鳥ユキエは実在する。
    知人の看護師(複数)から直接聞いた失敗談には、もっとエグイのがあった。

    とは言え、心の内をさらけ出すのは漫画だから表現できることで、
    実際は口にも顔にも出さずに(ましてや手も出さずに)看護師さん達は我慢しているのだ。

    主人公の行動を見ている分には笑えるのだが(あくまで他人事でかつ漫画だから)、
    患者を中心に目を移すと、途端に切なくなる。
    ある程度の年齢になると、自分や身の回りの誰かと重ねてしまうせいだろうか。

    似鳥ユキエが実在するとして、製昨年代を考えると、今頃彼女も50代。
    婦長さんになっているのだろうか?
    ……ちょっと怖い。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    意味を求めちゃダメ

    全力で、真面目に、ふざけてる、作品です。

    この作者さんは「パトレイバー」で超メジャーになったと思いますが、
    この作品はいい意味で「プロっぽくない」「同人誌的」「部活のノリ」が感じられます。

    世の中に受けるかどうかじゃなく、自分が面白いと思うかどうかで描いてるというか。
    (勿論読者を置き去りに、独りよがりで描いてるわけではありません。念のため。)

    「パトレイバー」のメカニックやバトル部分より、『閑話休題』部分が好きだった人にはおすすめです。
    自転車・掃除機・炊飯器・野球のバットやグローブ…周りにあるもの全てで遊んでる。
    怒られそうなこと、考えつくこと迷わず描いてる感じです。
    部活を中心とした学校行事を色々取り上げているので、自分の生活と比べてそのばかばかしさが一層際立ちます。

    意味を求めないで、ただただ読んでる時間を楽しんでください。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    タグにある通り「キャラが魅力的」

    これは番外編ですが、十分楽しめます。
    本編は、歴史的な出来事や人物が多数描かれているため、何の予備知識なしに楽しめるこちらの方が、むしろおすすめかも。

    人物の書き分けも素晴らしく、衣装だけでなく、顔の造作も地位や性格を表現しているのはさすがです。
    美しい人は男女関わらずあくまで美しく、可愛らしい人は可愛く可愛く。
    お姫様の塗り絵が大好きだった元女の子なら、無理なく楽しめる木原ワールドです。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    波津さん作品要素の詰まった 初期短編集

    ネタバレ レビューを表示する

    表現方法いろいろの短編集

    怖くない少しだけホラー要素のあるしっとり系
     →不思議な猫は、波津さん作品の重要な要素です
    東京の下町ちゃきちゃきのおじいちゃんが出てくるコメディ
     →お茶目なおじいちゃん達は、波津さん作品の常連キャラクターです
    愛する人の死を受容れられない女性がエンバーミングを利用する、現実可能なある意味一番怖いお話
     →どうやって死を受容れるか、波津さんは様々な手法で描いています
    仕事に没頭するあまり、夫とすれ違う女性もいます
     →一般的な女性と異なる趣味嗜好を待つ女性、波津さん作品で多く見られます
     →他国の古い文明へ興味を持つ人は男女関わらず大勢登場します

    つまり、この初期作品集を気に入った人は、波津さん作品はほぼほぼ好きになる…ってことかな。
    どうか、一人でも多く波津さん作品にはまってくれますように
    (そうすれば、ほかの波津さん作品も掲載されますよね)

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    お猫様

    登場人物(?)はみんな訳アリっぽい
    それをエラい順に表記すると
     猫(絶対普通の猫じゃない。 人語を話す? ご近所猫の顔役。 必ず書生君に頭突き喰らわす。)
     小説家(過去に何かあって、今に引きずっている? 飄々としているが、ただのスットボケじゃないと思う。)
     書生(本作の主人公だと思うのだが、主張弱め。 現在進行形で家族と問題有りか?)
    女性から送られてくる手紙に記された不思議話を基に随筆を書く小説家。
    その文章を清書する書生。
    全部解ってるよとでも言いたげな猫。
    主要人物だけでなく、世の中もあやかしの存在を認めている世界観なので、
    「昔はこんな事ほんとにあったかも」「今も自分が気付けてないだけで存在するかも」と、
    不思議世界に浸れます。
    まだ始まったばかりで何も謎は解明していませんが、その分続きが楽しみです。

    • 2
  6. 評価:4.000 4.0

    全話無料! 今のうち! とにかく読んで!

    なかよし(講談社)→ りぼん→ 別マ→ ぶ~け→ コーラス(集英社)と進んだ私には、
    白泉社作品に触れる機会はあまりありませんでした。

    この作品の扉絵を見た時にも 「白泉社」らしい可愛さだなあ、ぐらいの感想。
    大量無料(というか、全話無料)だし、試しに読んでみるか、と読んでみると……

    ※※まだほんの数話しか読んでませんが※※
    面白い! 現代との混ざり具合絶妙な和風ファンタジー
    主人公の男女は作者さんが一番描きやすい顔なんだろうけど、
    その他のあやかし達が可愛い!(いい感じの気持ち悪さもある)
    話も単純なドタバタではなく、成長物語的な部分やしんみりエピソードもありそう。
    毎話読むごとに、続きが楽しみ。
    とにかく、読んで欲しくてレビューしました。
    他の白泉社作品ものぞいてみようかな。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    単品でも読めます

    シリーズものですが単品でも読めます。

    このシリーズに限定せず、この作品の前後に描かれたものと比べても、本作は絵の雰囲気が異なる。
    線が非常に細かい。「春の夢」のタイトルにはふさわしいのでは?

