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明治横浜大河ロマン
「あさきゆめみし」を別格的作品とすれば、大和和紀さんの作品の中で一番好きな作品です。
明治時代の横浜とアメリカを舞台に、2人のヒロインと、2人の男の愛と運命が交錯する大河ロマンです。
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6013位 ?
「あさきゆめみし」を別格的作品とすれば、大和和紀さんの作品の中で一番好きな作品です。
明治時代の横浜とアメリカを舞台に、2人のヒロインと、2人の男の愛と運命が交錯する大河ロマンです。
ヒロインが非常にたくましく、かつ優しさももった伯爵令嬢です。領地経営ができる手腕を発揮して、傾きかけた嫁ぎ先の公爵家を立て直していきます。
ヒロインのオパール伯爵令嬢は、独身時にいわれなく不審者におそわれ、そのせいで身に覚えのない悪評を立てられます。父親の命で、傾きかけた公爵家を救済する代わりに、公爵家に嫁ぐのですが、嫁ぎ先の冷遇ぶりが半端でない。悪評を信じ切っているプライドだけ高い公爵に、堂々といじめてくる侍女やメイド達。更には、屋敷を牛耳る居候婦人とその娘までいて、屋敷はその居候親子を中心にまわっている。
こんな公爵家、救う必要なし!と思うのですが、ヒロインは、憎まれ役を買って、公爵家と領地を立て直していきます。
長く続いているお話なので先は長いですが、楽しくサクサク読めます!主人公がほんわかマイペース&精神タフなキャラクターで、お話前半の「契約結婚&お飾り妻」というポジションの生活でも、悲壮感が全然ありません。にこにこと夫公爵を愛人のいる別邸に送り出すので、公爵が戸惑うほど。
地に足つけて公爵邸を快適なものに変えていき、使用人とも信頼関係を築きます。公爵は、親しみやすいものに変わった本邸へと足が戻り、主人公にもだんだん心惹かれていきます。
お話が進むにつれて、公爵は溺愛モードになっていきますよ。
テンポが良くて、楽しく読めちゃう漫画です。ヒロインは、現世では虚弱体質でしたが、転生先では無限といっていいくらいのスタミナを手に入れ、推しのギルバート公爵にいくら血を吸われてもへっちゃら。ギル様に一生血を吸われ続ける婚約者であることに、嘆くどころか、むしろ歓喜する。なかなか前向きで元気です。「推し」対象であるギル様と、これからどう恋仲になっていか、楽しみに読みたいと思います。
第一話からテンポもノリも良く、読んでいて楽しい漫画です。ヒロインの表情が豊かで面白く、見ていて飽きません。
悪行のあげくに婚約破棄された侯爵令嬢に、現代のOLが憑依(転生?)して、憑依した時には令嬢の人生が詰んでいた。公爵家に預けられて監視され、もはや人生崖っぷち。
そこからの挽回が楽しみです。次期公爵との恋の進展もありそうで、こちらも楽しみです。
ヒロインがまず素敵です。国のこと、国民のことを真剣に担う使命感のある女王であり、精霊の加護を受けた優れた戦士。前国王が、王子をさしおいて、傍系のヒロインを女王に据えたのも納得です。
ただし、このヒロイン、恋には鈍感。国中の婚約破棄ブームを女王として身をもって鎮めるべく、幼馴染騎士に「私に恋を教えなさい」と命じる。いやいや、恋って、命令されて出来るものではないのですが?!
幼馴染騎士が、命令前からヒロインに恋していて良かったですね。これでヒロインが恋に目覚めれば、本当の恋が始まるのだけれど…道のりは長そうです。
絵が華やかで美しいのですが、男装し、侯爵家の次男であることを強制された主人公の境遇は抑圧されており、長そうなお話ですが、これからどうなっていくのでしょう。第一話を久しぶりに読み返したら、大公様と男女関係になりかかっていて、やっぱり大公様とくっつくのですかね。
家のために男装して男であることを強いられるというのは「オルフェウスの窓」を連想させます。
「オルフェウスの窓」のヒロインの恋と生涯は悲劇に終わるけど、当作はどうなるのでしょう。
自分に自信をなくして落ち込んでいる時に読む時良い漫画かもしれません。神殿で研鑽を積んで巫女姫を目指すも落選、婚姻話が来るも、こちらも断られる。仕事も結婚も落選続き。でも、そこからがたくましい。自分にやれることをやろうと、赴任先の辺境伯領で、歌姫の仕事に力を尽くす。多分、辺境伯のお目にとまって、これから辺境伯との仲が深まっていくんでしょう。
ただし、この辺境伯、顔はいいけれど、結婚話お断りを書面だけであっさり片付けてしまうのは、人として頂けません。
ほんわかした雰囲気で、絵が綺麗で、濃いHもなさそうで、そういう意味で安心して読めそうな漫画です。ストーリーの方は、ヒロインが悪役令嬢として婚約者に婚約破棄を告げられる辺りから始まりますが、実は
ヒロインは10年間女奴れいに体を乗っ取られていて、悪行三昧をしていたのはその女奴れいでした。そして、婚約破棄を言い渡されたその時、ヒロインは元の体に戻って来れた。
婚約破棄を言い渡される悪役令嬢ものはよくありますが、本来清純なヒロインが体を乗っ取られていていたという設定は珍しいです。
それからのヒロインは、元婚約者の信頼を回復する努力を重ねつつ、10年間同様に体を乗っ取られていた奴れい時代仲間を探します。
婚約者との信頼回復は、いかにもラブストーリーですが、かつての仲間探し&体乗っ取られの謎究明は、ちょっとミステリーぽくもある。
これからの展開も楽しみです。
異世界に飛ばされ、そこで保護した年下少年ルークを大切に育てたサラ。しかし、再び元の世界に戻され、年月が経つ。そして再び異世界に飛ばされたサラは、今や年上の立派な騎士に育ったかつての少年ルークと再会する。
サラへの感謝と思慕をまっすぐに向けてくるルークに、サラは戸惑いを隠せないけれど…。
2人の距離感がじれったいラブストーリーです。
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ヨコハマ物語 夢草紙―明治編―