赤い雲さんの投稿一覧

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61 - 70件目/全90件
  1. 評価:5.000 5.0

    ありそうでなかった路線のギャグ漫画

    立原あゆみさんの「極道から足を洗って定時制高校に通いつつ、毎日自炊する」(カタギの人々には礼儀正しく心優しい)みたいな内容のヤクザ漫画のひとつかなーと思って読み始めたら、全く違った。間が素晴らしい。落とし所も素晴らしい。完全に目がやべえ奴なのに、料理がいちいちカワイイ。

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  2. 評価:5.000 5.0

    彼の内面が小学生で止まっているのがいいね

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    「ジャングルの王者ターちゃん」にも「嘘喰い」にも、幼い頃から殺戮マシンとして育てられた男が出てくるけど、どちらも精神年齢が小学生あたりのピュアなところを残したままだったんだよね。最初に表紙を見た時はそういうキャラではないと思ってたけど、そうか島崎もそうだったか。漫画家の人が島崎に撮らせた「写真」と、島崎が描いたスケッチブックの「絵」の落差が凄い。写真を見た漫画家さんの表情で、かなりヤバいことがわかる。「暴力の前に芸術は何の役にも立たない」の言葉に対する島崎の解が、説得力ありすぎて、本当に切ない。あと、殺しても殺しても蘇っちゃうヒットマン(幼い娘のためにハッピーバースデーを歌いながら狙撃)が怖い。

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  3. 評価:5.000 5.0

    7巻までが面白い

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    実写映画化にもなった超人気作品だが、主人公ライトの本質は悪の人格なので、私はあまり魅力を感じなかった。ここまで徹底したピカレスクロマンも逆に斬新。もし従来通りの王道展開のジャンプなら、甘い物好きで潔癖症のあの人が主役の設定なんだろうなという気がする。

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  4. 評価:5.000 5.0

    ジャンプで一番好きな漫画だった

    絵にもの凄いクセがあるしちょっとグロテスクとさえ言えるので読む人を選ぶけど、私は大好きだった。ヂェーンという名前のセンスとか(ジェーンではなく)。強さの分だけ男は優しい、を体現しているターちゃんは本当にカッコイイ。

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  5. 評価:5.000 5.0

    どハマりしました

    こういう漫画は初めてだったが、超面白かった。この漫画の成功から、一気にジャンプには暗殺・スパイ物というジャンルが進出し始めたと思う。先生が結構セコくて色仕掛けに弱くてすぐ泣いちゃうとこが好き。

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  6. 評価:5.000 5.0

    推しはやっぱり黄色い子

    女性の首から胸にかけての肌がとても美しい。線だけでつややかさ、なめらかさ、色白さといったものが全て表現できている。凄すぎる。

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  7. 評価:5.000 5.0

    形而上と書いてうああと読む

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    哲学が好きなこの作者の漫画は、漫画そのものがロジックで構築されているので、漫画のギャグそのものは実はあまり面白くない。だからこそ、実在OLよしえサンの破壊力が物凄いのだ。子供の名前は何がいい?と聞かれて、アイルトン・セナの大ファンの彼女は「セナで」と即答する。え?漢字は?「セナはセナよ」問答無用とはこのことだ。本当にカッコいい。この作者は本当によしえサンに巡り会えて、幸せ者だと思う。

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  8. 評価:5.000 5.0

    日本漫画の最高峰の一つ

    NHKの「switch」を見て、わたせせいぞうさんの詳しい来歴を初めて知った。改めて「ハートカクテル」と本作品を再読している。主人公の友人が、自分の愛人の話をする回が良かった。おしゃれなフレンチの店で愛人とデートしたが、彼女は高価なオマール海老を平気で全部残してしまう。「あなた食べて。もうお腹いっぱいなんだもの」と言って。そして続けて友人は、休日に妻子とチェーン店(レッドロブスター?)に行った話もする。妻は、食べ盛りの子どもたちに自分の皿の海老をほとんど食べさせてやり、それでも最後に残った僅かな海老をも「あなたも一口どうですか」と夫に分け与えようとするのだと。愛人とは別れたよ、と友人は主人公に最後に言う。これ読んで、太宰治の「桜桃」の後半の一節を思い出したなあ。

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  9. 評価:5.000 5.0

    松林のギンガムチェックのシャツの話が好き

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    独特のタッチの絵で、おしゃれな関西の三姉妹+弟一人の日常が賑やかに描かれている。次女の同僚の、体のデカいオカマの人が好きだったなー。

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  10. 評価:5.000 5.0

    推しはやっぱり金糸雀かな

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    推しの理由は、金糸雀のマスターのみっちゃんだけが他と大きく違って、何というか「健やか」だからだ(常軌を逸したドールオタクだけど笑)。ドールとマスターは確かに似ている。主人公の少年は人一倍繊細で誇り高く、自分だけの美意識を持っているところがやはり真紅と通じるのだろう。(真紅の名前だけが名詞ではないのが少し気になる)
    「まかなかった方」の世界の方が個人的についつい感情移入してしまうポイントを押さえていて、主人公の才能が誰かによって見出され、輝き始める瞬間が自分のことのように嬉しかった。

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