    ちょい役とも思われる登場人物にもしっかり肉付けがしてあり、安定安心の読み心地。
    (迷信深いマージが少し嫌味なお兄さんに負けてないところとか)

    1944年の冬、第二次世界大戦下が舞台ですが、
    「ウクライナ」や「ユダヤ」等、今もニュースで取り上げられる名前がある。
    今の世の中を見て、エドガーやファルカ、ブランカ、大老ポーは何を思うだろうか…と
    本作とは関係ない事までいろいろ思ってしまった。

    絵柄の好みさえ合えば、いろいろ考えてしまうくらい浸れる作品世界だと思う。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    哀れな天使

    ネタバレ レビューを表示する

    無料分55話読みました。
    少し古い感じですが、安定感のある丁寧な絵は作品世界に合っていると思います。

    悪意ある噂のせいで、不自由を強いられる主人公が、
    何事にも負けず、最後はずっと慕い続けてきた幼馴染と結ばれる物語です。
    ほんとに何事にも負けません。
    悪意ある噂にも、不本意な結婚にも、嫁ぎ先での不遇にも、夫の領地の責任者の不正にも、夫の無理な事業展開にも、
    全て勝利します。

    ごく周囲の人たちとの論戦は描かれていますが、
    領地の住人との軋轢とか、商人との駆引きとか、近くの別の領主たちとの折衝とか、館の使用人への再教育とか…
    そんな具体的なお仕事の状況は出てきません。
    ある種のお仕事漫画を勝手に期待していたのでその点は予想と違ってました。

    それにしても、嫁ぎ先の侯爵と同居している天使は今後どうなっていくのでしょう。
    車椅子生活は不便ですが、何もできないわけではありません。
    可愛そうがるだけで、誰も何も教育しなくて、このままおばさんになっても天使と呼ばれるのでしょうか?
    自分への恋愛感情を知っているのに… 侯爵の無責任さと、頭の悪さが表れていますよね。

    • 1
  9. 評価:3.000 3.0

    なんだかんだで読み続けてる

    現時点で116話読みました。
    大量無料だし、取り合えず読んでみるかという感じで読み始めました。

    最初の感想は「絵下手だなあ~!」でした。顔の輪郭に男女大人子供の区別無いし、体は立体感無いし。
    途中から画風変わったけど、(レビュー見ると)描く人変わったの? そんなこと有るの?

    話は、「自分を不幸にした人達」に対する復讐ではなく、
    「周囲に流されて不幸になった自分に対する復讐」かと思います。「生きなおし」というのでしょうか。
    父親や姉に対しても、「自分が味わった苦痛を与えよう」では無く、「降りかかる火の粉を払った」ように感じました。
    店を開くのにも、かつての店主(かつ恋人)の手柄を横取りするのではなく、
    もらうはずの報酬を受け取っているのでしょう。
    ところで、主人公の姉や父親はその後どうなったのでしょうか? 今後描かれるのかな?
    主人公は自分のことで手一杯で、他の人にちょっかい出す余裕は無いのですが、
    他の人からはちょっかい出されます。…が、実害出る前に夫とその部下達に救われるので、安心して読み進められます。

    この作品のファンではないけれど…読み続けてます。
    これって「はまってる」ってことかなあ…?

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    人を呪わば穴二つ

    皆から愛される玲琳をうらやみ妬み、入れ替わる慧月。入れ替わりさえすれば幸せになれるはずだったのに…
    愛されていたのは「外見」のみではないのだから、思う通りにならないのは当然だが、余りの病弱さに苦しむ。
    病に対する精神的な抵抗力もないため、愛される幸せを享受するどころではない。
    一方、慧月の中に入れられた玲琳は健康な体を活かして、今までできなかった事をこれでもかと楽しむ。
    中身:玲琳(外側:慧月)はやりたいようにやっているだけだが、その善良で裏の無い行動が周りを変えていく。

    入れ替わりで自分を乗っ取られたら、中身:玲琳(外側:慧月)が「計画的に」中身:慧月(外側:玲琳)を
    追い詰めていくストーリーが、ありがちかと思いますが、この主人公の行動に計画性は無い。
    慧月は慧月自身に復讐されていくようなもの。
    ある意味、慧月が玲琳に入れ替わった時点で、慧月には「詰み」で、
    ふたつ掘った穴のうち、ひとつに入っていたんですよね。
    その一方で玲琳は、穴のふちに両足架けてにっこり笑ってる感じでしょうか。

    • 1

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています