5.0
我が子を守り抜くために戦うヒロイン
一夜で離婚させられた夫(今は皇帝)との間に密かに出来た息子を、政争から守り抜くために生きるヒロイン。恋人や妻としてではなく、母として生きるヒロインであることが、よくあるファンタジー物語の中では珍しいかもしれません。
皇太子妃として、公爵令嬢として、厳しく高度な教育を受けて育っただけあり、聡明で先々を見通す力をもつ賢い女性です。
ヒロインが冷静沈着な代わりに、6歳の息子テオールがとにかく素直で可愛いです❤
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レビュアーランキング 8559位 ?
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一夜で離婚させられた夫(今は皇帝)との間に密かに出来た息子を、政争から守り抜くために生きるヒロイン。恋人や妻としてではなく、母として生きるヒロインであることが、よくあるファンタジー物語の中では珍しいかもしれません。
皇太子妃として、公爵令嬢として、厳しく高度な教育を受けて育っただけあり、聡明で先々を見通す力をもつ賢い女性です。
ヒロインが冷静沈着な代わりに、6歳の息子テオールがとにかく素直で可愛いです❤
ざっくり言えば、シンデレラストーリーなのですが、久しぶりに引き込まれる作品に出会いました。
時は文明開化の明治日本を舞台にしたシンデレラストーリーに、吸血鬼テイストを加えた物語です。
ヒロインは可愛く健気でいわく持ち。悲惨な境遇にあったヒロインを颯爽と救う男主人公は、格好良く強く、ヒロインを溺愛しますが、こちらも呪われた秘密を抱えています。
それぞれが身に呪いを抱えつつ、支え合い、心を通わせていく様が尊いです。
ヒロインは、実家で酷い扱いをされて育ち、根深いトラウマを抱えている令嬢。結婚した英雄騎士リフタンには、何故か溺愛されていますが、自分が名家の令嬢とは名ばかりの虐待された育ちであることを、夫リフタンにも誰にも打ち明けられません。打ち明けると、大切にされる価値のない女であると思われると怖れています。
それでも、嫁いだリフタンの城の中で、大切にされることを知り、魔法を学び、少しずつ心を開きながら成長していく…そんなヒロインの姿を読者は見守ります。
好き嫌いは分かれる漫画だと思います。主人公は、皇帝の一人娘リア皇女と、その父、皇帝カイテル。
残虐で血も涙も無い暴君カイテルの娘として生まれた転生者リアが、父に消される危険と隣合わせに育ち、次第に父へ人間性や愛を目覚めさせていく物語。
と言っても、コメディタッチですし、小さなお話を繋ぎ合わせたような作りで、長く続いている割に大河ロマンストーリーという感じではありません。
独特のテンポとオムニバス形式の話にツボれば、楽しめる作品です。
ストーリーテリングの名手よしながふみのの代表作のひとつ、「きのう何食べた?」。ドラマ化、映画化もされ、国民的漫画の域に達したといえるでしょう。
中年ゲイカップルのおっさんずラブホームドラマなのに、幅広い層に受け入れられて続いているのは、思わず作りたくなってしまうシロさんの手料理描写の細やかさ(レシピ並み!)と、料理を美味しそうに食べるケンジの微笑ましさがよろしいからでしょう。ゲイカップルであることは、隠し味程度で、H描写もありません。
名手よしながふみの代表作といえるでしょう。架空の江戸時代をほぼ全て描く大河ドラマ。史実と虚構を巧みに取り混ぜ、人間の愛と業を描きます。
圧巻だったのは、徳川綱吉の実父が若い頃、人を貶めるために将軍愛玩の猫を殺して、罪を被せた相手を士子に至らしめたエピソードの回収です。老いて、将軍綱吉の父となった後、罪はよみがえり、綱吉の動物愛護政策へとつながっていく様は、虚実混交となって圧巻でした。
ファンタジー乙女ゲームの中に、モブキャラとして転生してしまうのは、よくある設定です。婚約相手を姉が嫌がり、姉の代わりに婚約を押し付けられてしまうのもよくある設定です。
面白かったのは、妹レティシアがぽっちゃり&自信無さげな冴えない婚約者に会って、これは磨けば光る✨と気づき、それから婚約者を育成し、寄り添って自信をつけさせていき、イケメン婚約者に育て上げていくところ。
婚約者、これはヒロインを深く深く好きになるはずです。
ヒロイン遥菜は、会社の同僚男性と結婚予定で付き合い、公私ともに尽くしていたが、夜が気に入らないというだけで、浮気され、彼を奪われてしまう。さらには、浮気相手女に噂話を流され、いたたまれなくなって会社も辞めることになる。
その後、縁あって、取引先企業の御曹司に、家政婦として雇ってもらい、その人柄と仕事ぶりを信頼され、御曹司理人から契約婚を頼まれる。
契約婚の仕事をこなしていくうちに、二人の間には契約を超えた気持ちが芽生え初めて…。
現代版シンデレラストーリー。
30歳、子育てと家事一色の専業主婦の主人公真琴。旦那は、一切家事育児を手伝わない。さらに、手伝うのを仕事を理由に断って、不倫していた!さらには、不倫相手の女の結婚式の仲人まで引き受けてくる。
この時点で、この旦那、許せません。この屈辱が、真琴がモデルという果てしない夢を目指す原点エネルギーになっていると思います。
色々なところに、あるある、共感できる点が散りばめられているので、主人公真琴を応援したくなります。
さいとうちほ先生が、その華麗な絵とストーリーテラーの力で取り組んだ平安古典文学「とりかへばや物語」。グイグイ引き込んで読ませます。華麗な絵の世界にも目を奪われます。そして、1番の魅力は、男装の麗人双樹と、女装の麗人睡蓮の生き様。様々な試練を経験し、乗り越えて、それぞれの想い人と結ばれます。特に、双樹と双樹と結ばれる帝は本当に素敵です。
オススメです!
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