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大和和紀さんの代表作にして出世作
「はいからさんが通る」
例え作者名を知らずとも、この作品名を知っているという人は、老若男女を問わず多いのではないでしょうか。矢絣柄の着物に袴、ブーツ、髪にはリボンという、「はいからさん」スタイルを昭和に再び流行させたり、実写映画化までされたり、宝塚歌劇でも舞台化されたり、世間に与えた影響は計りしれず。
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「はいからさんが通る」
例え作者名を知らずとも、この作品名を知っているという人は、老若男女を問わず多いのではないでしょうか。矢絣柄の着物に袴、ブーツ、髪にはリボンという、「はいからさん」スタイルを昭和に再び流行させたり、実写映画化までされたり、宝塚歌劇でも舞台化されたり、世間に与えた影響は計りしれず。
実際に百年に一人の藝妓と呼ばれた、実在の京都の芸妓の伝記に基づく、一人の舞妓、成長して伝説の芸者となった女性の物語です。実際の芸妓の体験に取材しているだけあって、リアリティがありつつ、かつ大和和紀らしいヒロインらしさもあります。
舞妓さん芸者さんの世界を知りたい方の入門書としてちょうど良いでしょう。
かつて、大古典『源氏物語』といえば、大学の権威ある教授やよほどの古典通のみがその全貌と真髄を語れるものでした。大概の者は、「桐壺」の巻から読み始めても、「須磨」の巻あたりで挫折したことから、「須磨源氏」などと揶揄されたものです。
それが、『あさきゆめみし』の登場により、『源氏物語』全巻の物語や登場人物が、鮮やかに分かりやすくイメージを伴って立ち上がって来たのです。『源氏物語』と平安文化の普及と理解に、これほど役立った漫画作品はかつてなかったでしょう。
自由奔放な行動力のあるヒロイン像は「はいからさんが通る」に近く、明治の日本とアメリカを股にかけてヒロインが活躍する様は「ヨコハマ物語」にも近く、両作品を足して2で割ったような作品です。
「あさきゆめみし」を別格的作品とすれば、大和和紀さんの作品の中で一番好きな作品です。
明治時代の横浜とアメリカを舞台に、2人のヒロインと、2人の男の愛と運命が交錯する大河ロマンです。
ヒロインが非常にたくましく、かつ優しさももった伯爵令嬢です。領地経営ができる手腕を発揮して、傾きかけた嫁ぎ先の公爵家を立て直していきます。
ヒロインのオパール伯爵令嬢は、独身時にいわれなく不審者におそわれ、そのせいで身に覚えのない悪評を立てられます。父親の命で、傾きかけた公爵家を救済する代わりに、公爵家に嫁ぐのですが、嫁ぎ先の冷遇ぶりが半端でない。悪評を信じ切っているプライドだけ高い公爵に、堂々といじめてくる侍女やメイド達。更には、屋敷を牛耳る居候婦人とその娘までいて、屋敷はその居候親子を中心にまわっている。
こんな公爵家、救う必要なし!と思うのですが、ヒロインは、憎まれ役を買って、公爵家と領地を立て直していきます。
長く続いているお話なので先は長いですが、楽しくサクサク読めます!主人公がほんわかマイペース&精神タフなキャラクターで、お話前半の「契約結婚&お飾り妻」というポジションの生活でも、悲壮感が全然ありません。にこにこと夫公爵を愛人のいる別邸に送り出すので、公爵が戸惑うほど。
地に足つけて公爵邸を快適なものに変えていき、使用人とも信頼関係を築きます。公爵は、親しみやすいものに変わった本邸へと足が戻り、主人公にもだんだん心惹かれていきます。
お話が進むにつれて、公爵は溺愛モードになっていきますよ。
テンポが良くて、楽しく読めちゃう漫画です。ヒロインは、現世では虚弱体質でしたが、転生先では無限といっていいくらいのスタミナを手に入れ、推しのギルバート公爵にいくら血を吸われてもへっちゃら。ギル様に一生血を吸われ続ける婚約者であることに、嘆くどころか、むしろ歓喜する。なかなか前向きで元気です。「推し」対象であるギル様と、これからどう恋仲になっていか、楽しみに読みたいと思います。
第一話からテンポもノリも良く、読んでいて楽しい漫画です。ヒロインの表情が豊かで面白く、見ていて飽きません。
悪行のあげくに婚約破棄された侯爵令嬢に、現代のOLが憑依(転生?)して、憑依した時には令嬢の人生が詰んでいた。公爵家に預けられて監視され、もはや人生崖っぷち。
そこからの挽回が楽しみです。次期公爵との恋の進展もありそうで、こちらも楽しみです。
ヒロインがまず素敵です。国のこと、国民のことを真剣に担う使命感のある女王であり、精霊の加護を受けた優れた戦士。前国王が、王子をさしおいて、傍系のヒロインを女王に据えたのも納得です。
ただし、このヒロイン、恋には鈍感。国中の婚約破棄ブームを女王として身をもって鎮めるべく、幼馴染騎士に「私に恋を教えなさい」と命じる。いやいや、恋って、命令されて出来るものではないのですが?!
幼馴染騎士が、命令前からヒロインに恋していて良かったですね。これでヒロインが恋に目覚めれば、本当の恋が始まるのだけれど…道のりは長そうです。
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はいからさんが通る 新装版